5月16日(木曜日)。
凡の65歳のお誕生日。
そのお祝いに、旅行に出かけております。
今日のホテルは、三浦海岸駅にある「マホロバ・マインズ三浦」さんだ。
1泊2日、バイキングの夕食朝食が付いて、1名が12650円。
全員60歳以上で、1100円引きというシニアプランだ。
ミニボンも、61歳になったので、こういうお得なプランに申し込める。
ただ、このホテルなんだが、予約する時に、ホームページを読むと、少しばかり、面倒くさいホテルの様にも思える。
説明を読むと、「お得なプランのため、客室タイプや階数、棟の指定は一切できません。」と書いてあって、それは納得なのだが、「一切」という言葉を入れる必要があるのかと思う。
食事も、「お食事は90分間です。開始時間は当館にお任せいただき、17:00/17:30/19:00/19:30から(日により異なる)となります。満席の際は20:00以降のお席をご用意する場合もありますのでご了承下さい。」と、上から目線の、希望を言えない雰囲気が醸し出されている。
凡は、3時ぐらいにチェックインする予定だったので、予約センターに電話をして、17時30分の夕食を押さえてもらった。(電話をすれば、希望を聞いてもらえます)
予約センターの女性は、まったくもって、雰囲気の良い人で、ホームページやメールの面倒くさい雰囲気は無く、ちょっと安心をした。
三浦海岸駅からの、15時5分の送迎バスに乗って、ホテルに着くと、すでに、何組もの人がロビーで待っている。
見ると、全員が、シニア割の利用者だ。
というか、凡なんて、まだまだ若造で、70歳、80歳がメインというところか。
このホテルは、かなり大きな施設で、もともとは、リゾートマンションとして建設されたらしいのだが、それが、ホテルに変更になったようである。
なるほどと感じるのは、7階の部屋にアサインされたのだが、エレベーターを降りて部屋に行くまでが、所謂、外なのだ。
普通のマンションのような、家の前の廊下を歩いて、部屋に入る。
凡は、高所恐怖症なので、少し、怖かったな。
部屋に入ると、その造りも、これまたマンションそのもの。
入口近くにツインベッドのある洋室があって、トイレと、お風呂。
奥に進むと、右手にキッチン、左には和室があり、突当りがリビングだ。
横に大きく広がったリビングから、三浦海岸が見渡せる。
実に、気持ちの良いというか、贅沢な眺めである。
流石、もともとリゾートマンション。
凡の住んでいるマンションは、50平米と、かなり狭いのだけれど、このホテルは、その倍以上の広さだから、100平米は超えているだろうと思う。
しかも、家具が置いてないから、さらに、広く感じるのである。
入ってから、暫くは、なにか落ち着かない感じではあった。
さて、着替えをしたら、温泉でも入りましょうか。
温泉は、男女入れ替え制で、到着日は、男湯は、内風呂だけで、露天風呂は無かった。
ただ、そこそこ広い湯船で、時間的に空いていたので、ゆっくりと楽しむことが出来たのは良かった。
さて、お待ちかねのバイキングである。
会場は、3カ所あって、ホテルが指定する。
ただ、メニューは、同じ内容らしい。
凡とミニボンは、改装して新しいマリーゴールドを指定された。
成る程、新しいだけじゃなくて、通路なども、割とゆったりしているので、この会場は、良かったか。
料理は、入口と、反対側の奥の2カ所に分けて提供される。
説明では、片方は、冷たい料理で、片方は、温かい料理だとのことだった。
売りは、三崎港で水揚げされたマグロだ。
季節によっては、カニが提供されるらしいが、凡が行った時は、それはなくて、南欧フェアというのをやっていた。
この南欧フェアも、普段、あまり見かけない料理なので、楽しかったです。
中に、ジョージアのシュクメルリという料理があって、これは初めて食べたのだが、美味しかったです。
ただ、ジョージアが南欧なのかと、いや、そんなことは別に良いけれどもね。
メインのマグロは、沢山取っても、気にならない感じだったので、凡の評価としては、なかなか、良いバイキングだと思う。
やっぱりね、バイキングでも気兼ねしながら料理を貰わなきゃ行けないところもあるからね。
このレストランは、好きなだけ取れる雰囲気があって、そこはいいと思う。
ただ、これは、どうなのかなと思う料理もあった。
