平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(137)住吉大社の五大力さんで宝くじ当選間近。

どうしてこうもお金というものは、魅力的なものであるのであろうか。
お金という言葉自体に、俗な力強さを感じる。
わずか数センチメートルの長方形の紙。
風が吹けばヒラヒラっと飛ばされていくような儚げなものでありますが、その儚いものを得るために、唇を噛みしめながらやらなきゃいけないことが毎日沢山ある。
そんな泣きそうなストレスを抱えながらも、得なきゃいけないもの。
お金。
勿論、生きていくには必要なものなのでありますが、それ以上に、例え衣食が足っていようとも、もっともっと欲しいと思ってしまうものであります。
なのだけれど、そのお金が無い。
無い無い無い。
ほんの少しのほんの少しの貯金を、旅行に行くからと言って下してしまう愚行を繰り返す凡にとって、もはやコツコツと貯めようという気持ちは湧いてこない。
もう残り少ない時間を贅沢に生きるには、一攫千金というドリームしかないのであります。
つまりは、宝くじとなる。
そうだ、宝くじを当てよう。
それには、金運パワーを身に付けなきゃいけないでしょう。
先月は、京都の御金神社にお参りをした。
これで金運はアップしたはずなのでありますが、ロト6の4億円を当てようと思ったら、まだまだ金運がいるという道理も考えられる。
そうだ、パワースポットに行こう。
賢人は、パワースポットに行って、精神的なエネルギーを高めることを考えるだろう。
でも、凡人はそれは後回しでいい。
先に、お金だ。そして余裕があれば、精神的パワーアップ。
そんなことを考えていると、大阪にもパワースポットがあるということを聞いた。
それは、余りにも近くの有名な神社であります。
「住吉大社」
ここは大阪では知らない人はいないぐらい有名であります。
でも、その境内に「五所御前」と呼ばれる石の玉垣に囲まれた場所がある。
ここは初めて聞きました。
真ん中に杉の木が1本あって、その周りに玉石が敷き詰められている。
神功皇后が住吉大神をお祀りする場所を探していたときに、この杉の木に白鷺がとまったそうです。
この玉垣の中にある、小石には、「五」「大」「力」とそれぞれ墨で書かれたものがあります。
これを探して3個1組を住吉大社で売られているお守り袋に入れて、部屋の中に吊るしておくと、寿力・体力・財力・智力が得られるそうです。
そして、お願いが叶ったら、その小石と、新たに自分の家の近くの小石を拾って、墨で「五」「大」「力」と書いたものを1組、玉垣の中に返してお礼を言うというシステムになっています。
それを聞いたら行かない訳にはいきません。
早速、恵美須町からチンチン電車に乗って、住吉大社へ出発しました。
本来なら、朝のうちに住吉大社に参拝するのがいいのでしょうけれど、そこは凡なのでありまして、お昼ごろに到着。
不作法でありますが、先に昼食を食べました。
住吉大社の近くにある「やろく」さん。
昔からやっておられる洋食屋さんです。
かたぐるしくなく落ち着いた店内は、お昼のピークを過ぎたのか、ゆったりとしていた。
凡は、値段を見て少し勇気がいったが、その店名を冠している「やろく盛り合わせ」1627円を注文。
トンカツと名物の玉子コロッケがセットになっている。
ミニボンはハンバーグと海老フライのセット。

画像
画像

どちらも洋食の王様というセットは、休日のお昼を少し贅沢に演出してくれた。
さて、これから今日の本題だ。
住吉大社は、雨模様のせいか、参拝客はほとんどなく、それが却って澄み渡った気を頂けそうで、今日の雨に感謝した。

画像

第一本宮から第四本宮までお参りした後は、さて五大力の小石を拾わなきゃいけません。
玉垣の中には、沢山の小石が敷き詰められていて、その小石は想像したよりも小さい。

画像
画像

手を入れて探すのだけれど、中々見つからない。
すると、ミニボンが言った「あった。あ、こっちにもある。こっちにも沢山ある。」
いいなあー。
少しく羨ましい。
でも、慣れてくるといくらでも見つけることができるようになった。
小石が小さいのと黒っぽい小石もあるので、気が付きにくいだけで、字の書かれた小石は沢山ありました。
「ロト6当選お願いします。」そういって、五大力の3個を拾う。
それをお守り袋に入れて、今日の目的は終わった。

画像

ついでにといっては畏れ多いのですが、初辰さんやおもかる石などの近くの神社を参拝して、帰りの電車に乗り込んだ。
さてお願いしますよ五大力さん。
だけど、神様ってロト6ってご存知だったんだろうか。
「富くじ当選。」って言えばよかったかな。
電車に揺られながら首を捻った。

画像

(住吉大社の太鼓橋も有名です。)

コメント

  1. とっちゃん より:

    凡蔵さん、お金って大切だしいっぱい欲しいですよね~
    欲しいけど思ったほど自分の所には来ないのが現実・・・
    だったら、自分の所に来た分でいかに楽しむかが腕の見せ所
    そんな訳で、日々工夫しながらエンジョイしてますよ~
    「やろく」のちょっと豪華な洋食も日常を忘れさせる実に良いランチですね!
    仕事と時のランチでは食べられませんが、休日のランチとして奮発すればさぞ優雅な気持ちになった事でしょうね~
    住吉大社のご利益があり、ロト6あたると良いですね~

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    楽して儲けようなどという考えに囚われている今日この頃でありますが、そう楽しては儲からないものですよね。
    ロト6なんかも、確率を考えると、これはもう当たりっこないのですが、でも数字6個当たればいいんだって思うと、ついつい買っちゃいます。
    洋食と言うのは、何かいいものですよね。
    響きがいいです。
    いつもお昼はラーメンやカレーや牛丼になることが多いので、休みのときぐらいは洋食で気分転換です。
    洋食でもやっぱりご飯とみそ汁ということになるのですが、これは日本人に生まれてきて良かったと思う部分です。

タイトルとURLをコピーしました