平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(307)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(73)

30年ぶりぐらいにGパンを買った。
それまでは、ずっとチノパンにボタンダウンのシャツで過ごしてきたんです。
中年の定番であり、おたくの定番でもある。
だから過去の旅行の写真を見ても、どの写真も同じ服装をしている。
勿論、毎回違う服なのだけれど、同じチノパンとボタンダウンのシャツなので、同じにしか見えない。
そんな凡も、高校時代はGパンだった。
Gパンが、青春の象徴でもあったんです。
カッコ良かったんです。
そして、フォークソング。
自分で作詞作曲をして、自分で歌う。
その歌詞に、伝えたいメッセージを乗せて。
そんな、青春の憧れを現実の形にして、さらに40年近く光り輝いている存在。
それが、みゆきさんなんですね。
カッコイイ。
当時は、みゆきさんには関心がなかったけれど、Gパンとフォークギターには憧れて、従兄弟のお兄ちゃんに、
ギターを買ってもらったことがある。
そして、みんながしたように1週間で弾けるギター教則本や、雑誌の付録のソノシートで、ジャラーン、ジャラーンってギターをかき鳴らしてはみたものの、やっぱり音楽的才能のなさに失望して、結局は止めてしまった。
その当時より少し前だろうか、大阪で言うと10チャンネルで、テレビジョッキーという番組を日曜日のお昼過ぎにやっていた。
その中に、奇人変人というコーナーがあって、変わったことをすると白いギターを貰うことができた。
あの、ギター欲しかったんだよね。
だから、みんなゴキブリを食べたりね、かなり無茶なことをやっていた。
そんな番組は今だったら絶対にクレームの電話が鳴りっぱなしになっているだろうけど、当時はそれで良かったんですね。
何か昔の方が、下品だけれど面白いテレビが多かったな。
そんな訳で、Gパンは青春のシンボルでもあったのでありまして、それを買ったのであります。
じゃ、何故今までGパンをはかなかったかというと。
痛いんです。
Gパンの後ろのお尻の部分に、ステッチが重なっているところがある。
ここの生地が重なっている分、硬く分厚くなっていて、畳の上にゴロンと寝っころがると、ちょうどお尻の骨、仙骨のあたりかな、にコリコリと当たって痛いんです。
なので、寝っころがっていられない。
でも、寝っころがりたい。
なので、寝っころがるときは、わざわざGパンを少し左右のどちらかに回転させて、コリコリが骨に当たらないようにする必要性が出てくる。
でも、回転させると、微妙に体に感じるGパンが、無理に引っ張られて、どうも少し窮屈だ。
かといって、お尻にだけ座布団を敷くというのも面倒だし、それにいつも近くに座布団があるとは限らない。
例え、座布団があったとしても分厚い高級な座布団なら、お尻が持ち上がって、お腹が出っ張ったようになり、どうも居心地が悪い。
じゃ、布団にすればいいじゃないかという考えもあるけれど、カッコイイはずのGパンなのに、寝っころがるために
布団を引く姿は、間抜けている。
やっぱりGパンは、大胆に、野性的に寝っころがらなきゃね。
草原で大の字になって、ゴロンというのがイメージだ。
なので、Gパンは自然とはかなくなった。

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でも、はいてみたくなったのです。
さて、そんな訳で、お休みの日にスーパーへ行ってGパンを試着してみた。
そして、試着室のカーテンを開けると、「Gパンって、そんなんやったっけ。」とミニボンが言った。
「そんなんやったっけ。」って、凡がはいているGパン自体を否定する言葉だ。
「Gパンじゃないみたい。」
いや、その意味するところは、むしろ凡の体型を否定しているのであります。
街で見かける若者のGパンとは、まったく違う姿であるらしい。
でも、ウエスト100センチのGパンともなると、どうしてもフォルムが筒状になってしまうのは、致し方ない。
いくつかのGパンを試してみて、1番細く見えるものを購入。
エドウィンのブルージーンズ。

