平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(655)消去法で決まったインドの旅。(1)

自分探しの旅にインドへ行ってこようと思う。
こんなことを書いて、可笑しくて吹き出しそうになった。
そもそも「自分探し」とは何だろう。
自分というのは、今ここにいる自分なのだから、探しに旅に出る必要なんてない。
でも、若者は、昔も今も、「自分探し」という言葉が好きなようであります。
未来があるものね。
まだ見ぬ自分の可能性を探すんだものね。
それに比べて、凡なんか、年齢的に未来なんて無い訳だから、探すとしたら、あとは墓場だけである。
とはいうものの、墓というオブジェを否定している凡にとっては、それは探しても意味がない。
それに、凡と来たら、もうどうしようもない凡なのでありますから、もし旅に出るとしたら、「自分忘れ」の旅になるだろう。
もう、過去の、恥ずかしことや、辛いこと、悲しいこと、惨めだったこと、嫌なこと、そんなネガティブな感情や、実際の事実を、綺麗さっぱりと忘れてしまいたい。
ああ、忘れたい。
あ、そうだ、あれも忘れたい。
いや、これも忘れなきゃ。
なんてさ。
とはいうものの、そんなに先を急がなくても、終いには、凡自身が、忘れた末に、すべて消えてなくなってしまうものではある。
さて、自分探しでも、自分忘れでも、ないのだけれど、インドへ行ってきました。
その前に、そもそもの話も、凡自身のログのために書いておきたいと思う。
(自分のためにという部分が多いので、興味が無い方は、これ以上読むと、損をするかもしれません。)
凡がインドへ行こうと思ったのは、今月の始めの辺りだった。
ミニボンが、「家でゴロゴロしてるんやったら、どっかへ行って来たら。」というのである。
それなら、凡も旅は好きなので、渡りに船ではある。
ここで旅行に行くことは、凡の中では決まったのであります。
そうすると、行き先が問題となる。
今回も凡1人の旅なので、ミニボンが行きたくない場所にしようと思った。
ヨーロッパや、アメリカ、アジアで言うとベトナムは、ミニボンが行きたいと思っている地域だ。
なので、凡だけパリに行くなんてことは、ミニボンが可哀想である。
折角、行って来たらと言ってくれてるのだから、凡しか行きたいと思わないところに行こう。
アフリカや南米は、ミニボンは、たぶん行きたいと言わないだろう。
でも、行くとしたら金額が張りそうだ。
オーストラリアは、凡自身、今は魅力を感じない。
中国も広いから面白いかもしれないが、1度は行ったことがあるので、今回はまだ行ったことがない国に惹かれる部分もある。
そんな風に行き先を考えていたら、最終的に残ったのが、ロシアとインドだった。
その中でロシアには、かなり惹かれた。
エルミタージュ美術館なども行ってみたい。
日本とは全く違った風景が広がっているに違いない。
そんなことを考えていたら、あることを思い出した。
ANAのマイルである。
調べると38000マイルぐらいあった。
インドへは30000マイルで行くことが出来る。
ということで、このマイル使用という理由で、ロシアが消えた。
それでもって、ミニボンが行きたくないインドへ、マイルを使った特典旅行で行くことにしたのであります。
詰まりは、ここで、消去法でのインド行きが決定したのであります。
さて、インドへ行くには、ANAでの普通のルートでは、インドのデリーとムンバイが、到着地となる。
このどちらかという選択には、デリーということになると思う。
何しろ、デリーは首都だ。
とはいうものの、ムンバイも折角行くのだから、見てみたい。
ということで、行きは、日本発、デリー着。
そこでデリーを見て回り。
デリーからムンバイへ移動して、ムンバイから日本へ帰国というプランを、仮で決めた。
さて、今度はいつ行くかだ。
凡は、今は時間があるので、先に延ばすのも意味がない。
なので、今月に行こうと思う。
とはいうものの、6月12日は、みゆきさんのオールナイトニッポン月イチがある。
これはライブで聞かなくちゃいけない。
となると、次の日は寝不足だ。
ということで、14日の出発を決めた。
そして、帰国の日である。
凡には、23日に用事があったので、飛行機の遅延なのどのトラブルを想定して、1日余裕の21日にした。
ということで、これまた日程も、消去法で、14日出発の21日帰国と決まった。
この時点で、6月の5日だった。
ここで解ったのだけれど、インドに行くにはビザが要る。
急がなきゃいけない。
ということで、6日の月曜日の朝イチに、ANAに電話してマイレージを利用したフライトを予約した。
往路は、伊丹発、成田経由でデリー着。
帰路は、ムンバイ発、成田着。空港間移動で、羽田から伊丹着。
これでも、同じ30000マイルで行くことが出来た。
聞くと、関空からもエアインディアを利用して行くことができるそうですが、ANAの電話窓口の女性に、聞いたら、これはハッキリとは言わなかったけれど、ANA便の方が綺麗だと感じたので、東京経由に決定。
