平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(293)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(59)

どこかへ旅行にいったなら、その土地の人が行く場所を観光したい。
そう凡はいつも思う。
なので、それはどこかというと繁華街ということになる。
福岡だったら天神あたりでしょうか。
でも、今日は福岡観光案内所のお姉さんのおすすめのコースを歩いてみよう。
折角、尋ねて、折角、教えてもらったのだから。
今日のみゆきさんのコンサートが5時開演なので、他の会場より早い。
市内をぶらぶら歩くぐらいが丁度いいだろう。
案内所のお姉さんが、地図にマーカーで道順を書いてくれた。
まずは、天神の方から中洲の方に向かって歩く。
いいですね。
中洲。
夜の街。
とはいうものの、まあ凡には昼間の散歩ぐらいが丁度いい。
そして、祇園町まで来ると、最初の観光地「東長寺」があった。
ここは、木造では最大級の大仏さんが置かれている。

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下から見上げる仏像はどっしりと凡を見下ろしていた。
「何をおまえは、得られもしないみゆきさんの愛を求めて、もがいておるのだ。」
聖なる仏様と、俗で愚なる凡。
とはいうものの、仏という形のないものを、仏像という形に作り上げてしまうことが、凡には俗であると思うのでありますが、圧倒的な大仏さんの大きさに口を閉じてしまう凡であった。
「得られなくても、愛を伝えることが、今の凡には大切なのであります。」
ねえ、大仏さん。
ふと大仏さんの横を見ると「地獄・極楽めぐり入り口」という看板があった。

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極楽はめぐりたいけれど、地獄はめぐりたくない。
どうして、セットで巡るのだろう。
極楽というからには、入り口を入るとポカポカとした南国で、腰みのにココナツの殻のブラジャーのサラサラロングヘアーの女の子が、それはもう至れり尽くせりのサービス。
なんて、世界が広がるのだろうか。
入り口からは、まあそうは思えないけれどね。
取り敢えずは、入ってみる。
入り口からは、人間悪いことをしたら、こんなエライ事になりますよという地獄の絵が何枚も掛かっている。
沢山の地獄があるんですね。
そのなかでも、餓鬼地獄は悲惨だなあ。

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誰か知らないオバサンのウンコさんを手で受けて、それを食べるんだから。
凡の家では、ウンコとストレートに言わずに、「ウンコさん」と「さん」を付けて言う。
これは嫌だ。
とはいうものの、これがみゆきさんのウンコさんだったら、どうだろう。
みゆきさんが、お尻出してさ、ヤンキー座りするんだ。
そして、モリモリって出したみゆきさんのウンコさんを凡の手で受けてね。
それを食べる。
、、、。
みゆきさんのウンコさんを、手で受けることは出来る。
でも。
やっぱりダメだ。
出来ない。
みゆきさんのウンコさんを食べることは出来ない。
勿論、みゆきさんのウンコさんは、綺麗だ。
たぶん、透明なピンク色でさ、ジャスミンの香りか何か、兎に角、いい香りなんだ。
、、、、。
やっぱり、ダメだ。
そんな想像でも無理だ。
ゴメンナサイ、みゆきさん。
凡の愛はその程度か。
とはいうものの、みゆきさんのウンコさんを食べる理屈もないので、別に食べなくても、それは愛の不足とは言えないだろう。
ただ、こんなことをすれば、こんな地獄に堕ちるという説明を読むと、どうも凡は死んだ後に、まさしく色んな本当の地獄めぐりをしなきゃいけないかもしれないということを知った。
その後に、まっくらなトンネルみたいなところを歩く。
すると、その後に続くのが極楽の場所。
仏様が金銀に輝いていた。

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凡の想像した極楽とは、違うけれど、ここが極楽なんですね。
地獄はあんなに沢山の地獄の絵があったのに、極楽はここのこの1枚だけ。
どうも、あの世は地獄がメインなのでありましょうか。
大仏さんのある建物を出たら、結婚式の写真を撮っていた。
今日は、土曜日で結婚式も多いのだろう。
男と女が結ばれる結婚式。
永遠の縁。
これは、今日のみゆきさんとの出会いの縁を表しているのかもね。
凡とみゆきさんの永遠の縁。
とはいうものの、死んだら、みゆきさんは極楽で、凡は地獄で誰か知らないオバサンのウンコさんを食べている気がする。
永遠に。

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