平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(138)更なる金運を求めて犬鳴山へ。そして富士フィルムX10。

何しろ4億円ですからね。
ちょっとやそっとの金運では当選しないだろうことは、いくら夢見がちな凡でも理解できる。
ならば、念には念をいれる必要がありそうだ。
本屋でパワースポットの本を立ち読みしていると、泉佐野市に犬鳴山というところがあって、そこにある七宝瀧寺という真言宗のお寺にはものすごいパワーがあると書いてあるのを見つけた。
あまりの凄まじいパワーで写真がブレて写っている。
このブレは、ピントが合ってないんじゃなくて、パワーでブレているという。
その証拠に文字はちゃんと読めるなどと説明が書いてあった。
これは本物だ。
本物のパワースポットに違いない。
休みになるのを待って、急いで出かけた。
泉佐野市には、南海電車の難波駅から向かう。
駅に着くと、特急ラピートが停まっている。
もう発車すると駅員が言うので、走って行って特急券を買って乗り込んだ。
泉佐野市まで特急なんて贅沢なのですが、兎に角早くお参りをしなきゃいけません。
やっぱり特急は快適ですね。
ここで豪華なシートに座ってデジカメを取り出した。
でも、このデジカメはいつも使っていた阪神タイガースのマークの入った愛機ではない。
つい最近買って、今日が始めて使うのであります。
嬉しくて嬉しくて仕方がありません。
富士フィルムのX10。

画像

(富士フィルムのHPより)
新しく買ったのは、何もタイガースのデジカメが嫌になったからではありません。
凡はこのタイガースのデジカメをこよなく愛しておりました。
しかし、最近写真を撮ると、画像全体がブルー掛かって写るようになってきたのであります。
せっかくの旅行の写真がブルーでは、ちょっと寂しい。
仕方がないので、「さよなら。」を言う事にした。
「嫌や嫌や。うちもっと使えるねんよ。ひょっとして他に若い子できたんちゃうの。」
「ご・め・ん。」それしか言う言葉が見つからない。
「やっぱり。ぐすん。でも、うち傍に置いてほしいわ。」
「ちゃうねん。若い子ちゃうねん。ごつい男やねん。」
「えーーーっ。うち腰抜けそうやわ。」
そう、新しいデジカメのX10は、ゴツゴツした形の黒いボディーだ。
このデジカメを買おうと思ったのは、第一印象だった。
昭和初期のカメラを思い出させるフォルム。
そのフォルムが美しい。
それだけで、このデジカメに決めてしまった。
それに、カメラ好きには堪らない仕掛けもある。
オート撮影に加えて、EXRオートや、露出優先やシャッタースピード優先撮影や、マニュアル撮影も可能だ。また、補正ダイヤルも付いていて、撮影の楽しさを演出してくれる。
その他にも、いろいろな機能があって、男心をくすぐるカメラと言える。
特に、ファインダーがついていることが嬉しい。
今まで、デジカメを買い替えようと思っても、ファインダーの無いカメラばかりなので、買わなかった。
カタログだけで決めたのですが、一応は本物を見てみよう。
そう思って、大型電気屋へ行く。
持った感じは、ずっしりと重く、ますます欲しくなった。
更に気持ちを確認するために、店員に声を掛ける。
すると、店員は「X10は、あくまでもコンパクトデジカメです。」と言う。
普通のコンパクトデジカメよりは性能はいいけれど、あくまでもコンパクトデジカメ。
本格的に撮ろうとすると、物足りなさを感じてくると言うのです。
確かにフォルムは綺麗だ。
だけど、普通のデジカメとX10の値段の差をどう考えるかだという。
X10を買うんだったら、もう少し高くなるけれどソニーの1眼レフαを買う方がオススメなのだそうだ。
ソニーの1眼レフカメラは、ソニーというけれどもほとんどミノルタが作っていると説明が続く。
試しに1眼レフαを手に取って、ファインダーを覗き、シャッターを切ってみる。
これはいい。
文句なくいい。
ファインダーを覗いたその中に、カメラの情報が手に取るように映し出される。
ファインダーを覗く喜びが100%味わえるカメラだ。
手に持ったグリップ感も安定しているし、シャッターを押した感触も心地いい。
もう、ずっとシャッターを切っていたい。
レンズも2本ついて、この値段だと、こっちの方が絶対にお勧めだと断言した。
そうだな。
それはそうだ。
1眼レフは、やっぱりいい。
学生時代に、リコーからXR500というカメラが39800円で発売された。
凡は、そのリコーXR500をこれまた、こよなく愛していたことを思い出した。
写真を撮る喜びを感じるカメラなんです。
でも、しかしなのであります。
今、凡が欲しいのは旅行などに行って、ちょっと撮るようなスナップ写真のカメラだ。
レンズを2本も鞄に入れるとなると、重たくて行動範囲が狭くなるというものだ。
そうだ、やっぱりX10にしよう。
そう決めて電気屋を出た。
帰ってネットで、その時の最安値の5万円で購入。
今、新しい愛機は凡の手の中にすっぽりと納まっている。
南海電車の特急ラピートに揺られながら、始めての撮影の実験に車内や車窓の風景を撮った。
こんにちは、X10.
そして、さようならタイガースの愛機。
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さて、ここで、さよならする愛機の説明をしたい。

画像

(リコーのデジカメ正面)

画像

(リコーのデジカメ裏面)
気に入っているデジカメなので、今までの感謝の気持ちを込めて。
メーカーは、リコーです。
リコーは、そんなに詳しくはないのですが、大好きです。
世界最初のオートフォーカスの1眼レフを作ったり、凡が持っていた安い価格の1眼レフを最初に出したりと、新しいことをやろうとする精神が素晴らしい。
結構大きいボディの割に、持つと軽い感じが、凡ぽくていい。
デザインは、2003年の阪神タイガースのマークが大きく正面に印刷されている。
とはいうものの、凡はまったく野球に興味が無い。
ただ、安かったから買ったのであります。
そして、ファインダー。これが凡には必要だ。
ファインダーを覗くという行為が、ある対象物に心を一瞬のうちにフォーカスしてくれる。
そして、今となっては小さな液晶画面。
そして、特筆すべきは、専用バッテリーで動くのでは無く、単3電池2本で動くのです。
汎用性が高いのは重要だ。万一の場合は、乾電池なら世界中どこででも買うことができる。
それで、デジカメの機能は一通り揃っているのであります。
こんな素晴らしい愛機と、さよならするのは辛いのでありますが、仕方がありません。
今まで、ありがとう。
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さて、ここからは凡から女性のみなさんへの特典写真です。

画像

(モックンのX10のカタログの表紙)

画像

(凡のモックンに対抗して撮った写真。)
凡の映像は、コピーフリーです。
どうぞ、ご自由にコピーください。
若い女性の方も遠慮なさらずにね。
ケータイの待ち受けに使ってもいいし、プリントアウトして財布に入れてもオシャレ!
(嬉しさのあまり、こんなこともしてしまいました。)

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