平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。
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散散歩歩。(291)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(57)

さて、みゆきさんのコンサートツアー縁会に福岡へ出かけましょう。
伊丹空港は荷物を預ける人で行列が出来ていた。
随分と早めに家を出たのですが、案外時間が掛かるかもしれないので、これまた早めにチェックインして出発ロビーに入ることにした。
ここで、朝食。
スタンドで和定食を頂く。

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これで、1日が始まったという感じ。
福岡へはプロペラ機が多いようですが、往路はジェット機だ。

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ANA421便。
8時に伊丹を出発する。
B777。座席は、3-4-3の配列です。
予約している席に座ると、ああ、そうだったんだと思った。
前のスペースが広いという席を予約していたんだ。
前に座席は無くて、非常ドアの横の席。
足を思いっきり伸ばすことも出来るので、すごく楽ちんだ。
さて、いざ離陸しようとしたときに、綺麗なスチュワーデスさんが凡の目の前に座った。
(スチュワーデスさんという言葉に憧れを持っている凡は、CAっていうのがどうも苦手だ。)
そう、ここはスチュワーデスさんの席と向い合せになっている。
どうも、これは嬉しいではないですか。
目の前に綺麗なスチュワーデスさんが座っているのですよ。
しかも、向い合せ。
凡にとってはお見合い気分。
凡がうっとりと見とれていると、ニコッと会釈してくれた。
「ぺこり。こちらこそ、よろしくね。」
凡も、軽く頭を下げる。
鼻の下も、下げる。
どうもね、恥ずかしい。
というのは、意外と目の前のスチュワードさんと距離が近いんですよね。
視線をどこに持って行ったらいいか困ってしまう。
前を見ると、目と目が合っちゃって、ドキドキしちゃう。
かといって、下を見ると、綺麗なお姉さんの足に視線がいっちゃう。
座るとスカートの裾が少しあがって、綺麗なお姉さんの膝小僧が見えている。
そして、すらっと伸びた細い脚。
薄手のストッキング。
じっとお姉さんの足を見つめる凡。
これは、いけない。
見ていたいけれど、印象が悪い。
じゃあ、どうするの。
仕方なく、横を向いたり斜め前を向いたり。
それが、意識して横を向くものだから、疲れてしまう。
疲れて、前を向いたら、綺麗なお姉さんの白目が見えた。
「綺麗なお姉さんの白目。」
やられた。
これは、やられたな。
やっぱり白目には、女性を綺麗に見せる何かがある。
もう、凡は目の前の綺麗なお姉さんに、こころを奪われてしまった。
いや、綺麗なお姉さんの白目に、こころを奪われたというべきか。
それにしても。
それにしてもだ。
目の前のお姉さんの白目でさえ、その白目にこころを奪われるのですから、本物のみゆきさんの白目を見たらどうなるんだろう。
こころを奪われるどころじゃない。
だって、もう既にみゆきさんに、こころを奪われているのですから。
じゃあ、どうなる。
血圧もマックスで、息も出来なくて、何も考えることが出来なくなって、悶え死ぬだろう。
「愛による死。」
それでも、見たいのが、みゆきさんの白目である。
そこで、ふと思った。
凡の白目は、どうなんだ。
凡の白目は、魅力的なんだろうか。
朝、鏡を見ると、飲みすぎで充血しているときもある。
どんよりと曇っているときもある。
それほど、魅力的だとはいえないね。
でも、物は試しである。
スチュワーデスさんの視線を意識しながら、顔の位置はそのまま、目だけ横を向いて白目を作ってみた。
スチュワーデスさんから見たら、凡の白目が見えているはずだ。
そういえば、こころなしかスチュワーデスさんの頬が紅潮している。
目をトローンとさせて、凡を見つめる。
よだれもダラーんと。
鼻水もダラーんと。
「あ・た・し・もう、あなたに夢中なの。」
そんな目だ。
とはいうものの、よだれと鼻水は、いらない。
どうも、凡の妄想は、いつもエスカレートしちゃう。
無事、福岡に飛行機が着陸すると、スチュワーデスさんは、何事もなかったように、いつもの仕事にもどっていた。
凡の白目は、みゆきさんのように、お姉さんを悶え死にさせるほどの力はなかったようであります。

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