平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(103)

ミニボンがガイドブックを2冊買って来た。
もう、出発まで1週間である。
機内食が出ることが分ったので、そろそろソウルの予定を考えなくちゃ。
とはいうものの、ソウルへ行く事が目的なので、ソウルへついてからはまだ何をするか決めていなかった。
ガイドブックを見ると、あれも見たい、これも食べたいという気持ちになるのですが、最後に行き着くところは「2泊3日やし、適当に行こう。」となります。
今回もミニボンが買って来たガイドブックを1ページ1ページめくって検討をしました。
食べ物のお店にしても写真入でどのお店も美味しそうです。
でも、今までガイドブックに載っているお店に行くよりも、嗅覚というか、お店の前を通りかかったときの雰囲気で入ったお店のほうが、入って良かったなという事が多い。
それにガイドブックに載っているお店に行くと、変に日本人向けになっていることも多い。
香港に行ったときにガイドブックに載っている四川料理のレストランに行った事がありあます。
お店に入った瞬間びっくりしました。
テーブルに座っているお客さんの90%が外国人だったのです。
しかも、西洋人。(すごく大雑把な言い方ですが、アジアではないということで。)アメリカの人なのかヨーロッパの人なのか、はたまたオーストラリアからの観光客か。
凡は今までガイドブックというと、日本人が海外でガイドブックとカメラを持って有名観光地や有名レストランを回っているイメージがあったのですが、外国の人もガイドブックを持って、そこに掲載されているレストランに行くのだということを、この時始めて認識しました。
香港のとあるレストランに色んな国から外国人が集まって食事をしている。
そう思うと不思議です。
凡はこの時、折角香港に来たのだから地元の人の集まるお店に行きたかったので、「しまった。」と思ったのですが、外国人は結構楽しそうに食事をされていました。
ある意味、余裕があるのでしょうか。
凡は滅多に来ることがない香港だから、出来るだけ香港を味わいたい。だから、「しまった。」という言葉が出てくるのです。
余裕がないですね。
余裕がない事が恥ずかしい。
しかし、凡は「凡」なのだから仕方がありません。
凡は凡らしく凡でいよう。
そう見ると、西洋人の方がよっぽど余裕がある。
凡より遠くから来ているのに、「まあ、これはこれでいいんじゃないかな。折角だから今の時間を楽しもうじゃない。」って感じです。
負けたなと思いました。
向こうは勝ったことも知らずに楽しそう。
今回のソウルは、特典で行くタダの旅行だ。そんな余裕の旅にしよう。

コメント

  1. とっちゃん より:

    凡蔵さんの言葉を聞いていると、非常に説得力があると同時に、旅の達人のような気がしますね・・・
    自分もあえて日本人が全く来ないレストランで食事をするのが好きなんですが、しかしせっかく来たのだから色々美味しい物をあれこれ食べようと必死になり、心の余裕など全く無くなります
    必死の形相で(恐らく)つたない英語と現地の言葉、更に指差し会話帳を駆使してやっとの思いで注文するのが常です・・・
    自分ももう少し余裕が持てたらと、いつも反省する次第です・・・
    あと一週間で出発ですか?
    楽しみですね~
    旅行記楽しみにしていますね~

  2. 凡蔵。 より:

    とっちゃんさん。
    とっちゃんさんのブログも拝見させていただきました。
    色んなところを旅されているのですね。
    とっちゃんさんの旅も楽しそうです。
    必死になって色んな物を食べようとするところに、とっちゃんさんの良さがあるように思います。
    これからも、今のままの旅でいいんじゃないでしょうか。
    私も、余裕の旅を目標にしていますが、実際行ってみると、必死の旅になってしまっています。
    原因は貧乏だからでしょうか。
    少しでも得したい。
    でも、それが私なんです。

  3. とっちゃん より:

    自分も少しでも得したいし、せっかく来たんだからあれもこれも食べたい、体験したい、見てみたいと思ってしまいます。
    恐らく2度とこの場所へは来られないと言う思いが強くあるからだと思っています・・・
    でも韓国は何度か旅行しましたが、同じ場所に行くと懐かしさとまた楽しめる期待感でたまりません!
    さらに韓国グルメを再び味わえると思うとますます気分が高揚してしまいます!
    ちょっと慣れてきた安心感と、やはり異国と言うスリル、そして自分を魅了してならない料理の数々が韓国の魅力かもしれませんが、一番嬉しいのは自分が想像していたのとまるで正反対な韓国の人々の日本人に対する接し方です!
    きっと日本人の事が大嫌いなんだと思っていたら、昔の事は忘れないし許せないが、今韓国を訪ねてきてくれる人とは別だと言ってくれ、とても親切だしフレンドリーで気さくな人が多いのにビックリしたのと同時に、韓国が大好きになった本当の理由はそこかなと思っています。。。

  4. 凡蔵。 より:

    とっちゃんさん。
    ありがとう。
    そうですよね、解ります。
    私も韓国に行って、(反日感情は別にして)親切にしてもらって韓国の人がすごく好きになりました。
    韓国以外でも、旅行に行った国はやっぱり帰ってきても大好きになって、またその国のことを調べたりします。
    それはやっぱり、そこに人がいるからです。
    たとえ1分とか2分のふれあいでも、それが楽しいから行くのだと思います。
    いくら素晴らしい景色がそこにあっても、もし人がいなかったら魅力を感じないし、行かないと思う。
    その人がまた、親切というか、身近に接することで、余計に大好きになっちゃう。
    私は大阪の難波で仕事をしているのですが、最近中国や韓国の旅行者が多いです。
    なので、そんな旅行者の方にも親切にしたいなと思います。
    私が韓国とかで親切にしてもらったように。

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