水原(スウォン)に着いた凡とミニボンは、駅を出て左にある観光案内所を覗いた。
綺麗な案内所でカウンターには係りのお姉さんが数人座っていた。
日本語のパンフレットを貰って、係りのお姉さんに声を掛けると、すごく親切に水原観光について教えてくれる。
水原華城の地図に時間や希望に合わせて周るコースを教えて貰った。
それに何より助かったのは、華城にはバスで行ってみようと思っていたのですが、やっぱり海外でのバスは、どれに乗ったらいいか難しくて不安ですよね。
でも、ここにはどのバスに乗ったらいいかを書いたメモが用意されている。
しかも、ハングルと英語で書かれているので、迷った時に人に見せて聞くこともできるし、裏面には帰りのバスの番号と水原駅というハングルと英語が書かれている。
これをゲットするために、この観光案内所による価値は凡にはあった。
ここは水原に来たら絶対にお勧めだ。
バスの乗り場も案内書の近くにあるので、乗るバスもすぐに判明。
バスに乗ると、座席が空いていたので座る。
韓国は儒教の精神が根底に流れているので、年長の人を敬うこころが厚く、バスや電車などでもお年寄りが乗ってきたら自然に若い人が席を替わるのが普通だ。
この点、日本人は恥ずかしいです。
お年寄りが乗ってきても席を替わらないだけじゃなく、横に置いた荷物もどけない人や、足を大きく開いて座席を独占している人もいて、情けなくなります。
この点は日本人も見習わなくちゃ。
ということで、ソウルに来た時からミニボンもお年寄りが乗ってこられたら、日本人は席を替わらないと思われては恥ずかしいので、もちろん日本でもしているのですが、余計に恥をかかないようにしようと思っていたようです。
それで、水原駅からバスに乗ったときにタイミング良くお年寄りが乗り込んできたのであります。
さあ、今だ。
日本人も年配の人を敬う心もあるし、席も替わりますよって表現しなきゃ。
ここでお年寄りに席を替わってあげよう。
ミニボンも気合をいれてお年寄りに声を掛けた。
「どうぞ。座ってください。」とはいうものの、日本語だ。でも、意味は通じるだろう。
でも、お年よりは手を振っていらないというジェスチャー。
近くだからと断られたのである。
韓国のお年よりはキムチを食べているので元気なのでしょうか。
こんなことを、ミニボンはソウルに滞在中3、4回繰り返していたが、結局全部断られて1回も席を替わる事はなかったのであります。
何となく報われないミニボンが少し可哀想になりました。
そうこうしている間に、八達門のバス停に到着。
降りるバス停も周りの乗客を巻き込んで教えてもらい感謝、感謝。
水原駅から八達門までバス代1人1000ウォン
華城観光は、歩いて回ると3時間以上掛かるというので、華城列車というバスに乗って半周してその後歩いて回ることにした。
貰ったパンフレットに行き方を書いてもらい華城列車乗り場に向かう。
パンフレットの地図の縮尺が実際とちょっと違うのか地図では短い距離なのだけれど結構歩いた。
華城行宮の見物は後回しにして、先に観光のバス停に向かう。
ちょっと長い坂道を登ったところに華城列車は既に止まっていた。
かなり派手な乗り物で、いかにも観光ですよっていう雰囲気がまたいい。
さあ、龍の形の観光列車で華城観光に出発!
コメント
水原駅の観光案内所は優れものですね~
日本語での案内はありがたいですね
乗るバスが書いてある紙ってのが親切ですし、帰りも困らないですよね~
このような郊外では、乗り遅れは致命傷になる恐れがありますからね・・・
致命傷にならなくとも、今後の観光に大きな影響がありますよね~
しかし凄い形の列車ですね~
龍の形ってのがビックリしますね
ここではどんなランチを食べたのかも気になりますね
とっちゃんさん。
初心者にとって、一番難易度が高い乗り物はバスじゃないでしょうか。
どのバスに乗ったらいいか、どこで降りたらいいか複雑ですよね。
でも、この案内所のお蔭でスムーズに乗れてよかった。
この龍の列車は観光に来たぞって雰囲気があって嬉しかったです。
凡蔵さん、地下鉄だったらわりと簡単ですが、電車はホームが色々あったりするし、来た電車が自分が乗る電車かの判断も難しいですが、バスは更に難易度が高いですよね
無事バスに乗車できたのは流石です
とっちゃん。
ありがとうございます。
ソウルは今までに行った事がある国だったので、バスもそれほど抵抗がなかったのですが、これが知らない国だったら、かなりビビッてしまうでしょうね。
私は、初めてソウルに行った時は、相乗りや乗車拒否があるって聞いていたので、タクシーも乗ることが出来ませんでした。
基本ビビリ屋なもので。