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そういえば、さっきのテレビジョッキーのCMは、エドウィンだった。
そのCMに、これは記憶だけで書くのだけれど、Gパンをはいたままお風呂に入って、ブラシでゴシゴシ洗うっていうシーンがあって、真似をしてみたことがあったな。
これで、Gパンをはいて青春出来る。
ただ、1つ気に入らないのが、Gパンなのだけれど、少し伸びる素材で出来ている。
これは、嫌だ。
せっかくのカッコイイGパンなのに、伸びちゃう。
伸びる素材なんて、おばちゃんの素材だ。
でも、最近はこういうのが多いそうなので、カッコ悪いけれど、諦めてこれにした。
そして、更にユニクロで白いシャツを購入。

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白いシャツにGパンという組み合わせにしたかったのであります。
何故かというと、そのスタイルの見本と言うか究極の美しさに魅せられてしまったからでありまして、こんな凡も、そのスタイルを少しでも真似したいという気持ちになったのであります。
そうなんです。
白いシャツにGパンを、完璧に着こなせる女性なんて、この世界に数人存在するかどうかだ。
その頂点が、みゆきさんであります。

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(たくろうさんとの2ショットは、ちょっと悔しいけれど、カッコイイ)
ブルージーンズの若々しさに、白い清潔感のあるシャツ。
その姿を見た瞬間、こころの中に涼しげな風が吹き抜ける。
そして、ジーンズに合わせるのがヒールのあるパンプスやブーツ。
女性らしさが、愛おしい。

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(恩知らずのみゆきさんは、素敵だ。)
そんなみゆきさんの姿を真似したくならない人は、いないに違いない。
でも、みゆきさんみたいに着こなせる人は、まあいないけれどね。
そして、凡も挑戦してみた。
沢山の通行人がいる大阪の梅田の地下で写真を撮るのは、かなり恥ずかしかったけれど、そして、まったく違う姿になってしまったけれど、同じ格好をしてちょっと嬉しかった。
それにしても、みゆきさんの白いシャツにブルージーンズという組み合わせは、みゆきさんの衣装の中でも1番似合っているように思う。
というか、1番好きだ。

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(歌姫のみゆきさんの、この姿はパーフェクト!そして、これを真似たかったんです。)

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(凡のGパン白シャツは、カッコ悪いこと極まりない)

コメント

  1. うかれぶた より:

    凡さん、
    少し 笑えて かわいらしいるんるん
    ですが、
    あたし、また 涙が かってに こぼれおちてます…
    その体型と、その角度の顔立ちが、忘れようとしてるあの人に そっくりです…
    凡さん、なんて ことをしてくれてるんですかウッシッシ
    ぁははるんるん
    でも、わかる気がします。
    学生時代、「林檎殺人事件」の郷ひろみ風 の 白ぶちサングラスを買って、白シャツで、街を歩いたるんるん
    ぞっとするようなウッシッシ お笑い時代を思い出しましたうれしい顔
    もしかして、ミニ凡さんは やってないですょね冷や汗
    凡さんは、普通ですょ冷や汗
    と、ゆーか 私には かっこよくぴかぴか(新しい)見える!!
    には… は、失礼か?ふふふっ猫
    あたしも、おかげでボケーっとした顔
    細くなったので…
    スキニーの ダメージ加工を履いてみたりしてまするんるん
    もち、のびのびになるのだけど、仕事中もストレスなく今、お気に入りるんるん追加購入しちゃいましたるんるん
    白シャツ!UNIQLOで 買おうかしら猫

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、うかれぶたさん。
    わたしが、その人に似てるとて、、、、、。
    そんなに、その方は、カッコよくて、男前で、素敵な人だったんすね。
    、、、ん?
    誰でも好きな人と同じ格好をしてみたくなりますよね。
    でも、白いシャツは、いつの時代も、基本ですよね。
    最後は、ここに戻ってくる。
    美しいと思う。
    だから、うかれぶたさんも、きっと、似合うと思う。
    買いましょう、ユニクロで。
    でも、それじゃあ、わたしとペアルックになっちゃいますね。

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