平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(441)仙台松島の旅。(1)

どこかへ行こう。
そう思って、ミニボンと休みを先月から合わせようと話をしていたのです。
それで晴れて7月の30日と31日に連休が取れたのであります。
さあ、それでどこへ行くかということなのですが、条件はANAのマイルを使った特典旅行ということです。
ミニボンと2人で国内なら往復できるマイルが貯まったのでありまして、今回はこれを使ってタダで飛行機に乗っちゃおうという算段でございます。
ただ、特典旅行というのは飛行機の座席に対して使われる席数が決まっている。
お金を出して乗るのなら席は空いていても、特典を利用しての旅行では席が無いということが、結構ある。
なので、10日前の休みの日に調べてみると、東京、札幌、沖縄などの人気の路線は、既に席が無い。
長崎や熊本は、午後発だったり、翌朝の復路だったりで、1泊の旅行じゃ、少しばかり勿体ない。
なので、往路は午前中、復路は午後の遅い時間で調べると、宮崎、仙台、青森、新潟が空いているようだ。
その中で、今までに行ったことのない場所と言うと、仙台と青森だ。
青森の恐山なんか、行ってみたい。
とはいうものの、青森は本当はどうかしらないが、移動がどうも不便そうだ。
なので、今回は仙台に決定。
仙台は温泉なども有名だし、観光地も多い。
市内は都会で楽しそうだ。
色々迷った挙句に、大体のプランを決定。
1日目は、直接空港から松島まで移動。
遊覧船に乗って松島の雰囲気をまずは楽しむ。
そして、松島の旅館で泊まる。
2日目は、瑞巌寺などの観光地を回った後に、お昼に仙台市内に移動して、昼食を取り。
夕方の便で、大阪に帰るというものだ。
さてさて、今回の旅はどうなりますことやら。
まずは、1日目の始まりでございます。
門真市から大阪モノレールで大阪空港まで移動する。
そして、とりあえずグルメでサンドイッチを食べて、検査場も通過。
搭乗口には既に飛行機が泊まっていた。

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見ると、何か雰囲気が違う。
デザインだ。
ANAと言えば、普通はブルーのラインで、垂直尾翼にはANAのシンプルなマークが入っている。
たまにはピカチューなんかもあるけどね。
でも、普通はANAとしか入っていない。
それが今目の前にある飛行機は違っていた。
胴体には全日空の文字。
垂直尾翼には、ダビンチのヘリコプターをモチーフにしたデザインマーク。
カッコイイ。
今のデザインより遥かに芸術的だ。
「え、昔のジェット機が残っているんだ。」と思って興奮したけれど違うんですね。
この時は知らなかったんだけれど、今一部の路線で昔の機体デザインの復刻版を飛ばしているそうです。
幸先良いですね。
この旅は何かいいことがありそうです。
往路はANA733便。
9時45分伊丹発の11時ちょうどに仙台着。
B767-300で、座席の配列は2-3-2。
凡が座ったのは進行方向に向かって左の窓側の2席。
便は空いていて、真ん中の3席の部分はほとんど人が座っていなかった。
順調に進んで、定時には仙台着。
思ったより早いと言うか近いですよね。
仙台空港に着くと、すぐに目に入ってくるのが、七夕まつりの吹き流し。

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そして、牛タンのお土産コーナー。
やっぱり仙台というと牛タンなのね。
でも、凡はそれほどタンを珍重しない。
なので、そこを通り越していくと、ずんだもちのショップがあった。
ずんだとは枝豆で作った甘い餡だ。
しかも、若い人向けのお店のようで、これは若い凡は食べてみなきゃいけません。

