平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(642)香港・マカオ、適当にちょっとのロケ地旅。(2)

5月16日。
凡の誕生日。
それは置いておいて、香港の旅の初日であります。
関空から台北、台北から香港へとエバー航空を乗り継いで、香港国際空港までやってきました。
さて、今日から4泊するホテルは、ベストウエスタン・プラスホンコン(香港華大盛品飯店)だ。
香港島の上環の西にある西營盤(サイインプン)と言うところにある。
電車でも行くことが出来るようなのですが、バスがホテルの近くまで行くという。
バスは難しそうだけれど、取り敢えずは、聞いてみようとバス乗り場の近くにある案内所で聞いたら、お姉さんが位置を調べてくれて、バスの番号を教えてくれた。
更に、ネットでバス停からホテルまでの地図を検索してくれて、それを凡のアイフォンで画面を撮影してくれる。
更に更に、オクトバスカードという地下鉄やバスやトラムに乗ることが出来るカードの売り場まで教えてくれた。
まず先に、オクトバスカードを、一旦今来た道を戻って買いに行く。
そして、バス乗り場に向かった。
バスは、もうそこに停まっていて、乗り込むときに、案内所のお姉さんに書いてもらったバス停のメモを見せると、オッチャンが、「解った、解った、バス停が近づいたら教えてあげるよ。」というようなことを片言の英語で言ってくれた。
なので、オッチャンの近くに居ようかと思ったけれど、40分ぐらいは掛かるらしいので、それまではバスの2階に座って行くことにした。
それに、バスの前には電光掲示板で次のバス停が表示される。
幸いに、香港は漢字表示だ。

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香港の港の風景などを楽しみながら30分ぐらい2階にいて、街中に入って、もうそろそろかなと思って1階に降りかけたら、バスの1階から2階まで聞こえる大きな声で、「ウォーター・ストリート」とバス停の名前を英語で叫んでくれた。
ありがとう!オッチャン。
降りるときに凡も、オッチャンの声に負けないように、思いっきり大きな声で「サンキュー。」とお礼を言った。
バス停を降りると、その横の交差点の斜め迎えが、もうホテルだった。
バスにして良かったと思った。

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(ホテル入口)

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(ロビー)
18時頃、チェックイン。
部屋は、12階だ。
部屋に入ってカーテンを開けると、腰が砕けそうになる。
高すぎるのだ。
一応は、窓からの写真を撮るには撮ったが、それ以後は5日間、カーテンを開けることはなかった。
見えなければ、何とか部屋にいることができそうであるからだ。

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(窓からの風景。このホテルは20階以上あるので、まだ12階だったら良い方か。でも、下は怖くて見ることが出来ない)
それにしても、値段が高い部屋が狭いが特徴の香港のホテルなのだけれど、ここはもともとラマダホテルだったのを買い取ったためか、部屋は広い。
まず、入ったら洗面とトイレ、それにシャワーブースがある。
そして、その奥に椅子が4つ置かれたテレビのある部屋があって、その奥にダブルベッドがあった。
今回のホテルも正解だったかもしれない。
スペース的には完璧だ。
ただ、やや椅子が汗臭いような気もするのと、タオルなどが古い気がする。
とはいうものの、この広さで5000円だからね。

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(シャワーブースは狭いけれど、バスタブにカーテンよりは良い)
さて、夕食でも食べに出かけましょうか。
このホテルの周辺にも、庶民的なお店がある。
ただ、まだ時間も早いので、ホテルに近い地下鉄の駅のある西營盤まで行ってみようと思う。

