3月18日(月曜日)
金沢に、やってきました。
ついてすぐに、もりもり寿司さんで、昼食を頂く。
んでもって、ぶらぶらと歩いて、近江町市場の近くにあるドーミーインの「野乃」さんに着いたのであります。
今日の宿だ。
チェックインは、3時なので、取り敢えず、荷物を預かってもらう。
さて、どうしましょうか。
何も、予定が無い。
というのも、今回の旅行の目的は、「野乃」というホテルに泊まることだから、あまり観光のことは考えてなかったのだ。
とりあえず、近いので、近江町市場に行ってみる。
人気のスポットだけに、観光の人も多く、魚屋さんの店頭で、立ち食いで、ウニやカキなどを食べる人もいたりして、観光地に来たなという雰囲気を感じた。
もりもり寿司さんは、この市場の中にもあって、店の前で、待っている人がいた。
やっぱり人気なんだね。
市場を見て回ったら、さて、どうしましょうか。
金沢は、もう何回も来ているので、新しい観光地は、思いつかない。
でも、ひとつ、これは行っても良いかなと思うお店があった。
俵屋さんという、昔からやっておられる飴のお店だ。
何十年も前の話だけれど、金沢のガイドブックには、かならず載っていた。
金沢の観光の定番という感じだったんだけど、最近は、あまり見かけない。
それだけ、観光地が増えたということなのかもしれないな。
ぶらぶらと歩いて、向かった。
15分ぐらい歩いたのかな、俵屋さんに到着。
お店には、先客が中で、商品を買っている。
凡も入ろうと戸に手を掛けたとき、店内は狭いので、1組ずつ入って下さいと言う貼り紙が目に入ったので、先客が終わるのを待って入店した。
中に入ると、すぐにカウンターがあって、数種類の飴が置かれてるだけなので、もう、否応なしに、さあ、どれにしますかっていう感じだ。
目の前には、お姉さんが立っているし、何というかな、凡が注文するのを待っているという感じなのだ。
いや、勿論、買うんだけどね。
どうでしょうかというより、どれにしますかっていう感じで、何と言うか、早く決めなきゃいけないと焦ってしまう。
「じろあめ」というのが基本だそうなので、それを1つ。
「じろバター」というのを、ひとつ。
これは、パンに塗ったりするらしい。
それと、ピーナッツのお菓子。
ということで、3点購入して、店を出る。
後で、食べてみたが、米と麦芽だけを使ったものなので、優しい甘さ。
料理にも使えるようだ。
俵屋さんの近くからバスが近江町の近くまで走っているので、それでホテルの近くまで戻った。
さて、ドーミーインの「野乃」さんにチェックインだ。
フロントは、少し事務的なところが気になったが、無事、部屋に入る。
モデレートツイン。
っていうか、毎回、思うんだけど、モデレートって何やねん。
スタンダードツインと同じような、普通のツインということらしいが、何か、言葉を聞くと、モデレートの方が、カッコイイというか、ランクが上のような気がする。
何か、イマイチ、理解できていないモデレートツインの部屋を開けると、まあ、普通のツインである。
畳敷きなので、ベッドは低めで、過ごしやすい感じはある。
バスは無く、シャワーのみ。
館内着に着替えて、まずは、大浴場に向かう。
夕食を食べに行ってからでは、面倒くさくなるし、早い時間の方が、空いているだろう。
なんせ、今回は、野乃を楽しむ旅行だもの、先に、大浴場へ行っておこう。
大浴場は、ビジネスホテルの大浴場だけれど、そこは、野乃さんは、力を入れているようで、他のビジネスホテルよりは、随分と大きめだし、露天風呂もある。
時間が早いので、2、3人と利用している人も少なく、ゆっくりと温泉を楽しんだ。
テレビ番組では、サウナを推していたが、凡は、どちらかというと、サウナは、あまり入らない。
大浴場の内湯の方は、ガラス張りになっているので、立つと、外の風景が見れるので、開放感もある。
露天風呂も、ちゃんと、空が見える空間が開いている。
