駅に置いてある「スルッとKANSAIの遊びマップ」の情報誌に載っていた能勢の「妙見山クッキングセンター」に着いたのは、ちょうど12時ぐらいでありました。
8人ほどが座れるバーベキューの野外炉が林の中にいくつも結構ゆとりをもって配置されています。
広い敷地には、屋根つきのバーベキューテーブルや、炊事場やコンロなどの施設があってかなりの人数が利用できるようです。
しかも、まな板や包丁、鍋、網、鉄板などなど、バーベキューや飯盒炊爨をするのに必要なものはすべて無料で貸し出してくれるのが嬉しいですね。
そして、食材もここで購入する事が出来ます。
セットメニューを注文すると施設利用料の400円が無料です。
なので、凡のように手ぶらで行っても、いろんな料理を作って楽しむことができるのはオススメであります。
平日ということもあって広い敷地に3組ぐらいしかお客さんはいません。
なので半分貸切状態で、すごくリッチな特別感に浸ることが出来ました。
夏を過ぎた昼下がりに、六甲山の別荘の林の中で森林の木々の間を優しく吹き過ぎてゆく風にのったフィトンチッドを体いっぱいに吸収して、バーベキューをする。
白いペンキで塗られた洋館の窓から娘が嬉しそうな笑顔でこちらを見ている。
白いレースのカーテンが風に揺られて、心地良さそうな休日を演出してくれる。
「もうすぐ焼けるから、降りておいで。」
凡は娘に手招きをした。
まだ夏のなごりのサンダルがカタカタと木の階段を駆けてくる音が消えると、落ち葉の踏みしめる音に変わった。
見ると満面の笑みを浮かべた娘が言った「ママがね。今シャンペンを持ってくるって。」
ああ、私はなんて幸せなんだろう。
「2人前で、3200円です。」
売店のお姉さんの声で目が覚めた。
そう、ここは六甲の別荘でなくて能勢の山の中のクッキングセンター。
しかも、凡には娘はいない。
でも、幸せだ。
今回はカルビのバーベキューセットを予約していました。
1人前1600円で、炭やタレ、箸や紙皿なども付いているので至れり尽くせりであります。
その場でも注文できるので、急に子供の頃を思い出して飯盒炊爨をしたくなり、米1合とマキを買いました。(米1合200円、マキ1束300円)
でも、1合ではマキの量が多過ぎる。
でも、ご飯も炊きたいので仕方なくマキも購入。
そあ早速バーベキュー開始!
ミニボンは炭をおこして、凡はマキでご飯を炊き。
マキは乾燥させて割ってあるのですぐに火が着きました。
結構マキがよく燃えるので、他に何か作ってみたくなったのでありますが、用意していないので断念。
カレーとか作ったら楽しかっただろうな。
自然の中で食べるバーベキューは美味しいですね。
そんなに上等な肉ではなかったが、外で炭で焼いて食べる。それだけで美味しい。
ゆっくりとバーベキューを楽しんだ後は、更にリフトで上に上って「能勢の妙見山」をお参りして帰路につく。
帰りに無人の売店で栗を買った。
今思うと往路で買っていればバーベキューと一緒に栗を焼いて食べれたのになあ。
帰路の道中も、バーベキューが楽しかったので何かもっと焼いたり煮たりしたい気分を残しながら次もまた来たいなという興奮に包まれていた。
次はもっと大人数で来るのも楽しいだろうな。
コメント
いや~美味しそうですね~
やっぱり炭だと一味違うんでしょうね~
炭は最高の調味料ですからね~
それにしても薪の量が多いですね・・・
こんなにいっぱい束にしなくてもいいじゃないですかね~
近場に良いスポットがあって羨ましいですよ~
ありがとう、とっちゃん。
気分的なものかもしれませんが、やっぱり炭だと美味しい気がしますよね。
それに、お店の焼肉屋のように固めた炭じゃなくて、普通の炭なのも雰囲気でました。
薪はカレーとか作るときにはこのぐらいいるのでしょうけど、お米1合では多過ぎですよね。
他に沢山料理をしている人がいたらあげれたのですが、人数が少なかったので、そのまま残りは置いてきました。
ここのスポットは思ったより楽しかったですが、これから冬になったらかなり寒そうです。
凡蔵さん、気分だけではありませんよ
炭火焼は遠赤外線効果や、強火の遠火(焼き物の基本)で表面をパリッと焼き、中の美味しい旨みを逃がさない効果があるようですよ~
もちろん煙による燻製的な効果も美味しさアップに一役買っていますよね~
いつかは燻製作りにチャレンジしてみたいなぁ~
ありがとう、とっちゃん。
遠赤外線は、聞きますよね。
仲間でじっくり火が通って美味しくなるって。
それに食べてみても、焦げた部分がガスで焼くより美味しいような気がします。
炭って消臭効果もあったりして、不思議ですよね。