名古屋の金山駅の周辺は楽しそうな場所だったので、この辺りで晩御飯でもとも思ったのですが、みゆきさんがバンに乗って会場を去ったということは、どこかのホテルに行った訳で、この辺りにはいないんじゃないかって思ったら、急に魅力がなくなった。
とはいうものの、何処へ行ったらいいのかも分らないのでホテルの近くで食べることにした。
ホテルのフロントに置いてあった周辺の飲食店の地図を見ると「風来坊」があった。
名古屋は手羽先が有名だ。
始めて凡が名古屋の手羽先を知ったのは前の会社にいるときで、風来坊だった。
甘辛いタレが、どうにも癖になって、食べるのをやめられなくなる。
それから世界の山ちゃんを知った。
ここは少しスパイシーで、これもまた美味しい。
他の居酒屋メニュも充実しているので、最近は世界の山ちゃんに行くことが多い。
山ちゃんで、手羽先を1口で綺麗に食べるやりかたを知った。
でも、久しぶりだからと風来坊に行ったら満席だった。
仕方なく、周辺をふらりふらりと歩き回る。
みゆきさんを見た後の脱力感もあり、酔っ払いたい気持ちもあり、でも明日は仕事だというブレーキもあり、どうも纏まらない気持ちでお店を探した。
悲しいひとりぼっちの徘徊中年。
冷たい風が吹いて襟元をかすめる。
どうしてこんなことをしているのだろうと考えてしまいそうになる。
でも、考えちゃいけない。
たまには自分のこころの声に耳をふさぐことも必要だ。
歩き回る内にまた元の場所に戻ってきたので、そこにあった世界の山ちゃんに入ることにした。
入り口から入って右側のカウンターンに座る。
勿論、生ビールと手羽先。
それに凡の好きな、きずし。
そして、さっきまで見ていた夜会工場の場面を頭の中で反芻する。
あんなにも素敵なみゆきさんの記憶も時間とともに薄れていくだろう。
記憶が消えていくことが怖い。
なので消えない様に何度も何度も頭の中で、その場面を思い出そうとする。
頭の中に電極を差して、ビリビリって電流を流したら、くっきりと思い出せるっていうのなら、人体実験でもして思い出したい。
とはいうものの、そんな時に限って、違う事を思い出してしまうのが凡だ。
電気ショックのビリビリ。
苦しい思い出。
電気ショックのビリビリ。
悲しい思い出。
もうやめてって言いたいけれども、ビリビリで言えない。
やっとスイッチを切ってもらえる瞬間にみゆきさんが登場。
「しもた。」
結局みゆきさんの記憶は再現できない。
そんなことになってしまうのが凡であります。
今回の夜会工場の東京公演では、出待ちでみゆきさんを見て、もうすぐにでも手に届く存在のように感じた。
そして、福岡公演では、いくら手を伸ばしても届かない長い長い遠い遠い距離を感じた。
そんでもって、名古屋公演では、いつのまにか、恋人を諦めて、1人のファンになりかけている凡に気が付いた。
これはいけません。
頭を大きく振ってファンになりかけている凡を振り落した。
みゆきさんは、凡の中では永遠のマドンナ。
いつかはデートしてもらう存在なんだものね。
手羽先を2回も追加して、お店を出る時に「美味しかった。」と店長さんだと思われる人に声を掛けると、「励みになります。」と返ってきた。
世界の山ちゃんは、東京や大阪にもチェーン店があるけれど、どうも名古屋のお店で食べるのが1番美味しいと思う。
お店を出たけれども、足がホテルに向かわない。
ふらふらと歩いた後に、ラーメンを食べてホテルに帰った。
翌朝は、近鉄の特急で大阪の難波までもどり、昨夜の興奮とはかけ離れた普段の仕事にもどったのであります。
(当てもなく歩き回っていると太田胃散ネオンがあった。飲み過ぎるなよとのシンクロなのだろうか。)
(最近ヤマハの文字が、こんなにも街中にあるんだって気が付いた。)
コメント
YAMAHA
かっこいいわぁ~
みゆきさんが 入ってなかったら、 何とも 思わないんだろうけど
友達の友達に、
コンサートや、PVの
撮影をするカメラマンがいると聞いて、、
まさかと思うが、みゆきさまを撮ったことがあるか聴いてみた。
ず~っと前にあるとのこと!!
お友達になりたい
凡さんのハガキ、、、
二枚も!!すごいです!
イマイチと 思うことこそ、みゆきさんの
ネガティブ!?オーラ!?
には、ストライクZONE!!
なのですょ♪
今夜、楽しみです
ありがとう、うかれぶたさん。
そうそう、私もみゆきさんがいなかったら、ヤマハって看板見ても何とも思わなかったと思う。
でも、今は見るたびに応援したくなるんですよね。
それに、意外とヤマハの音楽教室なんかも街中にあ
ったりする。
大阪の地下鉄の広告にもヤマハの大人の音楽教室の宣伝が張ってあったのですが、
私でも何か音楽をやってみたくなります。
何だか楽しそう。
うかれぶたさんのカメラマンの繋がりは、これはすごいなあ。
かなり近づいていますよ、うかれぶたさんも。
ハガキは、今回もダメだった。
でも、来月はきっと読まれるように頑張ろうっと。