平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(10)

O型のミニボンほど偏食の激しい人を凡は見たことが無い。
野菜はほとんど食べない。
好きな物とえば、というか普段食べているので好きなんじゃないかと想像する食べ物は、
エビフライ、ハンバーグ、スパゲッティ、お好み焼き。
これだけ見ると子供の好きな上位ランキングである。
しかし、普段はこれらも食べないのである。
凡とO型身の凡は、生活の時間が微妙にずれているのである。
凡の仕事から帰る時間は大体10時ごろなのであるが、その時はもうO型ミニボンは夕食を食べた後なのだ。
ミニボンは、自分1人分おかずを作って食べる事はしないので、1人で夕食を食べる時は80%は、ご飯に味付けのり。これだけである。
これが変化する時は、ご飯と冷奴、ご飯とちりめんジャコ、ご飯と玉子焼きぐらいなものである。
しかし、ミニボンの優しいところは凡にはちゃんとおかずを用意していてくれることである。
とはいうものの、その量は半端じゃないのです。
レシピ本などを見ながら作ることも多いのだ。
普通の奥さんなら、料理本に4人前のレシピが書いてあっても、食べる人が1人なら材料を4分の1に計算して料理をするのではないだろうか。
しかし、ミニボンはO型である。
4人前のレシピで作るのである。
凡は食べる事が好きなのである。
なので全部食べるのである。
凡は晩御飯には必ずビールで晩酌をするのです。なので、どうしてもアテになるようなおかずが必要となるのです。
アテは種類が多いほど楽しいのであります。
やさしいミニボンは凡のために最低3種類は料理を作ります。
4人前×3種類=12人前!
凡は毎日これを食べるのである。
毎日が食べすぎであるが幸せでもあるとしみじみと思う。
ミニボンは自分で料理の天才だと豪語しています。
ある意味そうかもしれないと凡も思う。
ミニボンは偏食が甚だしいのだ。
野菜は食べない。
なので凡の料理を作るときも、野菜を使った料理の時は味見をしないのである。
味見を一切しないで、まあまあ美味しく作れるのはひょっとして料理の天才であろう。
天才ではあるが量のことは考えない。
しかし、偏食が激しいというのは野菜が嫌いということだけではない。
ミニボンの天敵ともいう嫌いな食べ物があるのだ。
ソウルでは、好きなものだけ食べるようにしよう。

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