京都で映画の予定通り、映画を見ることにしよう。
「ゴーストライター」
三条新京極を少し下がったところにあるMOVIX京都までは、蕎麦を食べた田毎からすぐの距離だ。
ここは2棟のビルに12のシアターがあり、初めての人はチケット売り場とシアターの場所に少し戸惑うかもしれない。
そういう凡も、ビルの周りを入り口を求めてウロウロした。
しかし、この沢山のシアターが集まっているシネマコンプレックスという映画館というか映画館の集まった形態が、最近多いですよね。
シネコンの中には大きなシアターもあるのですが、どちらかというと小さなシアターが沢山集まっているというイメージがある。
特に凡の行くような映画は小さいシアターでやることが殆どだ。
何となく寂しく感じるのは、時代の流れに乗り遅れている懐古趣味な中年の感傷でしょうか。
映画と言うものは、大きなスクリーンで見るのが楽しいんですよ。
目の前に広がる非日常の世界。
そんな世界にどっぷりと浸かって主人公になりきる。
それが映画なんです。
なので、凡はいつも前の方に座る。
そして、劇場のライトが消えると、サングラスを掛けた香港のヤクザになったり、ミュージカルの舞台でステップを踏む男前になったりと変身するのであります。
昔は大阪にも北野劇場やOS劇場という素晴らしい映画館があった。
(今もその名残はあるが、昔とは全く別の物になってしまった)
いずれも1000席以上の規模の映画館で、これぞ映画館という貫禄があった。
それに比べて今のシネコンは、どうだろう。
映画の選択肢が増えたのはいいことだとは思うのだけれど、最近はテレビも大型になってきて、それなのに映画のスクリーンは小さくなって、それだったら映画もテレビも一緒やん。
小市民的映画館。
そんな映画館は、非日常じゃなくて、日常でありまして、何か気持ちがすっきりしないなあ。
とはいうものの、いいところも沢山あって、座席も工夫されて広くなったし、段差をつくって前の席に座高の高い人が来てもみやすくなったし、ドリンクホルダーも付いている。ゴーストライターは、そんな快適な座席で楽しむことにしよう。
ビルの壁面に貼ってあるポスターを見てミニボンが言った。
「監督の名前が嫌だ。」
嫌だって言ったって、監督の名前は、名前やん。
単なる固有名詞。
監督 「ロマン・ポランスキー」
多分「ロマン・ポルノ」と間違っているんだろう。
とはいうものの、監督もいろいろな疑惑のある人のようなので、ロマン・ポルノという名前にしても違和感がないかもしれないな。
それにしても、名前が嫌だから、嫌だというのは、どうも理解できない思考である。
しかし、このロマン・ポランスキーをもじったのが、ミニボンの大好きな桑田佳祐さんの2009年のAAAコンサートの『映画音楽寅さん チャラン・ポランスキー監督・脚本・主演 「男はしたいよ」』のチャラン・ポランスキーなのでありますが、当人は知らないようであります。
映画鑑賞前に購入したアンチョビ味のスナック菓子。
凡はアンチョビが大好きなのでありまして、購入。
もう少しアンチョビが効いていてもいいのになあ。
コメント
チャラン・ポランスキー監督・脚本・主演 「男はしたいよ」ですか?
笑っちゃいますね~
最近見た映画ですと、SPですが、音は以上にバカデカかったんですが、スクリーンは昔と比べると小型化していましたね・・・
椅子などは快適になりましたが、醍醐味は昔と比べるとイマイチになりましたよね・・・
ありがとう、とっちゃん。
そうですよね、昔の方が、映画としての醍醐味があったですよね。
それだけ、お客さんが減っているのかな。
昔は座席指定じゃなかったので、人気の映画は立ち見なんかもありましたよね。
SPは、嫁さんが岡田君のファンなので、一人で見に行きましたよ。