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(ホテルの前は、トラムが走る)
西營盤という場所は地下鉄の開通に伴って賑やかに変化している地域だそうだ。
そういうエリアには、流行に敏感な香港の女の子が行くらしい。
しかも、すぐ近くには香港大学がある。
授業が終わって、女子学生同士で、「キャピ、キャピ。」なんて、はしゃぎながら西營盤のオシャレなカフェにくりだす。
香港は暑いからね、きっと薄手のミニのワンピース。
凡の好みだ。
そんな時に、広東語の解らない凡が、道で困っている。
女子高生は、2、3人のグループで来ているから、それほど警戒もしないで凡に声を掛ける。
そんな時に、凡はこう言うんだ。
「新しい曲のメロディを探して街を歩いていたら、迷子になっちゃった。でも、どこかのカフェにでも行きたいんだけれどなあ。カフェのみんなの会話やキッチンの音が、いいヒントになるんだけどなあ。」
女子大生は、アーティストに弱い。
「あ、じゃ、私たち今からカフェに行くから、一緒にどうですか。」
これが1人なら、こうは進まないけれど、グループなら、こういう展開も予想は出来る。
しかも、凡は曲を作ることはできないけれど、曲を作りたいとは思っているので、これは全くのウソということにはならない。
なんて、ことを妄想しながら、笑みを浮かべて香港の坂道を上る。
「あ、はははは、、、、。」
少し熱にやられているようではある。
この辺りは、都会だけれども、旺角などに比べたら下町だ。
散策がてらに、香港の街歩きを楽しもう。
ホテルの前の道路を東に向かって歩いていると、山の方に上っていくエスカレータがあった。
それでエスカレータを上っていくと西營盤である。
確かに地元の人で賑わっている感じだ。
ただ、やっぱり1人だとお店を選んでしまう。
それに、あまりにディープなものも、苦手である。
どうしようかと迷いながら、東に向かって歩いていると、小さな食堂があった。
東邊街と皇后大道西の交差したところあたりだろうか。
店の前にメニューの写真もある。
お兄さんが店の中から出てきたので、入ってみた。
それが19時20分ごろ。
「客常臨・小炒王」さん。

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ただ、メニューを見ても判然とはしない。
周りを見渡すと、グループで来ていて、何か割と大きな1品を、3、4品は頼んでいる。
ただ、凡1人では、あの1皿も食べられないだろう。
メニューの写真と文字を頼りに鶏料理を頼んだ。
そして、ビールはサンミゲル640ミリ。

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ただ頼んだものの、これが待っても待っても料理が来ないのだ。
他の人は、凡から後に来た人も、次々と料理が運ばれてくる。
何か特別なものを頼んだのだろうかと不安になる。
その待っている間にも、別のお兄ちゃんが、蒸した魚はどうだとか聞いてくる。
値段を聞くと128香港ドルだという。
ということは、1900円ぐらいか。
1品1900円は注文し難いので、凡は首を横に振った。
それにしても、今回の旅行で感じたのは、物価が高いということだ。
台北が安かったので、香港も同じぐらいかと思ったら、これが日本より高いかもしれない。
そして、肝心の料理だけれど、30分ぐらい待って、3回ぐらい催促というか問い合わせて、やっときた。

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土鍋に盛られた鶏の料理は、味付けは良いのだけれど、それよりも何よりも、骨が多い。
鶏にもモモやムネなど、肉の部分も多いだろう。
でも、運ばれて目の前にある鶏は、どこの部分をぶった切ったのか、骨の周りに肉が少し付いているというような感じで、どうも食べにくかった。
これでは、まだ物足りないが、1品を頼むのも、まだ香港に慣れていない今は止めて、頼りない味付けで、熱々でもなかったシーフードチャーハンを頼んで、兎に角、お腹を満たしたのであります。

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でも、他のお客さんの料理は、美味しそうだったんだけれど、何を食べてたのかな。
そして、20時20分過ぎに店を出た。

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(香港島側は、坂が多いですね。ただ、街を歩くだけでも楽しい。)
さて、せっかくの香港である。
まだホテルに戻るのも、勿体ないような気がして、スターフェリーで九龍サイドに渡ってみることにする。
坂を下りて行って、トラムに乗って灣仔まで移動。
そこから港に向かって歩く。
結構歩いたかな、とはいうものの、昔にスターフェリーに乗った記憶の風景とは違う。
香港島のスターフェリーの乗り場は2か所あるので、前に乗った乗り場ではないのか。
それでも、港まで歩いて来て、停泊しているフェリーを見つけた。
なのだけれど、電気が消えて、動いていない。
近くにいた警察官に訊いたら、もう、この時間は終わったから、今の道を戻って地下鉄で行けと言う。
ああ、そうなんだと思って、引き返し始めたら、どうも3分ぐらい歩いたら行けそうなところに、フェリーが停まっている。
もしかしてと、行ったら、果たしてスターフェリーだった。
それにしても、あの警官は何だったんだ。
スターフェリーのことも知らない警察官なんているのだろうか。
しかも、すぐそこに見えているのに。
気を取り直して、21時30分過ぎに無事スターフェリーに乗船。
数分の夜の船旅を楽しんだ。