さて、フライトも決まったので、これでビザが申請できる。
ビザの申請には、窓口で申請するのと、インターネットで申請してメールで受け取るのと、現地で申請する方法がある。
ここで、現地で申請する方法は、やったり、やめたりしているようで、これは最終手段として置いておこう。
それとインターネットは、これも英語だから不安がある。
なので、1番確実な方法の窓口に行くことにした。
ただ、窓口での申請も、ネットで個人情報を打ち込んで、それをプリントアウトして持っていくのですが、これが英語だったので、少し苦戦をした。
そして、ANAに電話した翌日の7日に、ビザの申請に飛行機の便名を打ち込んで、それを大阪の申請書に持っていく。
電話で確認すると、申請した2日後にできるそうだ。
申請時間が11時までなので、少し焦ったが、何とか間に合う。
行くと、ほとんどが旅行業者や、ビザ申請代行の人で、個人で来ている人は、2、3人だった。
でも、個人で申請したら、1890円だったかな、安く済む。
そんでもって、9日にビザを受け取りに行った。
これで、取り敢えずは、インドまでは移動できることとなった。
後は、ホテルである。
ブッキングコムで、ホテルを探す。
ニューデリー駅に近いところで検索をすると、色んなホテルが出てくる。
その中で、評価が「とても良い」になっていて、値段が4泊で7229.36ルピー(11578円、ブッキングコム表示価格)の、「ホテル・クリシュナ」に、迷った挙句に決めた。
無料の送迎が付いていると書いてあるのですが、ブッキングコムの特別リクエストに書いても、まったく返事がない。
それでまた、リクエストする。
それでも返事が来ないから、またリクエスト。
ブッキングコムでは、特別リクエストに対する返事がない場合、これはシステムで自動的に送信されるんだろうけれど、再度、ホテルにリクエストを送付してくれる。
すると、やっと返事がきたのである。
でも、この時点で、凡は、ホテル・クリシュナの送迎は不要になっていた。
何故なら、あまり返事が来ないから、別の有料の送迎を頼んでいたからだ。
というのも、ANAでデリーに到着するのは、夜中の00時05分だ。
夜のデリーの空港からのタクシーは、兎に角、評判が悪い。
どの情報を見ても、トラブルばかりである。
なので、空港からの送迎だけは、日本を出る前に確保しておきたいと思ったのだ。
なので、日本語の通じるニューデリーの「シゲタトラベルさんのラジェンダさん」に電話をして、送迎の車を手配できるかを確認したら、OKとのことで、その場でメールをして確保をした。
デリーの国際空港からホテルまでの送迎1名で1500円。
他の会社より、かなり安い。
もし、インド旅行を計画されていて、シゲタトラベルさんで頼もうと思っておられる方がおられたら、その人のために書いてきますが、ヤフーのメールは、向こうで拒否されるようなので、メールする前に電話をされるのが良いですよ。
私も、メール届かずに、戻ってきましたが、電話をしたら、別のメールアドレスを聞いて、無事手配できました。
それと同時に、デリーに着いて、2日目のタージマハールへのツアーも予約しておいた。
他のツアー会社のツアーだと、2人が最低の催行人数だし、1人参加となると、極端に料金が高くなる。
でも、シゲタトラベルさんは、そこまで高くなかったです。
それと、やっぱり、やりとりが日本語なので、安心だし、言いたいことが伝わる。
ということで、ホテル・クリシュナに、再度、送迎の車が要らないというリクエストをするも、また通じない。
ということを、何度かやって、やっと、それも伝わった。
そして、ムンバイでのホテルは、少し贅沢をして、「ザ・タージマハール・パレス」を予約した。
普通の凡なら、高級ホテルなんて柄じゃないのですが、折角のムンバイだ。
ニューデリーでは安いホテルにしたので、ムンバイは、普通じゃ泊まらない高級ホテルにしよう。
2泊で、18480ルピー。(ブッキングコムの表示で、29596円)
ここもまた、ブッキングコムで、ホテルへの送迎の特別リクエストをしたが、そのやり取りに、4、5回のメールのやり取りが必要だった。
ただ、このザ・タージマハール・パレスの送迎バスは、無料ではなくて、4770ルピー(TATA車利用)と、かなり高い。
でも、安心料と考えた。
忘れていたが、18日の、デリーからムンバイまでの、飛行機もエクスペディアで予約。
ということで、これでインド旅行の予定が、すべて決まったのであります
今回の、ブログは、凡の記録として書いた部分が大でありまして、読んでも面白くもなんともないのでありますが、もしこれから、インドを旅行してみようと思う方には参考になるのではと思う次第であります。
そして、詰まらない長いブログにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