イカ墨のパエリアだ。
パエリアというのは、広くて浅い鍋に、米と魚介類を入れて、炊き上げる料理だと思うのだが、目の前にあるのは、鍋に大量のイカ墨のご飯が盛られていて、その上に、別で湯がいたエビやイカが、後から乗せられている。
かなり昔に小豆島のホテルに泊まった時も、これと同じようなパエリアがあった。
その時も、これはダメだと思った記憶があるのだが、今回もまた、これはダメだと思った。
まずもって、魚介類を一緒に炊いていない。
しかも、大量のご飯。
ひと廻りして、戻ってきたら、おばちゃんが、パエリアの上に乗せられた具ばかりを匙で掬って取っていた。
そうなるよね。
後に残ったのは、ご飯だけだ。
こうなることは、容易に想像できるようなものだと思うのだが。
飲み放題を付けたので、生ビール4杯、ウイスキーロック、熱燗と頂いた。
スタッフの方は、みんな親切で、特に、外国の若い女性スタッフがいたのだけれど、いつも笑顔で接してくれて、気持ちも楽しく、料理を頂くことができました。
と、終わりそうですが、まだまだ、頂きますよ。
漬けのマグロを大量に乗せた漬け丼に、カレーライス、デザートと、ここまで来たら、制限時間の90分になったので、レストランを出た。
売店を冷やかして、玄関にマグロのオブジェがあったので、記念撮影をして部屋に戻る。
それにしても、広いね。
入口のドア近くに洋室があって、ツインベッドが置かれているのだけれど、これだけ広いスペースがあるのに、1番狭い部屋で寝るのも、どうにも窮屈だ。
10畳の和室に、布団を敷いて寝よう。
和室の布団は、セルフである。
横になったら、疲れていたせいもあって、8時過ぎだったが、すぐに寝てしまった。
広い部屋で、そして、畳で寝たのは、これは快適でありました。
んでもって、翌日。
5月17日(金曜日)。
朝食は、6時半からなので、まずは、温泉に入りに行く。
今朝は、男湯に露天風呂がある。
朝から温泉なんて、贅沢であります。
さて、朝食だ。
会場は、昨夜のマリーゴールドと、花かづらの2カ所の、どちらに行っても良いという。
フロントの説明では、花かづらは、狭いそうだ。
どうしようかと迷ったが、折角だから、違う会場にも行ってみたい。
という事で、花かづらに決めた。
案内された席は、そういえば、テーブル周りが、昨夜よりは、窮屈か。
とはいうものの、料理を取るところは、円形になっていて、良い感じである。
料理の内容は、他のバイキング料理のホテルにもあるようなものだけれど、麦とろごはんや、お姉さんが握ってくれるおにぎりなどは、ちょっと、工夫をしているか。
凡が食べていると、そこまで年寄りじゃないと思うのだが、年配のお姉さんが、「私の席は、どこでしょうか。」とスタッフに聞いている。
大丈夫なのかと思うが、凡も、いずれ、ああなるのかと、不安になる65歳なのであります。
パンとカレーの追加もして、大満足でレストランを出た。
部屋に帰る廊下から、富士山が見えた。
それだけで、テンションが上がるね。
今回の宿は、三浦海岸なので、折角なら、城ヶ島や、三浦の町を歩いてみたい。
電車やバスの時間を調べてみたが、少しばかり時間が足りない。
というのも、今日は、横須賀に行って、軍艦クルーズに乗る予定なのだ。
ミニボンは、船に乗っていれば機嫌が良い。
ということで、三浦は諦めて、横須賀に、直行することにした。
チェックアウトをしてから、ホテルの裏にある三峯神社にお参り。
そして、送迎バスで、三浦海岸駅まで移動して、京急で汐入駅に移動。
軍艦クルーズの受付に行って、11時のクルーズを申し込んだ。
この時点で、1時間弱の時間がある。
受付の同じフロアにあるお店を見ていると、スカジャンのお店があった。
横須賀というとスカジャンだ。
とはいうものの、スカジャンなんて、普段に着ることがあるのかな。
何となく見ていると、もう、ミニボンが、Tシャツを買わされそうになっている。
というか、自分から、買わされそうにしているのだ。
セールになっているウサギの刺繍が入ったTシャツ、それと、スカジャン。
買ってしまったようだ。
折角だから、凡も、刺繡の入ったTシャツを買った。
日本オタクのアメリカ人が、嬉しがって、浅草あたりを着て歩きそうな柄が、まあ、面白いかもしれないと思ったんだ。
背中に刺繍で、チープな、日本地図とJAPANの文字。
