平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(25)

凡とミニボンは、泊まるホテルにはそれほど拘らない。
清潔で安全であれば、まあいいとしている。
以前泊まったソウルのホテルは、豊田ホテルとリースホテルだ。
凡は特にリースホテルが気に入っている。
理由は、周りの環境だ。チョンノ・オーガという庶民的な街で、市場も近くにあり、夜は屋台となる。また、小さなレストランが密集していて、どこも美味しそうである。
市場の近くには「鳥1匹鍋」という名物料理の路地もあり、ぶらぶらしているだけでも楽しい。
また、東大門市場にも歩いていける距離なので、夜中2,3時まで買い物などをしても安心だ。
しかし、困った事が1点だけある。
というか、あった。
トイレである。
ソウルのトイレは下水事情が悪い為、少し古いビルなんかにいっても、トイレットペーパーを便器に流す事ができない。その為、便器の横にゴミ箱が置いてある。拭いた紙はそこへ捨てる方式だ。
ちょっといいホテルなら、そんなことはないのであるが、リースはまだゴミ箱に捨てる方式だ。しかし、これはこれで、また旅情があって楽しい。
トイレといえば、中国のトイレは昔から酷いと聞いている。
間仕切りの部屋が無くて、みんな1本の溝にならんで用を足すとか聞きます。
凡が北京に行った時は、オリンピックに向けて、トイレなどの整備を一所懸命している時だったので、中心部の公共のトイレは想像以上に綺麗だった。
しかも、公共のトイレにはランクが付けられていて、そのランクは入り口に星の数で表示されているんです。
ミシュランのようですね。
その星のついているトイレだったら、安心です。
でも、中国の人はいまでもトイレのドアの鍵を掛けないで用を足すので、旅行中凡は何度もドアを開けて知らないオッサンの用をたしている姿を見せられ続けました。
ミニボンに聞くと、女性のほうはドアを開けっ放して皆で話をしながら用を足しているそうです。
何が悲しくて、そんなん見さされやなあかんのや。
そうだ、今度はトイレットペーパーの流せるホテルに泊まろう。

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