駅の改札の横などに情報誌が置かれていますが、最近その種類が多くなったのではないだろうか。
凡もたまに手にとって帰りの電車の中で読んだりするのですが、タダで楽しい情報を教えてくれるのは嬉しいですね。
先日も門真市の駅の改札に置いてあった「スルッとKANSAIの遊びマップ」を何気なく取ってみると、能勢の妙見さんの周辺を紹介した記事が載っていました。
そこで凡の気持ちをくすぐらせたものがありました。
「妙見山クッキングセンター」というバーベキューの出来る施設の記事です。
バーベキュー。
何と素敵な響きでありましょう。
アメリカの大自然の中、川のほとりに大きなキャンピングカーを停めて、ファミリーや友人が集まって皆でワイワイおしゃべりをしながら食べる。
大きなステンレスの串には大きな塊の肉やソーセージが刺さっていて、お父さんが特製のタレの自慢話をしながら嬉しそうに焼いている。
にんにくとブラックペッパーを利かせたタレが焦げていい匂いを漂ってきた。
隠し味は蜂蜜だ。
その側にいたソバカスいっぱいのコットンのワンピースを着た娘が「美味しそうな香りがしてきたよ。」なんて嬉しそうな声でママに報告したりしている。
ラジオから聞こえてくるのはカントリー。
川のせせらぎとカントリーが妙にマッチして聞こえる。
冷たいビールを飲み干して、焦げたタレの付いている肉にかぶりつくと肉汁が口の中に広がる。
「ヤッホー。」
凡は思わず叫んでしまった。
まだ何も食べていないのにヤッホーとは気が早すぎる。
しかも、ここは日本だ。
しかも、ここは家の中だ。
ミニボンが言った。
「ヤッホーって、どうしたん。」
でもこれは行かずにはいられないのであります。
早速、ミニボンと行ってみることにしました。
前に箕面に行った時に、門真市から出ている大阪モノレールに乗ると阪急の宝塚線の駅に意外と簡単に接続できることが分かったので今回も同じルートで出発です。
阪急の川西能勢口で能勢電鉄に乗り換えて妙見口に向かうと、車窓を流れる風景が急に田舎っぽくなっていくのがハイキングに来たぞという気分を盛り上げてくれます。
さっき大阪の都会を出発したのに今はもう山陰かどこかの田舎にいるような、そんな気分のギャップを感じながら歩いていると、妙見ケーブルの黒川駅に到着しました。
見上げるとかなり急な斜面をケーブルカーが登っていきます。
その思ったより急な勾配が自然な驚きとしてこころを揺さぶるのであります。
ケーブルカーはゆっくりと上にひっぱられて登って行った。
窓を吹き抜けていく風は少しひんやりとして、木々の香りを乗せて凡の襟元を優しく撫でていく。
山上駅に着いてから更に徒歩で登っていくと、妙見の水広場というところに出た。
ここには地下171メートルから湧き出ている妙見の水というミネラルウォーターが自由に飲める湧き出し口がある。
これは美味しいに違いない。
早速飲んでみる。
無味無臭。
それはそうだろう。ここでりんごの味やペンキの匂いがしたら、それは怖いじゃないですか。
水なんだから。
でも、無味無臭の自然の水がこんなにも美味しいと感じられるのは人間の持つ不思議な感覚の為せる業であります。
帰ってからの水割り用にペットボトルに詰めたのですが、歩きながら飲んでしまいました。
ここの水は定期的に検査をしているとのことで安心して飲むことができます。
「須磨の霊水」とはえらい違いだ。その妙見の水広場を越え更に歩いていくと、今日の目的の「妙見クッキングセンター」に辿りつきました。
さあ、大いに自然の中でバーベキューを満喫するぞ。
コメント
妙に「水割り用に汲んだ水を飲んでしまった」って所にハマってしまったぁ!
凡蔵。さんの生活をドキュメントで追ったら、リアルに「吹き出し」が必要ですね。(笑)バーベキューの光景、カメラを引いたら「おいおい!家かい」って、突っ込み入れたくなる程、リアルですもの。お決まり女子の出演、今回は白いコットンのワンピース♪そうこなくっちゃ!(^^)!
ありがとう、oriverさん。
吹き出しと言えば、漫画家の滝田ゆうさんが大好きなんです。あの独特の絵のタッチと時代背景も好きなんですが、主人公の頭のところに描かれる電球が点った絵の噴出しが、面白いなと思います。
あれを文章にしたらどうなるのかなと思って試してみたのですが、全く意味不明な文章になりました。
今度また、再挑戦です。
バーベキューの光景。大阪人てお決まりのことが大好きですよね。
これも私の中では典型的なお決まりの光景なんです。
須磨の霊水とは違って、今度は本当に美味しい&安全な水だったようですね~
この後のバーベキューが楽しみですね~
ありがとう、とっちゃん。
いろんな場所で、湧き水や井戸がありますよね。今までは何も考えずに有難がって飲んでいましたが、須磨の件いらい水質検査の表を見たりして確認して飲むようになりました。
今回の水は、大丈夫でした。