言葉にはできないけれど、もやもやする。
もやもやという表現は、適当でないかもしれないが、何かコンサートも終わってしまい、みゆきさんとの縁なんて無いって、昨日と同じ凡なのですが、そう勝手に思い知らされた気分でいた。
とはいうものの、みゆきさんを好きだっていう気持ちに素直になりましょう。
好きだっていう気持ちに素直に、みゆきさんに向かって行こう。
さて、博多最後の夕食は、博多駅の近くで食べることにした。
明日の朝は、大阪に帰らなきゃいけないしね。
高架下にある「益正」(ますまさ)さん。
外から見ると、大きな相席のテーブルがある。
これなら1人でも入れるな。
お店に入ると、奥はグループ用のテーブルが並んでいた。
さて、入り口近くのテーブルに座ると、隣には女性2人組、向かいには、これまた女性2人組。
なかなか、いいですね。
隣の女性はすぐにお店を出て行った。
向かいの女の子は、20才代で、沖縄の旅行が楽しいという話に夢中になっている。
さて、凡も何か食べましょうか。
博多つめ手羽釜ダレ揚げというものを注文。
手羽先の元に軟骨と青紫蘇を詰めてあるもので、ビールには合う1品だ。
そして、明太入りの出汁巻。
炙ったお刺身。
それだけ食べて飲んだら、店を出た。
このお店は、他のお店に無いような変わった料理もあり、美味しかったです。
でも、何かまだ、もやもやがあって、まだまだ、飲まなきゃいけないような、もう、飲めないような気分で、次の店を探した。
でも、見当をつけていたお店は、どこも満席で、仕方なく駅近くのビルのカフェのようなお店に入る。
ここならガラス張りになっているし、ビールでも飲みながら、博多の街行く人を眺めていられる。
博多最後の夜をガラス越しに、行きかう人を見ながら過ごそう。
そして、少しばかりの人恋しさを、まぎらわそう。
そう思って入ると、入り口の横にある壁に向かって座るカウンターに案内された。
もやもやして壁に向かう。
「喝ーつ。」
面壁九年。
何も、凡は禅の悟りを開きたい訳ではない。
それに、九年なんて我慢できないよ、達磨さんじゃあるまいし。
壁に向かっている凡が、情けない。
アンチョビのピザとビールを頼んで、それだけ食べたらすぐにお店を出た。
今日はもう観念してホテルに戻るべきかと思ったけれど、同じビルにあるラーメン屋さんで最後のシメを食べることにした。
普通、ビルに入っているようなお店は、11時ぐらいに閉店するお店が多いと思うのだけれど、ここ「めん吉」さんは、夜中の4時まで営業されている。
素晴らしいですね。
ここのラーメンは、とんこつなんだけれど、コッテリとした重さはなく、マイルドで美味しかったです。
飲んだ後には、丁度いい味でした。
そしてもう、もやもやした気持ちを、そのままに、ホテルの部屋に戻った。
「つまんなーい。」
コンサートの終わった寂しさと、凡の不甲斐なさと、それをどうしようも出来ないことが、まさに現実であることを身に沁みながら、ベッドに横たわった。
「誰か、誰でもいいから、子守唄を歌ってくれないか。」
♪子供の頃に好きだった歌の名前を言ってごらん、うでの中で聞かせてあげよう心がねむるまで♪(泣きたい夜に)
こんな気持ちになっちゃったたけれど、福岡まで行かせてくれて、ありがとうね、ミニボン。
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