ビジネスホテルにしては、広めではあるのだろう。
湯上り処には、アイスがあって、2本食った。
ただ、残念なのは、野乃には、無料のマッサージ機があると聞いていたのだが、この金沢の野乃さんには、無かったことだ。
部屋に戻って、また服を着替えて、外出の準備をする。
野乃さんには食べるところが無いので、夕食は、香林坊、片町あたりへ繰り出そうと思うのである。
んでもって、部屋で、少し休憩したら、ホテルを出る。
5時ぐらいだったが、まだ、外は明るい。
繁華街に向かう途中に、尾崎神社や、尾山神社に、参拝。
そして、ミニボンが、車麩のおでんが食べたいということで、行ってみたいなと思ったお店に行く。
おでんのお店「三幸(みゆき)」さん。
いや、名前に惹かれた訳じゃない。
前に金沢に来た時に、ニューワールドオーダーという名前のバーで、マスターが、美味しいと言ってたので、それで気になっていたのだ。
ネットで調べてみると、なかなかの人気店。
んでもって、お店に到着すると、行列が出来ていた。
なので、みゆきさんは、断念。
いや実は、名前に惹かれていた訳じゃないと書いたけれども、ちょっとブログネタ的なノリで、この「みゆき」さんと、これまた、新天地にある「なかじま」(このお店は行ったことが無いのですが)というてんぷら屋さんに行ったら、「なかじま」「みゆき」さんということで、面白いんじゃないかなと、これは、チラリと考えていたことではある。
でも、今回は、ミニボンとの旅行なので、そうそう、凡のノリでは行けない。
それじゃ、別のおでん屋さんを探さなきゃ。
ここで、凡だけなら、さらに歩いて、お店を探すのだが、「もう、ホテル出て、45分も歩いてる。」とミニボンが言うので、これは、早くお店に入らなきゃということで、「赤玉」さんというお店の支店に入った。
以前、1回入ったことがある。
カウンターは、いっぱいで、小上がりに案内された。
取り敢えず、ここは、おでんであり、ミニボンの食べたい車麩だろう。
大きな鉢に、注文したおでんが盛られていて、おつゆが自慢なのだろう、別に、おつゆを張った大きな浅鉢が付いて来る。
おでんは、凡は、濃いめの味付けが好きだけど、優しい味付けの金沢のおでんも、これはこれで美味しい。
そして、ぬた。
金沢の居酒屋に入ると、ぬたが、大体のお店で用意されている。
合わせてあるのは、サバであったり、イカであったり。
これがまた、実にお酒に合うのだ。
特に、さばのぬたは、あれば、頼んでしまう。
なので、熱燗に変える。
さて、そろそろ、お会計をしましょうか。
凡は、金沢に来る前に、ミニボンにお願いしていたことがある。
ハシゴをさせてねと。
ミニボンは、お酒を飲まないので、1軒で夕食を食べたら、もうそれでいいじゃないと、こうなる訳で、でも、折角の金沢なので、もう1軒か、2軒行きたい訳なのであります。
それに、おでんばかり食べてお腹いっぱいになるのも、どうもね。
というか、そろそろお店を出たい1番の理由は、小上がりだからだ。
凡は、今に生活に支障をきたすんじゃないかと心配になるぐらいに、身体が硬い。
脚の裏の筋肉、関節、腰などが、硬すぎて、まともに座ることが出来ないのだ。
足を投げ出すことも出来ないし、正座も膝が痛い、あぐらに至っては、組むと後ろに、ひっくりかえりそうになる。
辛うじて、横座りぐらいだろうか。
それでも、痛くなってきたので、そろそろ、店を出たいなと思っていたのである。
お会計をしたら、4570円。
御馳走様でした。
さて、ぶらぶら歩いて、新天地にやってきた。
ここに、ハシゴをしたいお店がある。
ニューワールドオーダーさん。
本当は、3軒目に行きたいお店だが、2軒目に行くと、もうホテルに帰りたいとなったら、これは困る。
まずは、確認の意味も込めて、お店の前まで行ってみたら、店は閉まっていた。
それじゃ仕方ないと、前に行って、良かった記憶がある居酒屋に行ってみるも、閉まっていた。