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そして対岸の尖沙咀(チムサーチョイ)に着いて、折角だから、地下鉄で旺角まで移動して、夜の繁華街の雰囲気を楽しむことにした。
やっぱり旺角は楽しいですね。
彌敦道(ネイザンロード)の1本横の道に入ったら、若者で溢れかえっていた。

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(九龍側もまた、楽しいな。)
ここにいたら凡も若者だ。
あっちへ歩いたり、こっちへ歩いたり、楽しい。
先日行った台北と比べると、香港はとにかく人が多い。
それにゴチャゴチャしている。
それと、食べ物屋が多いという感じだ。
歩き回ったら、喉が渇いたので、鉄観音ラテという飲み物をテイクアウトの店で頼んで飲んだ。
「茶湯會」さん。
これはウーロン茶の鉄観音にミルクを加えて甘い味付けをしている。
ウーロン茶は、どこかに行ってしまっているが、飲み物としては美味しかった。
それに、若い女の子のスタッフが、優しい目で凡に接してくれた。

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帰りは、地下鉄で西營盤まで戻って、そこからホテルに一番近い出口まで来たら、そこからは歩いてすぐだった。
ということは、地下鉄も使えるし、トラムも使えるし、繁華街ではないけれど、意外と地理的には便利だと思う。
ホテルの近くのセブンイレブンで、ビールとパンを買ってホテルに戻る。
23時20分ごろだった。

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平 凡蔵。へのファンレターや
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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    なんと今回は4泊ですか?
    これだと中3日間は十分楽しめるから、かなり充実した事でしょうね?
    なるほど香港の物価は高くなりましたか?
    アジアだと少し安い事を期待しちゃいますよね
    ちなみにベトナム辺りはまだまだ安いので、お奨めですよ~
    しかしホテルは安いんではないでしょうか?
    これだけ広くて立地が良いなら十分ですよね!
    凡蔵さん、一人旅だと食事が困りますよね
    色々な物を食べたくても一人じゃ食べきれないですもんね・・・
    自由な反面、そこが弱点だと思います

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    そうなんです。
    今まで、4泊5日で、同じ場所に停まるなんて、なかったので、何か旅の達人になった気分です。。
    それに、香港も3回目なんで、今回もこれと言った予定も考えてないんです。
    ロケ地巡りも、適当なロケ地巡りですし。
    ただ、何日も滞在するには、香港の物価は高いです。
    交通費や、朝の食事などは、安いですが、ちゃんとした食べ物となると、日本より高いのじゃないかなと感じました。
    そうそう、昔のイメージだと、安いと思いますよね。
    その点、台北は、安かったです。
    それに、大好きなんで、もっと滞在したかったなあ。
    ベトナムは、行ってみたい場所の、上位なんです。
    私は、街歩き。
    奥さんは、ハロン湾と、夫婦そろって行きたいところが、目的は違うんですが、一致している国なんですね。
    いつかは、行こうと思います。
    私は、いつでも行けるのですが、奥さんのパートの休みがあるので、いつかは不明ですが。
    そんでもって、食事は、1人でお店に入るのと、2人で入るのでは、全然違いますよね。
    でも、1人でも沢山頼んで、残すという方法もあると聞いたのですが、何かやっぱり、残すのには抵抗もあったり、お店のスタッフに悪いんじゃないかと思ったり。
    でも、次回は、そんな方法も良いかもしれません。
    とはいうものの、懐具合と相談ですが。

  3. ゆけむり より:

    凡蔵さん、ハロン湾はかなりお奨めです2~3時間と短いクルーズもあるようですが、優雅な気分を味わうには少し長めの方がお奨めです
    それとクルーズ内でランチを楽しめるタイプが断然お奨めです
    街歩きだとハノイより、やはり北部のホーチミンのほうが楽しいと思います
    自分は中部ベトナムに行ってみたいと思っているんですが、なかなかチャンスが無いんですよね・・・

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    たしか、ゆけむりさんは、ハノイもホーチミンも両方行ってられましたね。
    ベトナムも、本格的に行こうと思ったら、結構時間が必要ですね。
    ハロン湾の、アドバイスは、参考になりました。
    行くときは、是非ゆっくり目のプランにしたいと思います。
    出来たら、早く行きたいんですが、いつのことになるのか、、、。

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