平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(26)

ソウルへ行くには、まずツアーかフリーかを決めなければいけない。
自分たちでフリーに行くのは楽しい。
空港へ着いた瞬間から自由だからだ。
電車やバスに乗るのも、英語の喋れない凡にとって不安でもある。
特にバスは日本でも路線が複雑なのに言葉の解らない外国では尚更複雑だ。
それでも、凡は現地の優しいオッチャンやオバチャンに助けられている。
乗り込むときに運転手やバスガイドさんや周りの人に降りたい停留所の名前を言いまくっておくのだ。
そうすると着いたときに大声でこちらに向かって怒鳴ってくれる。
それにフリーは時間がゆっくり使える。免税店めぐりがないからだ。
以前、安いツアーでソウルに行った時は、2時に空港に着いたのにホテルに着いたのは夜の7時だった。
しかし、これでいいのだ。
それがツアーだからだ。
よく、ツアーに参加しながらも、ツアーはお土産屋さんとか引っ張りまわされるから嫌だとガイドさんに文句を言っている人がいるが、それならフリーでいけばいい。
ツアーなんだからツアーを楽しめばいいのだ。
そういう凡も始めの内はツアーでのお土産屋周りの時間が勿体無いなと思っておりました。
しかし、初めて行ったソウルのツアーで、一人で参加している自称お寺の坊主というオッチャンを見てツアーに開眼したのであります。
それまでは、凡はお土産屋に行っても、店員さんの強烈なアプローチを避けていました。
「ドレガイイカ?オミヤゲカ?」「あ、いや見てるだけ。」
こんなことを20分とか続けながら、早く次に行かないかなと思っていました。
しかし、このオッチャンに会ったときに今までの凡がどれだけ未熟だったか思い知らされることになったのである。
そうソウルでのアメジストのお土産店でのことである。
凡とミニボンがいつものように店員さんの声掛けを避けるようにガラスケースをみておりました。
他のツアーのお客さんも凡と同じ素振りでありました。
で、ふとそのオッチャンを見ると、女性店員さんと楽しそうに会話をしているではありませんか。
「家には娘がおってね、、、独身でねえ。」
「女房は今回は家でおってね、私が下見にきたんや。」
などと自分の話を嬉しそうに話している。
店員はオッチャンにお土産を買わせようと3人がかりで話を合わせている。
それで、20分が終わるとオッチャンは1500円ぐらいのネックレスを買って出てきた。
凡にとってのこの20分は逃げ回る20分であったのに、
オッチャンにとっての20分は、ソウルの女の人と楽しくおしゃべりをして、お土産まで買った20分だった。
ソウルの女の人と楽しくおしゃべりをするなんてことは、日本にいてはそうはない。
このときは自分の未熟さを思い知らされたのである。
そうだ、ソウルへはツアーもいいかもしれない。

コメント

  1. とっちゃん より:

    自分も免税店やお土産屋に連れて行かれるのは苦手でしたが、これを見習って楽しみたいと思います!
    でも件の人のように、楽しめるかな・・・

  2. 凡蔵。 より:

    そうですよね。
    ここまで行くには年季が必要ですよね。
    でも、ツアーはツアーであることを楽しまなきゃってことを、この坊さんに教えてもらったのは良かったです。

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