平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(28)

そうなんです。キムさんは可哀想なんです。
学校や職場でもキムさんていう名前多いでしょ、だから結婚できる相手が他の名前の人より少なくなっちゃうよね。
そう質問をすると、ガイドさんは言いました。
キムさんという名前の人は多いけど、本貫がいっぱいあるから、同じ名前でも出身地が違うので大丈夫なのだそうです。
昔は戦争で功績があった人に、王様の名前を授けたりしてキムさんという名前は多いのだそうだ。
だったら、捨て子はどうなるんだとか、捻くれた凡は聞いたのですが、ガイドさんも疲れたのか、ちゃんとした答えは聞けなかった。今度は確認しよう。
また本貫が一緒でも年に1回許される日があるそうです。でも、その子供はいじめられるので、やっぱり結婚はしないそうです。
そんなこともやっぱり現地のガイドさんしか教えてもらえないので、ここぞとばかりに質問攻めをするのであります。
23年前に新婚旅行にバリに行ったときのことです。
凡は食べる事が大好きなので、そのときも食べた料理の名前や調味料の名前などを聞きまくっていました。
それでフリーの時間にたまたまガイドさんに会いどこか行きたいところがあるかと聞かれたので、市場に連れて行ってもらうことにしました。
これは楽しかったです。
現地の分からない食べ物や香辛料を教えてもらえるし、細かい事も通訳してくれる。
やはりガイドさんは役に立つ。
そのとき、凡は市場で丁子を大量に買いました。
それと、凡は大学の卒論でコメに関する事をテーマにしたこともあり、その当時、日本では売っていなかった、赤米、黒米を買いました。
そのコメをホテルに持って帰ってきて見ると、もの凄い数の小さな虫がいるではないですか。さすがに虫はいらない。
凡は新婚旅行のホテルで、その虫を箸でつまんで1匹1匹取っていきました。
その作業は1時間ぐらい続き、見ると虫の数は100匹以上いたのであります。
うわー気持ち悪ると言いながら、作業している凡を何も言わずに見ていたミニボンは、やっぱり偉いですね。
そして、いまさらながら感謝です。
普通の奥さんだったら新婚旅行でそんなことしてたら、
「気持ち悪いのは、こっちやわ。私もう嫌や。帰るー!。」
ということになっていたはずである。
しかし、それにしても虫の生命力はすごいですね。
そうやって、虫をより分けて持って帰ったコメを瓶にいれて、置いておいたのです。
それで、忘れた頃に瓶を出してみると、その瓶の中に蛾のような虫の死骸がありました。
凡が取りきれなかった虫が、瓶の中で成長して、瓶の中で蛾になって、瓶の中で死んでいったのです。
少し可哀想でもある。
そうだ、ソウルでも市場に行こう。

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