2月9日。
今日も中島みゆきさんのコンサート一会があるのですが、昼間はせっかくだから東京を散策でもしてみることにしよう。
取り敢えずは、ホテルの朝食を頂く。
1階のフロントの横が食事のスペースになっていて、バイキング形式で呈されている。
この時に気が付いたのですが、海外の宿泊客も多くてロビー周辺に荷物が集められていた。
食事場所は奥にスペースもあり静かでゆっくりと美味しくいただくことができました。
さて、今日はどうするかと思案。
これといって思いつく場所はない。
ただ、昨日から何となく少々ツイていない。
というかツイていないと感じるのである。
ここはパワースポットでも行って運気をアップさせなきゃね。
と考えて、さあどこだということなのであります。
ここからは、ホテルのベッドでゴロンとしながら、凡のムー的遊びがはじまる。
東京で一番のパワースポットは、どこだろうと考えたのであります。
ネットなどでも色んなスポットを紹介している。
でも、この広い東京で一番と言ったら、やっぱり皇居なのではないだろうかと思ったのです。
徳川家康が、この地を居城として、そして政治の中心として選んだのは、やはりここがパワースポットだったからではないだろうか。
だから、徳川時代は長いあいだ続いたのではないだろうか。
江戸城が造られたときは、このあたりは海のそばの荒れ果てた土地やお城だったかもしれないけれど、そこには天海大僧正が風水的に鬼門封じや色々な仕掛けを施して完璧な土地に仕上げたんじゃないだろうかと思ったのです。
だから、今も江戸城の後の、その場所に天皇陛下がいらっしゃるのである。
それに凡はまだ皇居を知らない。
皇居へ行って、少々ツイていないを、ツイてるに変えましょう。
ということで、ホテルでのんびりしていたら11時近くになったので、急に急いで東京駅まで出て、そうだ、東京中央郵便局で月イチのハガキを投函して、結局は読まれなかったけれどね、東京でハガキを出したことに少しうれしい気持ちで皇居まで歩いていった。
皇居の前まで来たら丸い水飲み場があった。
凡は何故か駅だとか、こういう公共の場所の水飲み場が好きなんですよね。
ここで写真を撮って、水を飲んだ。
水道水ではあるだろうけれど、このパワースポットの皇居の近くを通った水だから、きっとパワーが入っているはずである。
ちょっと元気がでた気がした。
そして、守衛さんに伺った皇居東御苑に行ってみることにする。
凡は、これほど素晴らしい庭園が、この東京のど真ん中に存在することに、まず驚いた。
知らなかった。
ここは昔の江戸城の本丸、二の丸のあたりを整備して造られた庭園とのことですが、広いし整備も十分にされていて、何よりも理屈抜きで清々しい気に満ちている。
やっぱり皇居はスゴイなと実感した。
ここでゆっくりと時間を過ごしたなら、きっと元気が回復するだろうな。
庭園内をぐるりと歩いたら、三の丸尚蔵館という美術品の展示館を見る。
この庭園も美術館も無料だ。
売店があったので覗いてみると、凡は皇室ファンではないけれども、欲しくなる商品がケースに並べられている。
しかも、それほど高くなくお土産にはぴったりだ。
菊の御紋の入ったハンカチもあったけれど、いくらなんでも、トイレに入った後に菊の御紋で手をふく訳にはいかないので、500円という魅力的な値段だったが、それは買わずに止めた。
結局、菊の御紋の入った根付を凡とミニボンのペアで、そして菊の御紋の印鑑ケースを購入。
とはいうものの、何も凡は思想的に右だとか、そんな訳じゃない。
でも、菊の御紋には、それ自体にきっとスピリチュアルなパワーが宿っているのではと思うのでありまして、それを身に着けることでツキを期待できるのではと思うのであります。
よし、これでまた開運は間違いがないだろう。
皇居東御苑を出たら、こんどは堀に沿って時計と反対周りに歩くことにした。
守衛さんによると1周5キロぐらいだとのことで、1時間ぐらいで歩くことができるだろう。
皇居の周囲は、歩いていると日本武道館の端っこが見えたり、国会議事堂の端っこが見えたりと、大阪から来た凡にとっては、嬉しくなるスポットをかすめていく。
そして凡が特に美しいと思ったのは、たぶん場所は間違っていないと思うのですが、千鳥ヶ淵と呼ばれるところだ。
緑の急な斜面と対岸の石垣と堀の対比が素晴らしく美しい。
今回この皇居を歩いたことが、凡にはスゴク楽しくて、気持ちの良い時間だった。
それにきっとパワーも充電できたはずである。
そのまま歩いて二重橋を通って東京駅に近いところまで戻った。
この時点で2時を回っていたので、お昼を食べることにする。