こんなのを買ってしまうところが、旅の魔力ではあるのだろう。
しかし、65歳が、来て似合うものだろうかね。
ふと、棚にあったスカジャンを見ると、佐藤詩織さんのコラボしたスカジャンが飾ってある。
それを見て、詩織ちゃん、あんたもか!と、目を丸くした。
そのスカジャンには、顔が描かれているのだけれど、どれも、片目なのだ。
ピラミッドは、さすがに描かれていないが、これって、メッセージだよね。
フリーメイソンの、或いは、DSのさ。
と、陰謀論者の凡は、密かに、嬉しくなってしまった。
まあ、こんなことを書いても、誰も、嬉しくなってくれないと思うので、話を広げるのは止めにして、でも、詩織ちゃんて、可愛いよねと、最後に付けたしておきたいのではあります。
そうこうしている間に、クルーズの時間が来た。
並んで待っている間、スタッフの説明がある。
「接触防止のため、チケットは、自分で切り取って、半券を箱に入れてください。」とか叫んでいる。
、、、まだ、そんなことを言ってるのは、正直、驚いた。
まあ、凡は、手に、異常なほど汗をかくので、別に、そっちの方が、気が楽だけどね。
船に乗り込むと、ほとんどの人が、2階の屋根に行く。
天気が良いので、こんな日は気持ち良いからね。
この軍艦クルーズは、凡は、1回乗ったことがある。
ミニボンは、初めてなので、喜んでいた。
というか、ミニボンは、船に乗せて置けば、大体が、機嫌がいい。
前も書いたかもだけれど、軍艦や潜水艦に近づく距離で言うと、呉の軍艦クルーズの方が、断然、近くまで寄ってくれる。
この横須賀基地で、1番人気だったのが、ロナルド・レーガンという空母だ。
でも、ちょうど、今回来た日の前日ぐらい(だったかな)に、アメリカに帰って行ってしまった。
なので、今回は、アメリカの空母は、見ることが出来なかった。
横須賀は、アメリカの基地と、自衛隊の基地が、一緒にあるところが、また、見どころでもある。
今回は、乗る前に、双眼鏡を借りたのは、これは正解だった。
いつもなら、ぐるりと大きく港を廻るらしいのだけれど、凡が乗った日は、ブルー・リッジというアメリカ第七艦隊の指揮艦が、クルーズ船の進行方向に展開していたので、それを避けて、小さく小回りのクルーズになった。
クルーズでは、ずっと、男性スタッフの説明がスピーカーから聞こえてくる。
面白可笑しく説明されているので、内容も、解りやすい。
第七艦隊を、最強と力説していたのは、印象的だった。
45分ほどのクルーズを終えて、桟橋に戻って来た。
横須賀と言えば、ハンバーガーというイメージがある。
それを食べに、ドブ板通りにでも行ってみましょうか。
コメント
三浦のマホロバに泊られたんですね
HPの文言を見ると予約したくなくなりますが、電話でのお姉さんはとても感じが良かったようで安心でしますね
食事もまぐろ食べ放題と言うか、気兼ねなく食べられるのは嬉しいですよね
パエリアはこれはパエリアと言ってはいけませんよね
なんでこんなの作っちゃったんですかね?
朝ごはんもなかなか良さげですね
三浦から横須賀に行かれ、軍港クルーズですね
スカジャン買われたんですね
大阪で着るんでしょうか?
頑張って着て下さいネ、Tシャツもね!
空母がいる時に乗れたらラッキーでしょうね
でもマニアが事前に情報をキャッチし、そう簡単には乗れないらしいですよ
でもいつか生の空母を間近で見たいと思っています
ありがとう、ゆけむりさん。
マホロバは、意外と、良かったです。
部屋も広かったし、料理も、まあまあ、良かったし。
でも、今回も、思ったのですが、夕食の制限時間90分は、もう少し、増やして欲しいです。
あと、30分あったら、食べた後の、コーヒーとか、フルーツとか、そんな余韻も楽しめるんじゃないかと。
パエリアは、こんな感じだと、閉店した後、具の無い大量のご飯が残っていると思うので、
これじゃダメだと気が付くと思うんですけどね。
それなら、いっそ、普通の炒飯とかの方が、いいかもです。
スカジャンと、うさぎのTシャツは、奥さんが買ったのですが、スカジャンは、これから夏になるので、
まあ、寒くなったら着るのじゃないかと。
んでもって、私の日本地図のTシャツは、もう、着て歩き回りましたよ。
派手な柄ですが、背中についているので、着てしまうと、そこまで、恥ずかしくはなかったです。