平 凡蔵。の 創作劇場

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どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(644)香港・マカオ、適当にちょっとのロケ地旅。(4)

5月17日。
香港の2日目の、昼食の後。
さて、お昼も頂いたし、取り敢えずは、一番行きたかったロケ地の樂口福酒家にも行くことができた。
ただ、この九龍城では、もう1か所行きたいところがあった。
それは、パン屋さんだ。
探すとすぐに見つかった。
豪華餅店(Hoover Cake Shop)さん。
ここは、エッグタルトが有名で、凡の好きな「男たちの挽歌」などで有名な俳優、チョウ・ユンファさんも行かれるお店だそうです。

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(店頭にはチョウ・ユンファさんの写真があった)

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エッグタルト2個と菓子パンを購入。
そして、一通りこの商店街を散策したら、さっき通り越した九龍寨城公園へ行く。
趣味を凝らした庭園の造りは、ゆっくりと散策するのには、ちょうどいい。

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そこにあったベンチで、エッグタルトを食べてみる。
生地はサクサクで、中の餡は、濃厚ではなく、あっさりとした感じで、これなら何個でも食べられそうである。
菓子パンも、これも美味しかった。

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さて、このあたりも雰囲気の良いところだけれど、次のロケ地に行ってみよう。
街の通りには、ミニバスが何台も、走りさっては、また走ってやってくる。
見ると、ミニバスの後ろに「旺角」の文字があった。
最終地点が旺角なら、これはバス停を間違えることもないだろうと、ミニバスに飛び乗った。
ただ、急いで飛び乗った割には、すぐには発車しない。

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凡の乗ったミニバスは、バス停以外のところでも乗り降りが出来るし、運行の時刻表もない。
なので、凡が乗ったけれども、運転手は、まだ他に乗る人がいないかと、待ちゆく人を見張っているのです。
それで、どうも乗る人はいないと判断したら出発するのです。
それもまた、面白い。
さて、荒い運転を楽しんだら、旺角近くにバスが停まった。
まだ、終点じゃないと思うんだけれど、全員が降りたので、凡も降りた。
九龍城から旺角まで、7香港ドル。
降りた地点の近くに「新世界広場」がある。
ここも、映画「ザ・ミッション 非情の掟」だと、この時は思っていたので、立ち寄ってみる。
ただ、映画の雰囲気はない。
その夜に調べたら、ロケ地は荃灣廣場という別の場所だった。

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(映画のシーンは、ここではなかったが、この新世界広場も、何らかの協力をしていると思う。というのは、エンドロールに、名前があった記憶がある。)
さて、更にロケ地巡りだ。
歩いてネイザンロードを越えて、廣東道にある「中國冰室」というお店に行く。
お店の前の廣東道は、屋台がずらっと並んでいる。

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(映画のシーン:PTU)

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(映画のシーン)
ここは、これまた凡の大好きなジョニー・トーさん監督のPTUで登場する茶餐廳だ。
それに、これは推測なので、誰か詳しい人がいたら教えて欲しいのですが、イーキン・チェンさんの「冷戦」(九龍冰室)も、この中國冰室だと思うんですが、どうですか。
それにしても、イーキン・チェンさんが出演されている「欲望の街 古惑仔」シリーズは、今回香港に来る前にDVDを見たかったんですが、TSUTAYAにもなかったんです。
もしかして配給切れなのだろうか。
テーマソングのCDは、持っていたんだけれど、それもどこかへ行っちゃった。
もう一度、見たいんだけれどなあ。
そして、中國冰室の1階の厨房に近い席に座る。
ここでもメニューが解らないので、玉子とトマトのサンドイッチと冷たいレモンティーを注文。
香港のアイスレモンティーは美味しいね。

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折角だからと凡と店内の写真を撮ってもらおうとお願いしたら、それを聞いた店員のおばさんが大笑いした。
「自分大好きな変なオジサンが自分の写真を撮ってくれだって。」
なんてことを言っているのだろう。
周りの人にそんなことを言っては、ずっと笑っている。
仕舞には、料理を作っているお兄さんも出て来て、でも結局は親切にお兄さんが写真を撮ってくれたけれど、おばさんは最後まで笑っていた。

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(映画PTUでは、2階が舞台になった)
お店を出たら、そのまま近くの旺角辺りをブラブラ散策。
薬屋があったので、中に入ってみる。
「裕華保険坊」さん。

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まずは、一時期、会社が潰れたのかと勝手に思っていた「保済丸」(ポーチャイピルズ)が復活しているので、まずはこれを買おう。
これは、いうなら何にでも効く薬だ。
二日酔い、食べすぎ、風邪など、ちょっと体調が悪い時に飲むのもです。

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それを持って店内を物色していると、お姉さんが何を探しているかと言う。
なので、二日酔いの薬を探しているとメモとジェスチャーで伝えると、これだと出してくれたのが、「藿香正気水」である。

