平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(106)

高橋大輔選手、オリンピック銅メダルおめでとう!
家に帰ると、早速ミニボンが「甘いもの断ちをして応援したからメダルが取れた。」と喜んでいました。
朝から彼氏がオリンピックに出るかのように心配していたみたいで、テレビの番組表とにらめっこしながらビデオの予約をしていたようであります。
でもそれだったら、誕生日にバイキングでスイーツを食べなければ、金メダルだったんじゃないだろうか。
高橋君も可哀想に。中途半端な甘いもの断ちで銅メダルになってしまった。
とはいうものの、凡も応援していたのですが、内容的にはすごく良かったですよね。
プルシェンコなんかより良かったと思う。
まだ興奮冷めやらぬ凡とミニボンですが、そろそろ出発の用意をしなきゃ。
ガイドブックやインターネットで見ているうちにだんだん行きたいところ、食べたいものが増えてきています。
屋台はどこがいいかなとか、やっぱり焼肉は食べたいなとか、今回は豚にしてみようかなとか、食べることだけでもあれやこれや悩みます。
更に、大学の近くは安いお店が多そうだから行ってみたくなりました。
特に、女子大は気になるなあ。
何か特別な出会いがあったりして。
「ちょっと、ちょっと、あそこの日本人のお兄さん、かっこよくない。あたしタイプやわあ。でも、横にいる人は奥さんみたい。やっぱり結婚してるんだ。そうだよね。でも、あたし自分の気持ちを貫くわ。奥さんがショッピングしている間に、携帯の番号渡しちゃお。」なんてことがあるかもしれない。
なんでもプラス思考だ。
などと、いろいろ行きたいところが増えすぎてしまった。
ここらで原点に戻らなきゃ。
ソウルへ行く目的は「ソウルへ行きたくなったから、ソウルへ行く。」ということだ。
なので、余分な目的はいらない。
今までの行きたいところの予定を一旦全部消してしまおう。
そこで、改めてソウルでの予定。
まず、ミニボンのやりたいこと。
水原観光。そして、もし行けたら、サムギョプサルのチーズフォンデュ。
そして、凡のやりたいこと。
アシアナのデラックスクラス体験。
「生食」の購入。
これだけにしよう。
あとは純粋にソウルの旅それ自体を楽しもう。
さて、内田百閒のように「阿房飛行機」と決め込むことができるでしょうか。
たぶん、手に汗を握りながらドキドキしてデラックスクラスに乗って、小走りになりながらソウルの街を歩いている、そんないつもの凡が見えそうでではあります。
そうだ、ソウルでは余裕のヨッチャンで行かなくちゃ。

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