平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(67)

また、残業とビールのせいで、ブログ更新出来なかった。
この時期はいつも疲れる。早く12月が終わって欲しいな。
これからも、気長にお付き合いくださいませ。

海外に行くと、特にアジアでは、その国のマナーが悪いという人がいるが、凡はそうは思わない。
まあ、中国などでは順番を守らなかったりする人も多いが、それも旅の楽しみと捉えたらどうだろう。
折角中国に来たんだから、順番を抜かされる体験もしたいものだ。
マナーといえば、クアラルンプールは非常にいい印象がある。
電車に乗っているときだ、年配の人が乗ってきたときに、すっと席を立って替わっている人を見かけた。
しかも、50歳ぐらいの男性だった。
このぐらいの年代の人がこんなにすっと席を替われるなんて、基本的な教育が昔から行われてきたんだろうなと思った。
街中を歩いているときだ、青年が手に持っていたゴミをポンとゴミ箱に投げた。
でも、それが命中せずゴミ箱の外に落ちてしまった。青年は友達と歩いていたのであるが、ゴミ箱に走って行ってちゃんと入れなおしたのです。
今の日本だったらこんなことをするだろうか。
電車の中でも年配の人が立っている前で知らない顔をしている人を毎日のように見ている。
ゴミをゴミ箱に入れるどころか、道に食べ物の袋などのゴミを捨てている人を何度も見ている。
マナーの事を言ったら、こちらの方が恥ずかしくなる。
日本に来た外国の方が、「日本てマナー悪いで。」なんて自国に帰られてからブログなんかに書いていないだろうか。
日本ももっとマナーを良くしないとね。
席を替わるということで、思い出すのが腑に落ちない記憶である。
凡が電車に乗っていたときのことである。
目の前に年配の女性が乗り込んできた。
年齢でいうと70歳ぐらいだろうか。横に娘さんと思われる女性も一緒だ。
凡はどうぞと席を立って年配の女性に席を開けたのです。
「ありがとう。」と言ってほっとして座る年配の女性が目の前にいるはずだったのであります。
ありがとうなんてお礼の言葉もいりません。
もとから見返りなんかいらないのですから。
でも、目の前には若い女性の姿が。
その年配の女性は、凡が席を譲ると、
「あんた、座り。」と言って娘を座らせたのであります。
凡は腰が抜けそうになりました。
確かに凡はその年配の女性に席を譲りました。
譲ったと言う事はその女性がその席をどのように使おうが、その女性の自由です。
別に席を譲られたから、そこに絶対に座らないといけないという事はないのであります。
それはそうなんですが、何となく損をしたような。
何となく腑に落ちない気持ちになってしまったのであります。
娘さんは、そのことに気が付いたのか、座った後にペロッと舌を出しました。
これもまた、悔しいぞ。
嘘でもいいから一度は年配の女性が座ってから、凡がいなくなってから娘さんに替わるとかして欲しかった。
というか、「して欲しかった。」なんて思うこと自体凡がまだ出来ていない証拠だ。
譲ったんだから、「どうなっても、どうでもいい。」って思えなきゃいけませんね。
そうだ、ソウルでは電車で席を替わる人は多いのだろうか。

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