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後で箱を開けると試験管のようなものに液体が入っていた。
そして更に、自宅に帰ってから見たら、台北での空港で二日酔いの薬を買ったものが「藿香正気散」というものだった。
成分は同じなんでしょうね。
レジをしもらいながら、ふと横を見ると「牛黄清心丸」があった。
1個、180香港ドル。
2個買ったら安くすると言ったので2個買ったが、自宅に帰って見たら、定価のままだった。

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そんでもって、中を開けて説明書を読んだら、牛黄は「人工牛黄」と書かれていた。
なので安いんだ。
でも、普段飲むなら、安いのでいい。

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(他のお店で、こんなものも購入)
さて、まだ時間があるので、次のロケ地に行こう。
地下鉄で上環に行き、そこから山の方に歩く。
目的の場所は、安和里というところにある階段だ。
ここは、トニー・レオン主演の映画「裏街の聖者」で、登場するんですね。
最後でみんなが降りてくる階段です。

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(映画のシーンより)

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(映画のシーンより)

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(映画のシーンより)

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(近くにあった階段だけれど、たぶんここも映画に使われていると思う。食事のシーンとかに)
周囲のお店は全く違うけれども、その雰囲気は何となく残っている。
あまり人が通らないけれど、歩いている人を捕まえて写真を撮ってもらった。
映画を知らない人がみたら、何でこんなところでと思うだろうね。
それにしても、トニー・レオンという俳優は、どの映画も気が入ってないというか、力の抜けた演技が、凡は大好きなんです。
さて、この階段の上に、牛肉麵のお店がある。
ここも有名店で、チョウ・ユンファも食べに来ると言う。
なので、お腹は空いていないが、食べることにした。
「九記牛腩」さん。

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中を覗くと、ほぼ満席だ。
するとオッチャンが、入口のテーブルを案内してくれた。
小さなテーブルで、目の前に1人の若い女の子と、2人の女の子のグループが先に食べていた。
女の子が食べていたのはノーマルな牛肉麵だった。
凡は、カレー味も人気だと言うので、カレーの伊麺を頼んだ。
伊麺と言うのは、玉子麺のことだそうです。
カレー伊麺は、ほろほろになった肉が、結構沢山入っていて、味もカレーだからしっかりと付いていた。
それに目の前には、可愛い女の子が3人もいるんだもんね。
それに、テーブルが小さいから距離も近いもんね。
と喜んで顔を崩していては、女の子に変に思われるので、ここは難しい顔をして麺をすすった。
そうだ、ここも写真を撮ろう。
目の前にいた可愛い子に声を掛けて撮ってもらう。
すると、女の子が1枚目を撮って、次に「スマイル!」って凡に言った。
仕方なく、笑ったが、どうにも恥ずかしい写真が撮れたのである。

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(若い女の子に、スマイル!と言われて、笑ったが、何か恥ずかしい)
さて、少し距離はあるが、ここから歩いて一旦ホテルに戻ることにした。
1時間ほど休憩である。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    エッグタルト良いですね~
    異国でちょっと買って食べる
    これって簡単な事ですが、ツアーとかだとなかなかチャンスが無いですよね
    だからこんなシチュエーション大好きです
    ただ団体の後ろを付いて行くだけでなく、こんな風に凡蔵さんのように自由に行動するってのに憧れます
    ロケ地巡りも簡単そうでかなりハードルが高いと思いますよ
    かなり海外慣れしていないと無理ですからね
    出た、金の怪しい玉(笑)
    自分は飲んだ事ないから分かりませんが、どこにどんな効果が表れるのか非常に気になります(^_-)-☆

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ここ何回かは、自由行動で旅行をしているのですが、ツアーにはツアーにしかない楽しみ方もあるので、私もたまにはツアーで行きたいなと思うこともあります。
    それは、ツアーでソウルに行ったときに、ツアーであることを、思いっきり楽しんでいるオッチャンを見た時に、あんな風にツアーを楽しめたらなと思い、それからそのオッチャンを見習うようにしています。
    ロケ地巡りは、私も簡単に考えていましたが、下調べが、本当に大変で、私も半分ギブアップ状態で、回った次第です。
    香港映画の好きな人は、ロケ地巡りが好きな人も多いようで、ネットで調べたら、すごい人もいて、私なんか、本当に全然です。
    そんでもって、金の玉ですが。
    また、買ってしまいました。
    でも、効果は、そっち系ではありませんよ。
    日本の説明では、肩こりとかめまいとか、高血圧に関する効果が掛かれていますが、韓国や香港で買った金の玉には、「中風不語」とか「半身不遂」なんて書かれています。詰まり、脳卒中で喋れないとかいうときでも効くようです。現代の薬よりもスゴイですよね。本当だったらですが。

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