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(こんな素敵なインドが待っているのだろうか。インドのカメラマンの写真を拝借)

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、自分探しで良いと思いますよ
    全く見知らぬ国で、丸っきり違った環境に身を置く
    非現実の中で何を感じ、自分を見つめる
    そして自分の人生を振り返ったり、あるいは今後の事を考える
    自分は9年前ぐらいだったかな?2度目のスイスに行ったんですが(10数年ぶり)、物凄く素敵な景色に出会い、色々な立場でツアーに参加している人達と出会い、仕事面でも体調面でもクヨクヨしていたのですが、これからは会社人間は辞めよう、もう卒業だ!と、解脱じゃありませんが何かこう今後の人生の指針のようなものが見えてきました
    それからです、何度も言いますが会社人間を辞め、自分自身の為に生きる
    お金は貯めるのではなく、有意義に使ってこそ価値があると開眼し、アチコチ積極的に旅に出るようになった次第です
    だから、「自分を探し」に間違いないし、おおいにすべきだと思います

  2. ゆけむり より:

    続きです
    いや~、凡蔵さんに先を越されちゃいました(笑)
    実は自分もインドを考えていたんです
    早かれ遅かれ一度はインドに行きたいと思っていたんですよね~
    あっ、自分忘れと言うニュアンスもなんとなく分かります
    お墓がいらないと言うのは同感です
    ついでに白州次郎さんの葬式不要、戒名無用を実践できたらとも思っています
    WFPってご存知ですか?
    自分でこんな事を言っちゃうのはどうかと思うのですが、毎月少しづつ協力させてもらっています
    それとともに海外旅行へ行くたびにスポットで国境の・・・に少し
    自分が死んだ時にわずかな財産が残っていたら、WFPの方へ死後の処理に掛かった経費+処理してくれた方へのお礼を除いた全財産をとお願いしています
    なるほど、消去法でインドですか?
    マイルを使った旅ってのはナイスですが、インド個人手配もハードルが高そうですよね
    これから行くのかと思いきやい、もう行ってこられたんですね
    う~ん、素早い行動力、インドだとチャレンジと言っても良いような気もしますよね
    いやいやブログが楽しみです
    ところでかなり暑かったのではないでしょうか?

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    旅行に行く理由は、いろいろあると思いますが、それぞれに、行きたいから行くんですよね。
    でも、その行きたいっていう気持ちが大切だと思います。
    好奇心。
    行く理由なんて、要らないですよね。
    私は、いつも旅行に出て、その国や地域が好きになって、帰って来ます。
    そして、出来るだけ、その国や人を理解したいと思います。
    でも、何か、通りすがりの人であることを、気持ちのどこかに持っています。
    所詮、そこで生活をする人間じゃないと言うことを。
    旅行ぐらいで何が解るんだと。
    でも、行きたい衝動を抑えきれないです。
    たとえ、1時間でも、たとえ会えたのが1人でも、行くのと行かないのでは、全然違う。
    欲丸出しですが、これからも行きたいなと思います。
    とはいうものの、資金があればということですが。
    それから、インドは、どこか1度は行ってみたい気持ちになりますよね。
    でも、少しハードル高い気がするので、無理はしない旅にしました。
    というか、無理はしなかったのですが、体調壊しましたけど。
    それと、死んだら、全財産を寄付なんて、それはスゴイですね。
    それと、私も飢餓で子供が亡くなっている現状は、見るに忍びないです。
    私自身、食べるのが好きなので。