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ということで、ずんだもちのカップとずんだシェークを買った。
うん、これでいきなり仙台を満喫した。
仙台駅からは、アクセス線で仙台まで出て、仙石線に乗り換え松島海岸駅までそのまま直行した。
車内アナウンスで、松島海岸駅で、代替えバスに乗り換えしてくださいというアナウンスが流れる。
まだ、それ以上先は復旧していないのだろうか。
勿論、テレビなどで東北の現状などを放送しているのを見たことも何度もあるのだけれど、そんなアナウンスを聞くと、改めてまだまだ苦しんでいる人がいるんだなあと実感させられる。
何とか早く普通の暮らしが出来るようになって欲しいと切に願います。
とはいうものの、今回の旅行は楽しくいかなきゃね。
折角だものね。
それに、凡みたいな誰も見ないだろうブログでも、少しでも松島を宣伝しなきゃです。
ということで、松島海岸駅についたら、すぐ横にある手荷物預かり所で、キャリーバッグを預けた。
そして、遊覧船の切符を買う。
遊覧船の乗り場は、駅から歩いて10分ぐらいだろうか。
道が解るかなと思ったが、そこで切符を買った人がぞろぞろと歩いて行くので、付いて行った。
果たして、そこに松島巡り観光船の乗り場があった。

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「仁王丸」
遊覧船としては大きな船で、乗り込むと1階席は、ほぼ席が埋まっていた。
窓際に座れない人は、結構な人数が2階のグリーン席と呼ばれるところに、その場で追加料金を払って上って行く。
凡とミニボンは、窓際には座れなくて1階の真ん中に座って出発。
50分の船旅である。
スピーカーからは、旅情満点の松島の島々の説明が流れる。
凡は1人後ろのデッキに行ってみる。
出航した船のお尻に、かもめが寄ってきて並走というか並飛する。

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今年の3月までは、かもめの餌付けができたそうで、今は禁止されているのですが、かもめは餌がもらえると思って寄ってくるのです。
可哀想である。
客の中には、手をデッキから外に伸ばして、いかにも餌を持っているというような格好をしてかもめを呼ぼうとしているものもいる。
それはヒドイんじゃない。
サラサラロングヘアーの女子大生が、ミニスカートの裾をヒラヒラさせながら、おいでおいでをしているようなものだよ。
そんでもって、近寄って行いったらさ、口の周りに髭の剃り残しで青くなっている。
「あらあ、あたしに興味があるのねえ。」って、野太い声で誘われたようなものだ。
ヒドイじゃない。
ヒドイじゃない。
、、、そんなの、ヒドイじゃない。
うえーん。
とまあ、実際にはそんな経験はしてはいないので、そこまで嘆かなくてもいいのでありますが。
それに、今回は凡の話ではなくて、かもめの話だものね。
仁王丸の遊覧船はデッキで立っているのが潮風を感じてオススメだ。
そして、船内で地ビール「松島ビール」を頂いた。

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50分の船旅を終えたら、ホテルの送迎バスまでに1時間ほどあるので瑞巌寺に向かうことにした。
ただ、瑞巌寺はちょうど本堂が改修中で見ることが出来ない。
その代りというか、庫裡と大書院と陽徳院御霊屋を特別公開している。

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瑞巌寺とうのは♪エンヤートット♪の歌で知っているのですが、伊達政宗については、それほどの知識もないし、それに送迎バスの時間もあるので、サーッと廻って松島海岸駅まで戻ったのであります。
さて、今宵の宿は「ホテル松島大観荘」である。
そして、お待ちかねの夕食バイキングなのであります。

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(こういう張り紙を見ると、大変さを実感する。)

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(瑞巌寺の洞窟群)

コメント

  1. ゆけむり より:

    またまた過去記事にお邪魔します
    おっ、モヒカンジェットですね
    復刻版のカラーに乗れたとはラッキーでしたね
    マニアの間では根強い人気なんですよ~
    なるほど仙台へ行かれたんですね
    自分も14年の9月に仙台に行ったので、ほぼ同じ時期だったんですね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    モヒカンジェットって言うんですね。名前は知らなかったけれど、やっぱりデザインとして見たら、こっちの方が断然カッコイイですよね。
    見たら、ちょっとテンション上がりました。
    んでもって、仙台は通過したことはあったのですが、降り立ったのは初めてでした。
    すごく良いところですよね。

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