というか、この辺り、今日は月曜日なのだが、閉まっているお店が多かった。
じゃ、どうしようかと、辺りを見回すと、イタリア料理とスペイン料理のお店が目に入る。
さっきは、おでんだったから、ちょっと味を変えて、こういうのもいい。
イタリア料理のお店を見ると、ピザなどがメインのようだ。
でも、ピザのお店なら、どこにでもあるし、スペインは、そこまで見かけない。
入口は、ガラス張りの引き戸になっていて、賑わっている様子がうかがえる。
良さそうな雰囲気なので、スペイン料理のお店に入る。
アロスさん。
カウンターと、奥にテーブルが少し、そして、2階にも何かしらの部屋があるようだ。
運よく、カウンター席に案内される。
左手には、常連らしき中年のご夫婦、右手には、若いカップルが座っている。
スタッフは、中年のマスターが、料理を作りながら、客の相手をしている。
それに、若いスタッフが、男女2名ずつぐらいいて、忙しそうに動いていた。
女の子に、お薦めを聞いて、「甘エビの入った塩ダラのピルピル」(2980円)と、「牛赤身のアサード」(3280円)を頼んだ。
それに、スペインビールのマオウだったか。
どちらも、はじめて食べる料理である。
ピルピルとは、発酵させた(女の子の説明による)タラを、オリーブオイルで煮た、アヒージョのような料理だそうだ。
バスク地方の料理で、タラとオイルが乳化して、白濁したソースに変化していて、それがまた美味しい。
パンを添えてくれたのだが、それがまた、ピルピルに、ぴったり合う。
なんとも言えないソースの味わいが、どうにも、食べる手が止まらない。
凡の大好きな料理が、また増えました。
そして、アサードという料理は、この言葉は、焼くという意味らしい。
(女の子の説明では、炭火と言ってたが、ニュアンスは、どっちが正しいのかは不明)
肉の種類は、このお店では、豚や、鹿、子羊などもあったが、赤身の牛にした。
牛肉は、霜降も良いけれど、やっぱり、凡は赤身が好きだ。
それを、岩塩で頂く。
肉の中は、まだ赤く見えるのだが、中まで温かい。
たまに、ステーキを注文して、ミディアムにしたのに、中はまだ生の状態の時がある。
それはそれで仕方がないのだろうけれど、表面は焼けているのに、中は、まだ冷たいという時がある。
凡として見れば、焼いた肉を食べたいのに、生の肉を食べされられることになって、しかも、冷たいなんて、どうにかしているぞと思いながら食べることになるのである。
それに比して、目の前の牛肉は、赤く見えるけれども、実は火が通っているのだろうか、生の感じがしないし、熱くはないが、温かい。
赤身なので、油ではなく、肉の滋味みたいなものが、口中に広がる。
実に、うまい。
味付けが、岩塩なのも、いい感じだ。
横には、じゃがいもをベースにしたんじゃないかと勝手に想像しているソースが添えてあって、これを付けても、またクリーミーな感じになって、おいしかったです。
お酒は、ハウスワインの赤に白と、そして、サンタルバ・チャコリという微発酵ワインというのを見つけたので、それをお願いする。
バスク地方の地酒だそうだ。
すると、お姉さんが、ワインボトルを天井の方に高く持ち上げて、そして、グラスをお腹当たりに置いて、高い位置から、低い位置のグラスに、落とすように注いだ。
これが、チャコリの注ぎ方らしい。
なんでも、微発酵の炭酸を飛ばすためにするらしいのだが、わざわざ、炭酸を飛ばす意味があるのだろうかと思ったが、それが、バスク地方の入れ方らしいのだ。
というよりも、グラスに注がれた、ワインの量が少ないことが、ビックリした。
これもまた、バスク地方の量なのだろうか。
それにしても、楽しい。
金沢で、スペイン料理も悪くないね。
もう、ハシゴも、ここで終わりとしましょうか。
最後に、アンチョビとトマトのサラダを注文。
締めにサラダというのも、サッパリとして、これは正解である。
お会計をしたら、11530円。
スペイン料理の選択は、思いもよらす、楽しいものになりました。