とはいうものの、どこに入るかを、これまたブラブラ歩いていると、これまた時間が足りないので、近くにあった丸ビルの上に上がってみる。
すると「グリル満天星」というレストランがあった。
何となく聞いたことがあるような名前である。
レストランの名前の横には麻布十番とある。
凡は麻布というところには行ったことがないけれども、どうも高級な場所のようでもある。
でなきゃ、わざわざ麻布なんて書かないものね。
何かカッコイイじゃない、麻布だよ。
凡は出来るだけカッコを決めてお店に入った。
何しろ麻布である。
本来なら、英語でしゃべってもいいぐらいではあるけれども、ここは日本語で通す。
時間もランチタイムを過ぎていたので、お店は空いていた。
冬のおすすめメニューというものを注文。
ロシアンシチュー。1750円。
サワークリームがシチューに溶けて、まったりとして美味しかったです。
つまりは、麻布の言葉で言うなら、デリーシャス!である。
さて、皇居も散歩したし、これからどうするかである。
そういえば、東京へ来る前にミニボンがテレビで東京大神宮を紹介していたから、行ってきたらと言っていたのを思い出した。
何でも縁結びにご利益があるそうだ。
そういえば、最近、みゆきさんとの距離も遠く感じるのである。
ここは、無理なお願いは素直に神様にお願いすることにしよう。
冷えたウォーターを飲み干して、凡はレストランを出た。
麻布はなかなかに良かったです。
しかし、本当の麻布はどんなところなんでしょうね。
メトロで飯田橋まで移動して、東京大神宮へ行く。
凡は、そんな神社なんて行く人がいないだろうなんて思ってたのであります。
それがどうも、凡が大神宮の下まで来たら、若い女の子が数組階段を上がっていくのです。
しかもその先の境内を見たら、これまた若い女の子であふれている。
良かった。
良かった。
さっきの皇居で或いは凡は知らず知らずにパワーをもらっていたのかもしれない。
嬉しさのあまり満面の笑みになるところを必死で抑え、境内に入る。
すると本殿の横の社務所の前には、あふれんばかりの若い女性がいるではありませんか。
良かった。
良かった。
これはツイている証拠だ。
取り敢えずは、本殿に参拝。
みゆきさんとの縁結びをお願いする。
さて、このままこの境内にいたいのである。
嬉しいのである。
可愛い子が多いのである。
とはいうもの、この時点でもう4時である。
そろそろホテルに戻らなきゃ、みゆきさんのコンサート一会に間に合わない。
それでも、みゆきさんとの縁結びをさらに後押しするために、「雛まつりの祓」というのをやってみる。
そしてお願い事もしっかり書いて形代に納める。
どうぞ神様お願いしますね。
若くて可愛い女の子の群れに後ろ髪をひかれながらも階段を下りて行ったら、2人組の女の子が横にいた。
「これもやったし、あれもやったし、あれも書いたよね。忘れてることないよね。よし、これでバッチリ。」と2人で確認しあっている。
どうも東京大神宮にお参りをするコースのようなものがあるようで、この女の子はそれをちゃんとやったかどうか確認していたのである。
けな気な女の子であります。
どうも、こんな女の子に縁が結ばれるのはどんな男の子なんでしょうね。
もちろん、凡である可能性も、、、まあ無いか。
それにしても、若い子は縁結びが好きですね。
そうだ、境内には「言葉の玉手箱」というものがあって、折られた紙を開けると、その時に縁のある言葉が書かれているのです。
凡の場合「童心」だった。
(折り紙には不思議な力がある。)
これもまた、凡のこれからの方向のヒントになるような気がする。
それもまた良かったのですが、凡にはその紙の折り方が気になった。
ちょっと見ただけでは、どう折っているのか解らないのです。
でも、きっとこの折り方にも何か意味があるのではないだろうか。
そう考えるのは、古代から折り紙には不思議な力が宿っているということを読んだことがあるからです。
この折り方も凡に何かを伝えてくれているのかもしれない。
さて、東京大神宮を出たら、急いで渋谷のホテルまで戻る。
そして、双眼鏡などの用意をして再度出発。
東京国際フォーラムに着いたら入場が始まっていた。
今日の席は1階の14列である。
期待を胸に会場に入ったのであります。
さて、今日はどんな魅力を発見するのでありましょうか。
=========================================
平 凡蔵。へのファンレターや
お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
=========================================
コメント