  4. ゆけむり より:

    自分は食べる事が大好きなので、それほど多くはできませんが食べるものに困っている子供に特化したプログラムに参加しています
    それと自分には子供がいないので、親戚に相続が発生します
    それぞれそれなりにやっているし、中の良くない親戚にいくのも本意ではありません
    それでしたらせめて自分が生きた証の一部でもの思い、臓器提供と共に(国内はコレ)主にアフリカの子供たちの役に立てればと思っています
    旅をするのに特別な好奇心などいらないと思います
    ちょっと行ってみたい、どんな国か気になる程度で動機は十分ですよね
    後は自分もお金次第です(笑)
    頑張っても今はそれほど見返りが無いので、せめて健康を保ちつつせっせと旅が出きればとそれで良いかなって思っています・・・

  5. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ゆけむりさんの思いは、普段の生活にも徹底されているようで、それは素晴らしいと思います。
    なかなか思っても、いざ実行に移すとなると、出来ないものばかりです。
    それでも、大切なのは、今の現実を理解して、自分にできることを、ほんの少しでも良いから、やってみるということだと思います。
    臓器提供については、私も死んだら肉体は要らないものと思ってたのですが、今は死の判定基準に付いてなどで、少し悩むところがあって、今は意思表示をしていませんが、死んだ後に、まだ誰かの役に立つというのは、私も素晴らしいことだと思います。
    それでもって、旅をすることについては、もう、健康。
    これが1番ですよね。
    周りの人を見て、強くそれは思います。

  6. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    昨日、JCBカードから郵便物が届きました。
    今日、中を確認してみたら、国連WFPのダイレクトメールでした。
    ゆけむりさんとコメントのやり取りをしている今に、何という偶然。
    これは何かの縁かもしれませんね。
    今から検討して、やってみようかな。
    少額でも出来るのが、いいですね。

  7. ゆけむり より:

    え~、JCBからのDMに、WFPの案内が入っていたんですか?
    何と言うタイミングの良さ(笑)
    とは言うものの、どういう風に書いても押しつけがましくなっちゃう気がするんですが、あまり深く考えないで下さいね
    毎月ってのはけっこう負担になったりしますし、忘れた頃のスポット、あるいは機内で時々ある余ったコインを!なんてのでも十分心は伝わると思いますのでね
    話はコロッと変わりますが、24時間テレビのアレはどうも好きになれないのです
    密かに多額の出演料を出していたり、多くのスタッフを使って無茶なマラソンを行う必要が果たしてあるのか?
    その経費を、いや24時間テレビに掛かる全費用を番組を制作せずに黙って寄付する方が有意義なのではないかと天邪鬼な事を言いたくなっちゃうんです
    屁理屈ばかり言ってスイマセン
    軽く流していただければ幸いですm(__)m

  8. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    WFPの件は、全然気にしないでください。
    こんなタイミングで、始めるぐらいが、私には丁度良いです。
    それに、少額でもやれるし、JCBで自動に引き落としだから、簡単だし。
    私も、かなりむかしに新婚旅行にバリからインドネシアの遺跡などを回った縁で、フォスタープランというのをやっていたことがあります。今はやっていませんが。でも、そんなちょっとした縁が大切というか、タイミングなんだと思います。
    24時間テレビは、あまり見ないのですが、あれはあれで、視聴者に呼びかける意味では良いのかもしれません。それに、テレビを見て、お金を持って集まる人の気持ちは、これは本当だと思うので。ただ、マラソンは、私も要らないと思う。番組内容については、見てないので、なんともです。
    私は、ユニセフに、同じような感じを持っています。
    ほんの少しだけ寄付をしたり、ユニセフでグッズを買ったりしたことがありますが、自宅に寄付のDMがよく届くんですね。それが何通も届くので、私のした行為の利益なんて、少額なんで吹っ飛んでしまったんじゃないかなと、ちょっと寂しい気持ちになります。まあ、沢山の寄付をしている人は、そんなDMぐらいで利益は消えないでしょうけれど、私なんかDMもらったら、DM代で消えそうな少額なんで。
    ということなんですが、私もこのタイミングを楽しんでいますので、気を遣っていただかなくても、大丈夫ですよ。

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