平 凡蔵。の 創作劇場

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どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(314)鎌倉アンド東京。そして、少しアイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(75)

鎌倉アンド東京の2日目。
ホテルをチェックアウトしたら、浜松町へ行ってコインロッカーに荷物を預けた。
帰りはモノレールで羽田まで行く予定だからね。
そして、駅の構内で朝食を済ませたら、浅草に行く。
浅草は、平日にもかかわらず、沢山の人で賑わっていた。
お土産物屋の続く参道を歩くのは楽しいですね。
それに昔むかしには、訪れたことがあるのですが、今また来てみて浅草寺は意外と大きなお寺だということを知った。

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そして、折角だから、言ったことが無いところへ行くことにした。
「花やしき」
大阪の人間でも名前ぐらいは知っている。
折角だから、行ってみよう。
入場料900円は、なかなか取りますね。
そして、ローラーコースターとスリラーカーに乗る。
どれも、昔ながらの優しさが嬉しい。

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(スリラーカーのこの線路というかガイドが、どうにも庶民的でいいなあ。)
園内をぶらぶらとするけれども、すぐに満喫をした。
さて、そろそろお昼なので何か食べましょう。
でも、ここへ来たなら、もうお店は決まっている。
「並木藪蕎麦」さん。
やぶそば3店の1つで、藪蕎麦の原点ともいうべきお店。
2か月前の池之端に続いて並木に突撃しましょう。
店の前に来ると、7人ほどの待っている人がいた。
普通は待つのは嫌なんですが、ここは待って入ることにした。
お店は昔むかしに行ったときから、改装されているようだ。
ざるそばを粋にツツッといきたいところですが、凡人は天ざるを注文してしまう。

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まずは、海老のてんぷら。
やっぱり熱いものは熱いうちに食べなきゃね。
揚げたてで、これは今から食べる蕎麦へ向けてのウォーミングアップ。
油で揚げたものだけれど、食べることによって、更に食欲が湧いてくる。
そして、メインの蕎麦を箸で摘まみ上げてツユに浸す。
ざるそばのツユだったら、もう少し濃いのだろうけれど、天ざるなので大阪人にもいい具合の濃さであります。
そして、そばをすする。
「ここもやっぱりそうだ。」
さすが、老舗だ。
そばが硬すぎない。
池之端も、どちらかというと柔らかめの食感に湯がいてある。
ここ並木も、硬すぎず、丁度いい具合の湯がき加減なのです。
蕎麦に限らず、一体に麺というものは、こうでなくちゃいけない。
これは、麺類を提供しているお店は、是非に参考にしていただきたいですね。
コシがあるということと、硬いということは違うということ。
そして、コシがあることだけが、麺の美味しさではないということ。
柔らかさの中にこそ、優しい美味しさがあるということ。
並木さんの美味しい蕎麦を食べながら、みゆきさんの歌の蕎麦屋を思い出した。
それにしても、みゆきさんの「蕎麦屋」は、どこのそば屋なんだろうな。
行ってみたいな。
相撲のラジオが流れているということは、どうも近所の普通の蕎麦屋さんというイメージだよね。
並木のような有名な蕎麦屋じゃない。
歌の中では、みゆきさんは「たぬきうどん」を食べている。
そうだ、今から思えば東京でたぬきうどんを食べたらよかった。
折角の東京なんだからね。
「はい、みゆきがフーフーしてあげるっ。」
「いいよ、恥ずかしいよ。」
「いいじゃない。誰もあたしたちのこと見てないよ。」
「でも、そんなことしてる人いないよ。」
「いいのっ。ふーふー。」
「はふはふ、うん、みゆきさんのふーふーのたぬきうどん美味しい。」
なんてね。
、、、、独り芝居は疲れる。
でも、東京のたぬきうどんというのは、天かす、東京なら揚げ玉っていうんだろうか、が乗っかったうどんのことなんですよね。
これは大阪じゃ、ハイカラっていうんです。
大阪じゃ、たぬきというメニュウは、甘く炊いたお揚げさんが乗っている蕎麦のことなんですね。
きつねうどんの、蕎麦バージョン。
だから「たぬきうどん」なんて言うものは存在しない。
じゃ、東京で食べなきゃね。
ものはハイカラうどんと同じでも、東京風だもんね、ちょっと洒落ている。
因みに、京都じゃ甘い揚げの乗っかった蕎麦に、更におつゆが餡かけになっているのをたぬきっていうんですよ。
さてさて、お腹も気持ちも満たされた後は、銀座でも行ってみましょう。
何しろ田舎者ですから、東京と言えば銀座だ。
ただ、銀座と言ってもどこへ行けばいいものやらと思っていると、ミニボンがガイドブックでケーキの美味しい喫茶店を見つけた。

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(お店の写真を撮ろうと思ったけれど、待っている人がいたので看板だけ)

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