平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(70)

天津甘栗はどうして甘いんだろう。
日本の栗と種類が違うんだろうか。日本の栗を焼いてもあんなふうに甘くはならない。
しかも、天津甘栗は色が違う。
以前、テレビで天津甘栗は栗を取ってから土に埋めてしばらく寝かせて甘味を出すという番組をやっていたように思うのでありますが、今インターネットなどで調べてもそんな記事は見かけない。あれは私の記憶違いだったのだろうか。
天津甘栗を食べているときにいつも思うのが、栗を炒る時に水飴を混ぜてつやを出すのだけれど、あれは不要じゃないだろうか。
栗を剥いて食べる時に指が茶色くなって汚れてしまう。
そう考えている人は凡だけじゃなかったようで、最近はもう既に剥いてある甘栗が商品化されて出回っている。
確かに便利だ。
しかも1回食べるだけのパックに入った商品もあるので、ちょっとした時に食べるのにちょうど良い。
たぶん中国で剥いて製品の状態にした上で、日本に輸入しているのだと思われる。
しかし、凡は「むき甘栗」を食べるときにいつも考えてしまう。
一体これは誰がどんな風に剥いているのであろうかということだ。
凡は軽度の潔癖症であります。
なので、このむき甘栗が誰が剥いたのかということが非常に気になるのであります。
栗を剥くなんて機械で出来る業ではないでしょう。
たぶん1つ1つ手で剥いているはずである。
だったら誰が剥いているのだろう。
凡の希望としては、中国の女子学生がアルバイトで剥いていてほしい。
出来る事なら、18歳ぐらいでサラサラのロングヘアー。目はパッチリ大きくて、ちょっとシャイな感じで、それでいて笑顔が爽やかだ。清潔感があって可愛いんだけど、まだ彼氏がいない。そんな感じの女の子が剥いていてほしいのである。
絶対剥いていて欲しくないのは、油ギトギトしたメタボな中年男性と、汗かきの小太りな男性だ。
そんな人が剥いた甘栗は間違っても食べたくない。
この辺のところを調べてからでないと、安心して甘栗を食べられない。
今は、食べる前に少し眺めてから、うんこれは女子学生が剥いた栗に違いないと自分に言い聞かせてから食べているので、なかなか味わえないのである。
そうだ、ソウルにも「むき甘栗」はあるのだろうか。

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