平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(9)

さて目的である。
凡が目的を考えると、どうしても食べる事が中心になってしまう。
ソウルには美味しいものが沢山あるので、それを目的にしてもいいのかもしれない。
では、何にするか?
ソウルが舞台のドラマを見ていると、よく屋台のシーンが出てくる。
折りたたみのテーブルと椅子が並べてあって、そこでチャミスルの
緑色の小瓶を会社の上司と部下が飲みながら泣いたり笑ったりしているシーンを良く見かけるよね。
何か韓国のドラマのそんなシーンを見ていると、皆仲が良くて羨ましくなります。
以前行ったときも屋台は行ったけど、ドラマに出てくるような雰囲気じゃなかった。
そうだ屋台へ行こう。
ドラマ「復活」に出てくるような、仮設のような屋台に。
以前ソウルに行ったときに屋台に行ったのだが、あんな雰囲気じゃなかった。
東大門市場に行ったときは、若者ばかりが目立ったし、チョンノ・オーガという庶民的な場所に泊まったのだが、市場の屋台はおっさん天国だった。
ちょうどいい雰囲気の屋台はなかったな。
あれはドラマだけなのかな。
でも、屋台でのおっさんは私のこころを動かしたのである。
千鳥足のおっさんが、何人もそのチョンノ・オーガ付近にはいました。
最近、千鳥足のおっさんを見ることが少なくなってきましたね。適度に飲むことが主流になってきているようですが、
この時、千鳥足のおっさんを見たときは何だか嬉しくなりました。
そのあと、鳥を1匹丸ごと鍋に入れて煮込む鍋を食べましたが、周りをみると現地の人が皆あの緑色の小瓶を何本もテーブルに転がしているではないですか。
凡も千鳥足のおっさんのこともあり、現地の人に負けちゃいけないというのでビールを焼酎に変えて、
緑の小瓶を転がし始めたのである。この焼酎はすごく冷えていて、そのまま飲むのですが結構調子よく飲んでしまうんですね。
店を出るとき、凡の身体は斜めに傾いていました。
そのままホテルにかえってバタンQでありました。
そうだ、ソウルのドラマに出てくるような屋台に行こう。
そうだ、屋台で緑の小瓶を転がそう。
いやしかし、それも問題があるかもしれない。
ちょっと屋台に行くぐらいならよい。しかし、それが目的となるとO型ミニボンには楽しくないであろう。
何しろとんでもない偏食なのだから。
そうだ、屋台を目的にするのはやっぱりやめよう。

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