平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(256)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(25)

「あんた、これ持って行き。」
そう言ってミニボンが渡してくれたもの。
マムシの粉。

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ゼロではない確率でみゆきさんに会えたときに、そしてゼロではない確率でみゆきさんとデートできる奇跡が起きた時に、そして、そしてゼロではない確率でみゆきさんと何ぞ事があったときに飲めというのだ。
つまりは、こういうことだ。
「凡ちゃん。もう、みゆき凡ちゃんのものになってもいい。」
「あ、みゆきさん。ちょっと待ってな。ちょっと飲みたいから。」
「いやん。もう、みゆき待てない。」
「ごめん。ちょっと、ちょっとだけ、待ってくれへん。」
「ちょっと、待ってって、何するの。」
「いや、飲むねん。」
「飲むねんって、何を?」
「マムシの粉。」
「いやだあ。もう、凡ちゃんのバカ。雰囲気台無しやわ。」
、、、、、、、。
どうも、マムシの粉は、何ぞ事があってからでは遅いようである。
とはいうものの、マムシの粉もあるに越したことはない。
いつも牛黄を買う薬屋さんで、ミニボンが買って来てくれたのだ。
よし、これで広島の旅は準備も完璧なものとなった。
ありがとう、ミニボン。
さて、早くも10月20日がやってきました。
広島のみゆきさんのコンサートに出発するとしましょうか。
とりあえずは、早めに広島まで行くことにしよう。
京橋駅で新幹線の切符を買う。
のぞみ5号。
凡はどうもこの「のぞみ」という新幹線が好きではない。
色んな新幹線を座席幅に注目して比べた訳ではないので、感覚として言うのだけれど、のぞみの座席幅は狭い気がする。
前後のシートピッチは広いんだけど、幅が狭い。
長時間の移動には少し窮屈だ。
以前、山陽新幹線にはレールスターという新幹線ひかりが走っていた。
この指定席は、2×2の座席配置なので、普通の指定席なのに、びっくりするぐらいゆったりとしていた。
これは快適でした。
でしたというのは、今回ホームにいた駅員さんに聞くと、もうひかりとしては走っていないそうです。
どうしてやめちゃうのかな。
仕方がないので、のぞみで行くのであります。
席に着いたらまずはビールと行きたいところでありますが、今回の目的は、旅が目的ではないのでありまして、みゆきさんが目的なのであります。
なので、みゆきさんをハッキリとした意識で見たいのでビールは止めである。
ホームで調達した駅弁を食べる。
「近畿味めぐり弁当」

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これは、思ったより具材が大きく、楽しい弁当だった。
弁当のおかずについて語りたいところだが、これも割愛しよう。
それでなくても、話が先に進まないもんですから。
久しぶりの新幹線を楽しんでいるうちに、広島に着いた。
取り敢えずは、ホテルに荷物を預けに行こう。
広島での宿は、「広島市文化交流会館」(旧広島厚生年金会館)。
コンサート会場は、同じ建物の中にある「広島文化学園HBGホール」である。

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会場が隣なので、兎に角コンサートへ行くには便利です。
さて、まずは昼食を食べて、街に出よう。
ホテルからは、広島平和記念公園が近いので、取り敢えず行ってみようと思う。
そうすると、それまでの道に食べるお店も少なそうだったので、ホテルのランチバイキングを食べることにした。
1300円。

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(レストランからは、コンサート会場の裏側が見える。スタッフがグッズなどの用意をしていた。)
ホテルのバイキングと言っても、それほど料理の種類は多くない。
いつもならお腹いっぱいになるまで、何度も何度もお変わりを取りに行くんだけれど、今日はみゆきさんのコンサートに体調万全でなきゃいけません。
普段は、そんなこと出来ない性格というか食欲であるけれど、今日はお変わりすることなく、弁当箱のような容器に1回だけ盛って、それで御馳走様をした。
あんなに食に対して意地汚い凡に、お変わりさせないなんて、みゆきさんてスゴイな。
さて、コンサートまでの時間、広島観光をしましょう。
折角の広島なんだからね。

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