平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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そうだ、ソウルへ行こう!(71)

ソウルのホテルは韓国政府の方針でエコの観点から無料のアメニティーを有料にしたりと積極的に環境保護に動いているようですね。
特に高級ホテルにその傾向があるようですが、凡は高級ホテルに泊まったことがないので実際のところは判りません。
チョンノオーガのリースホテルは、歯磨き粉が普通家庭で使うような大きなサイズのものを使いまわすようになっていました。さすがに誰が使ったか判らない歯磨き粉を使うことはできませんでした。
知人の韓国土産もとうもろこしで作ったという爪楊枝でした。
エコに関してはこのぐらい積極的にしないといけないのかもしれませんね。
凡は夜お風呂に入り、朝はシャワーをします。
凡はとてつもない汗かきなので、夜お風呂に入っても、朝には寝汗でぐっしょりなっているので、シャワーをしないとシャツが着れないのであります。
それで、毎朝シャワーをするのでありますが、これがまた実に爽快なんですね。
このシャワーで目が覚めてすっきりと一日を迎えることができるのであります。
しかし、この実に爽快な感じを味わっている、その心の端っこにちょっとした罪悪感も存在するのであります。
シャワーをするときにシャンプーやボディシャンプーを使うのでありますが、シャワーをしているときに、その自分の使ったシャンプーの泡が排水溝に流れていくのをみるたびに、この泡の液体がそのまま川に流れていって海に流れていってお魚さんの口に入っていくイメージを想像してしまうのです。
毎朝、爽やかな感覚を味わいながら罪悪感もまた味わうことになってしまうのであります。
1軒1軒の家庭の排水がそのまま海にまで流れていくと思うと怖いですね。
毎年何本のシャンプーを使うか考えたことがありませんが、1本や2本ではすまないはずです。
シャンプーを買ってきて、それを沖縄か、山陰の網野なんかの白砂の綺麗な海に行って、シャンプーの蓋を開けて、ドボドボと海に捨てることを考えるとぞっとします。
でも、それと同じことを凡はしているのであります。
よくよく考えると凡は環境を破壊する悪人なのであります。
でも、それをどうすることも出来ないのでありますから、どうすることもできないのであります。
そうだ、もう少しはソウルのエコ精神を学ばなきゃいけないのかな。

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