平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

そうだ、ソウルへ行こう!(220)ソウルの二日酔いの薬の効き目。

守口市の駅前にホテル・アゴーラ大阪守口がある。
以前は、別のホテルだったのですが、最近、建物はそのままでホテルが変わった。
新しくなったばかりなので、行ってみました。
1階の入り口を入ると、改装されてスタイリッシュになった開放的なダイニングがあった。
飲み放題のプランがないか聞くと、3800円のプランがあると言うので、それに決定。
オードブルとデザートは食べ放題で、パスタ料理、魚料理、肉料理が、これはお仕着せで呈される。
オードブルは、種類はそれほど多くはないのですが、ちょっと洒落た器に入っていたりするので、高級そうな見た目になっていた。

画像

(この後の、パスタや料理の盛り付けがすごく綺麗だったんだけど、飲み過ぎで写真を撮るのを忘れました。)
取りあえずは、ビールです。
プレミアムビールは、やっぱり美味い。
しかも、グラスも凝っていていいなあ。
やっぱり、ホテルのレストランだわ。
ビールを2回ほどお変わりをした頃、パスタが来た。
その後、魚料理、肉料理と続く。
どれも、お洒落な盛り付けで、見た目もホテルのディナーの特別感を味わえる。
ただ、ちょっと量が少ないかな。
ビールを4杯ほど飲んだ後は、スパークリングワインに切り替えた。
ここのパンは美味しくて、バゲットを自分でカットする。
表面がカリカリのバゲットにバターをたっぷり塗ると、これがまたスパークリングワインに合うんですよね。
「すいませーん。スパークリングワインをお願いしまーす。」
と、お姉さんに繰り返しお願いしていると、
「先ほどのスパークリングワインは、1本空いてしまったので、今度は違うスパークリングワインをお持ちしました。」と言った。
ひょっとして、飲みすぎ?
しかし、このレストランは素晴らしい。
普通だったら、「いくら飲み放題と言ったって、どんだけ飲むねん。この貧乏人がぁ。」なんて口には出さないけれども、そんな雰囲気を表情の1センチ下で匂わせながら、次のスパークリングワインを持ってくるところなのだけれど、このレストランは違う。
「前のスパークリングワインと、今回のとは、どうですか。どちらがお好きですか。」なんて、笑顔で話しかけてくれる。
飲み放題は、100分だ。
時間が来たことを告げに来たお姉さんは、こう言った。
「これで飲み放題はラストですが、もう少しグラスに足しておきましょうか。」
と聞いてくれた。
完璧だ。
こんな飲み放題だったら、また来たい。
ただ、願わくば、これがオープンしたばかりの対応じゃなくて、少し日数が経っても同じ対応が続いてほしいな。
最後のデザートも食べられないぐらい、バゲットを食べて、飲んで、ホテルを出た。
勿論、自宅に帰ったら崩れるように布団に転がった。
これだけ飲んだら夢も見ることが無い。
、、、、と、満足顔で寝ていたら、夜中に目が覚めた。
「おえー。」
やはり、そうなるか。
アルコールで脳がマヒしていたので、昨夜は想像できなかったが、今は簡単に想像できる事態が凡に発生していた。
「おえー。」
のたうち回るまでは、いかないが、相当に気持ちが悪い。
これは、ソウルの薬に助けてもらうしかないだろう。
今回は、立派な二日酔いである。
なので、強力そうな薬を飲もう。
明洞からロッテ百貨店に行く地下道で売っていた二日酔いの薬。

画像

まずは、ドリンクを半分飲んで、ドイツ製のロイヤルゼリーをそのドリンクの瓶に入れ、それで錠剤を飲んだ。
ドイツ製のロイヤルゼリーをドリンク剤の瓶に入れるという動作は、何か化学の実験をしているようで、吐き気がなければ、楽しい。
すぐに横になって時計を見る。
10分。
20分。
30分。
それ程、変化が無い。
凡は薬を飲んだ後、30分経っても効果が出てこないときは、更にもう1回薬を飲む。
こんなことをしたら、駄目だっていうのは解っているのですが、やる。
苦しみに対しては、恐ろしく弱虫である。
ものすごい期待をして飲んだ薬が効かないなんて、ショックだ。
仕方がないので、明洞から南大門へ向かう途中で買った二日酔いの薬を出した。

画像

何と言っても、ばら売りのこの白い錠剤が理由が解らないが、頼もしく見える。
これもセットで服用する。
そして、横になる。
10分。
20分。
30分。
それ程には、変化が無い。
二日酔いでムカムカするのを何とか抑えたいのだけれど、どうにもならない。
ソウルの2種類の薬を試したが、どうにもならないのであります。
そこで、思いついたことがある。
伝統的な二日酔い対策。
「迎え酒。」
凡は、こんなことがあった時の為に、最終手段として、冷蔵庫に、迎え酒用の甘いカルピスの酎ハイを1本用意している。
未だにそれは1度も使ったことがないのでありますが、どうしようもない時の為に、冷蔵庫の隅に置いてある。
さて、この最後の1本を使う時が、とうとうやってきたのだろうか。

コメント

  1. たびすけ より:

    美味しい料理でたくさん飲む!
    たまには良いんではないでしょうか!
    それにしても薬の効き目が無かったようですね・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、たびすけさん。
    すごく期待した二日酔いの薬は、効き目がイマイチでした。
    今回、沢山買ってきたのですが、ちょっと残念です。

タイトルとURLをコピーしました