散散歩歩。（309）鎌倉アンド東京へ。ちょっぴり桑田さん。

鎌倉って東京から意外と近いですね。
お休みに日帰りで行ける距離感と、有名なお寺や観光名所があるところは、大阪で言うなら京都といったところだろうか。
凡とミニボンの鎌倉の旅も、半日の短い時間で東京に戻る予定であります。
さて、鎌倉は、何年か前にサザンオールスターズのコンサートで横浜に来たときに、コンサートの次の日に来たことがある。
なので、今回はその時に行けなかった場所に行くことにした。
桑田佳祐さんがラジオで行ってきたと話していた場所に行きたいという。
「銭洗弁財天宇賀福神社」

ここに湧き出ている水でお金を洗うと、お金が何倍にもなって返って来るそうです。
それなら、貧乏人は何を置いても行かなくちゃいけません。
とはいうもののね、何倍もと言ったってさ。
それは、どうなんだろう。
どのくらい有難いのだろうね。
隣のミニボンは、さあお金を洗うぞと喜々としている。
でも、冷静沈着で聡明で、且つハンサムな凡は、考えてしまうのでございます。
何倍というからには、これは１倍から９倍までの間ということになる。
もし、もっと増えるなら何十倍という表現になる筈ですから。
それにね、こういう神社のご利益ってのはね、どちらかというと大げさ過ぎるくらいに書いてあるものだ。
ここの湧水でお金を洗うと、１万倍になって返ってくる！
なんて書いてあった方が、気楽にお参りができるというものだ。
それなのに、何倍もなんて、ちょっと消極的というか現実的である。
まあ、叶うか叶わないか分らないのに現実的という言葉はおかしいけれど、リアルなご利益でございますことか。
これが、１万倍だったらね、１万円のお札を洗うと、１億円。
夢があって楽しい。
バンザイしながら大声で神様にお礼を言うよ。
それが、何倍となるとね、例えば５倍でもいい、計算してみて欲しい。
財布の中にあるお金を、ジャラジャラとザルにあけると２５００円あったとする。
それが５倍になって１２５００円。
差引１００００円の得。
確かに１万円というのは、嬉しい。
とはいうものの、その場で増えるんじゃない。
返って来るのだ。
いつか知らない間に財布に１万円入っている。
それも１０００円札で入っていたら、気が付きにくいし、ましてや１０００円ずつ１０日間に分けて入っていたら、毎日数えている訳じゃないから、ちゃんと１万円返って来たか分かりにくいのです。
「いやあ、何となく１０００円札増えてるから、ひょっとしたら、お金返ってきてるかもしれんなあ。」なんて、晩酌のついでにミニボンに報告するぐらいだ。
オマケに、酔っ払って神様へのお礼も忘れそうだ。
とはいうものの、信じる者は救われる。
それに、水で洗うだけだもの、やってみる価値はありそうだ。
鎌倉駅から高級そうな住宅がならんでいる道を上って行った。
微妙に上り坂なので、息が切れる。
まだ肌寒いのだけれど、うっすらと胸元が汗ばむ。
途中、桑田佳祐さんが立ち寄ったというお店を通ったが、定休日だった。
何故かいつも、こうなのね。

（桑田さんが立ち寄った「みのわ」さん）

（少しばかり定休日多くないですか。）

山の斜面に開けられた隧道を抜けると、銭洗弁財天宇賀福神社があった。
まずは、ろうそくとお線香を買って、ザルを貸してもらう

本社でお参りをした後、その横にある洞窟のような奥宮でお金を洗う。
凡もミニボンも大きく返ってきてほしいので１万円札を洗った。

よし、これで完璧だ。
あとは、待っているだけだものね。
帰りに、近くにある佐助稲荷神社にも立ち寄って、さらにご利益を頂く。
などと書いてはいますが、どこか信じていない凡なのでありました。
あまのじゃくの凡。
でも、やっぱりご利益はあったのでしょうか。
ミニボンが、旅行から帰って来てミニロトを買ったら、１万２千円当たりました。
信じる者は救われる。
この場合の何倍にも返ってくるというのは、１万円洗って１万２千円なので、１．２倍ということなのでありました。
どこまでも、リアルな倍率であります。