もし電波が目に見えたなら、世界中のいろんな街で、恋人たちの赤い糸が、複雑に絡み合っているのだろうね。
声を聞きたくなったら、すぐにつながることが出来る。
携帯電話って、素晴らしいですね。
凡が、もっと若かったなら、そして、恋人がいたのなら、ずっと彼女の声を聞く為に携帯を手放さなかったに違いない。
通信料金が高くついて大変だ。
でもね。
世界中の携帯電話の中で、そんな風に、つながっている携帯電話って、どのくらいの割合であるのだろうか。
いつも、恋人や友人につながっている携帯電話。
まさしく、素敵な宝物のような携帯電話。
案外と少ないんじゃないだろうか。
凡の携帯電話だって、ほとんどが仕事の電話だ。
あとは、ミニボンに帰るコールをするぐらいか。
友人に連絡をしようかと思う事もあるのだけれど、相手も忙しそうだし、時間も時間だしなどと、掛けるのを遠慮してしまう。
とはいうものの、、まだ凡は使っているほうかもしれない。
世の中には、持ってはいるけれども、鳴らない携帯電話があふれているのではないかと思う。
いつか掛かってくる、誰か分らない誰かを、じっと静かに待っている携帯電話。
それでも確実に減る電池を、充電器につなぐ時、その日1日何も起こらなかった安心感と、何も起こらなかった寂しさを、ひとりで噛みしめる。
それよりも更に悲惨な人もいるだろう。
「助けてくれー。」っていうこころの叫びを、誰かに聞いてもらいたくて、でも、誰に掛けていいかも分らずに、身もだえしながら、携帯電話を握りしめている人もいるに違いない。
誰に発していいか分らない「SOS」。
これが無線なら、不特定多数の人に向けて、「SOS」って発信できるのだけれど、携帯電話は、特定の相手の番号を打ち込まなきゃいけない。
そんなの誰も打ち込めないよ。
打ち込めるんだったら、苦悶しない。
そんな人には、携帯電話は、素晴らしい宝物じゃなくて、苦しい道具である。
今の携帯電話は、驚くほど多機能だ。
なら、どうだろう。
携帯電話の電話番号は関係なくて、誰でもが、誰かにつながるオープンチャンネルがあっても、いいのではないかと思う。
アマチュア無線や市民バンドのように、不特定多数に発信するボタン。
押せば誰かとつながるボタン。
それなら、どうしようもなく辛い時に、「助けてくれー。」ってSOSを発信できる。
今の時代は、そんな機能が必要なのではないかと思います。
そんな、携帯電話なのですが、変えました。
iPhon5に。
今の携帯電話でも充分に便利なのですが、そしてスマートフォンにすることに不安もあったのですが、あえて変えたのです。
特に不安だったのは、タッチパネルです。
指で押さなきゃいけないでしょう。
どうもあれが苦手だ。
右のアイコンを押そうと思って、左を押しちゃう。
それに、あの右のアイコンと左のアイコンの中間を押したらどうなるのとかね。
そんな不安があったのですが、これから流れがスマートフォンなら、今のうちに慣れとかなくちゃ、もっと進化したものが出た時に使えない。
ソフトバンクに行く直前に、バッテリーも長く持って、防水加工もしてある最新型が出ていたのですが、アイフォンは今年新しい機種も出るようで、キャンペーンで安くなっていたので、こちらにしました。
それに、周りの人の意見では、小さい方がポケットに入れやすいという事も言われたのでね。
現在、「あー、まったく分らへん。」って言いがら楽しんでいます。
勿論、待ち受けは「ちびなみちゃん」。
でもって、「中島みゆきアプリ」も入れました。
そんでもって、勿論、勿論、みゆきさんの歌も思いっきりいれました。
あとは、みゆきさんの持っている携帯電話と、凡の持っている携帯電話が、赤い糸でつながるだけであります。
とはいうものの、電話番号を知らない。
つながらない苦しい道具。
今のところはね。
いずれ「今、何してるの?」なんてみゆきさんの声がアイフォンから聞こえてくることを夢見て、充電をした。
コメント
ちびなみちゃんと
iPhone5。
かわいいですぅ~
いいなぁ~
と 思うんですが、
機械音痴の私は、まだ この世に 携帯がある限り、移行の余地が ない現状で ございます。
読み進んでいる間に、
涙目に
脳裏に、
「ひとり上手」の
電話だけで 捨ててね…
僕もひとりだょ と騙してね♪
が、流れ落ち。
やっと、傷口が癒えつつあった心が 甦ってしまいました~
実際に、電話だけ、っつーのも、心に録音されちまうから、消去するのは 時間が かかるょねみゆきさま
落ち着いてみると、
彼も 私も 嫌いになったからじゃないのです…
大好き同志で、、、
でも 事情が 現状になって、、、
私も、次のステップには 自身で予知していた事。
湿っぽくなってしまいました、
みゆきさまの唄の、何人かの 主人公たち、もしかして みゆきさま自身も 同じ 時…
が あったのかもと 想う。だけで、生きてゆけますありがとう
ありがとう、うかれぶたさん。
私も、携帯がなくなるまでスマートフォンには変えないぞと思っていたんです。
だって、電車の中で小さな板に指で、あっちむいてほいをしているようで、人によっては、鼻くそを擦り付けているようにも見えるし、何だかその風景が奇妙だ。
でも、どんなものか知りたいという気持ちもでてきまして、変えたのですが、使い勝手は前の携帯の方がいいかもです。
特に、メールは前の携帯の方が使いやすいです。
それにしても、まだ引きずっていたんですね。
まさか、携帯電話に残された彼の留守電を夜中に聞いて泣いてたりしないでしょうね。
「タクシードライバー」のように♪眠っても眠っても消えない面影♪なんですね、うかれぶたさんにしてみれば。
でも、まだ好きなんだったら、開き直って「アイラブユー」って、叫び続けてもいいんじゃない。
相手がどう思っていようがさ。
みゆきさんの歌には、そのモチーフになった人物がいるっていう話も聞いたことがあるから、失恋の歌も、みゆきさんの経験なのかもしれないね。