ミニボンも、美味しかったようで、良かったと喜んでいた。
さて、ホテルに帰りましょうか。
コンビニで、水とスイーツを買って、部屋に戻る。
野乃さんでは、コーヒーなどのドリンクもセルフで飲むことが出来るので、コーヒーとスイーツを部屋で頂こう。
部屋でシャワーをして、館内着に、また着替える。
少し寛いで、9時半過ぎに、食堂に向かう。
今回の野乃に泊まったら、やるべきミッションが残されていた。
夜鳴きそばだ。
ドーミーインでは、夜食として、夜鳴きそばが頂ける。
食堂に行くと、既に、何人もの人が、館内着でやってきて、そばを食べている。
結構な人がいるけれども、そこそこ広いので、ゆったり感はある。
大盛も頼めるらしいが、普通のサイズを頂いた。
普通サイズと言うのは、小盛である。
あおさがトッピングされた、あっさりとした醤油味で、美味しく頂きました。
今日は、行きたかった、もりもり寿司さんも良かったし、フリで入ったスペイン料理も美味しかったし、良い1日でありました。
お休みなさい。
コメント
俵屋さん、さすが金沢の老舗ですね
殿様商売を地で行くようなかんじですよね(^^;)
一組づつってのも微妙です
何度か買いに行っていた美味しい焼き立てパン屋さんが、コロナが流行ってから一度に3人までしか入るなってなったんです(12~13人は入れる)
それ以後、買いに行っていません(笑)
昔ながらの飴は食べてみたい気がしますが、きっとお高いんでしょうね
ドーミーイン野乃さんはかなり良い雰囲気ですね
純和風の高級旅館っぽい内装だから、居心地も相当良いんでしょうね
なのでそれ相当の宿泊費って事なんでしょうね
HPを見ましたが大浴場も普通のビジホとは違って和風旅館の雰囲気ですもんね
おでんの三幸さんはかなり混んでいますね
金沢おでんを一度食べてみたいと思っていますが、赤玉さんや百番街の黒百合さんなんかも検討しましたが、いつも混んでいるんので自分も断念しました
それとやっぱりおでん屋だったらカウンターがベストでしょうね
金沢でスペイン料理ってのも乙ですね
お値段もなかなかよろしいようですが、雰囲気も料理も美味しければ良い旅の思い出になりますね
夜鳴きそばがあるのも嬉しいですね
ますますドーミーインに泊ってみたくなりましたm(__)m
ありがとう、ゆけむりさん。
俵屋さんは、まあ、本当に、狭いですから、1組ずつは、仕方ないのかもしれません。
というか、今回は、後ろに誰もいなかったので良かったですが、
入ると、店員さんと向かい合わせになって、他の人に接客している間に、ゆっくり商品を見るみたいなことが出来ないんですよね。
んでもって、俵屋さんの飴は、水あめみたいな感じの飴なんですよ。
美味しいのですが、食べるのに、面倒くさくて、それほど、減ってません。
値段は、メモでは、3点で、3099円と書いてありました。
安いものじゃないけれど、折角、歩いて行ったので、それに、買わないで帰るには、帰りにくい雰囲気だったし。
今回、野乃さんに泊まってみて、ビジネスホテルよりリラックスできるのは間違いないのですが、
結構な値段設定だし、これなら、湯快リゾートや、大江戸温泉物語の方が、同じような値段設定で、夕食もついてるので、
そっちの方を選択した方が、空間的にも、ゆったりしてますし、食事も付いているので、値打ちがあるかもしれません。
ちょっと、悩ましいところです。
スペイン料理は、美味しかったし、賑やかな感じで、良かったです。
値段はねえ、メニューを見た時、1品が、2900円とか、3200円とかでしょ。
ちょっと、身構えますよね。
3品頼んで、1万円超えですもんね。(まあ、飲みましたが)
2軒目でなくて、1軒目に行ってたら、エライ金額になっていたかもしれません。
ただ、後で見たら、4000円ぐらいからコースもあるみたいなんで、そっちにした方が、いろいろ
食べて、同じぐらいの金額になるのかも、