平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1450)みゆきさんの「歌会Vol.1」で、トーキョー酩酊迷子。(5)

アイラブユーみゆきさーん

2月23日(金)。

みゆきさん、お誕生日、おめでとうございます。

この特別な日に、東京で過ごすことができていることが、少しばかり嬉しくもある。

しかし、無理だ。

いや、無理に違いない。

というか、考えるまでもなく無理なのだろう。

みゆきさんとデートすること、みゆきさんとお話をする事、みゆきさんに出会う事、みゆきさんに、凡と言う凡であり愚である人間が、あなたと同じこの世界に存在しているんだよという事を認識してもらう事。

もう、諦めるしかないのだろう。

そうだろう。

そうに違いないのだけれど、諦めるには、まだ、早い気もする。

まだ、生きている訳だから。

たとえ、認識して貰えてなくても、叫び続けなきゃいけない。

「みゆきさん。大好きです。」

みゆきさんのコンサート歌会Vol.1を見るために東京へ来た凡でありますが、今日は、大阪へ帰る日なのであります。

14時に羽田を出発する便なので、どこかに行くならお昼ぐらいまでだろう。

荷物の整理をしながら、パンフレットを開いてみる。

凡は、パンフレットを買っても、まず、誰かの記事を読むことは無い。

特に、男性の書いたものは読まない。

だって、悔しいじゃないのさ。

なので、みゆきさんの可愛い写真を、うっとりと眺めて、はい終わり。

なんだけれど、ふと、みゆきさんの紹介のところを読んで、これは、行かなきゃと思った。

パンフレットには、今回のメンバーにアンケートをした、その回答を載せている。

んでもって、みゆきさんも、これまた、回答してたのだ。

「イチ推しグルメや店」は?という質問に答えている。

なになに、「関東なら、柳橋の某老舗のこんぶ佃煮」とあるじゃない。

思わず、ネットで、どこのお店か検索してみる。

柳橋といえば、小松屋さんしか出てこない。

ということは、ここに違いない。

思わず飛び起きて、チェックアウトをした。

そして、一旦、浜松町で、キャリーケースをコインロッカーに預けて、柳橋に向かう。

浅草橋が最寄りの駅だ。

ただ、着くには着いたが、まだ、時間が早い。

それに、トイレに行きたくて仕方がないのだ。

なので、コメダ珈琲に入る。

凡は、コメダ珈琲は、あまり好みじゃないけれど、何しろ、トイレに行くなら、周りのお店よりも、コメダの方が行きやすいだろう。

ということで、コメダでモーニング。

時間を見計らって、小松屋に歩いて行く。

このあたりは、池波正太郎さんも愛した街とあって、まだ、昔の下町の情緒の感じられる素敵な場所だ。

んでもって、小松屋さんの前まで来るも、閉まっている。

ここで、今日が祝日で、お店がお休みだと言う事に気が付く。

とはいうものの、店の横の橋には、お店の看板が立てかけられている。

店の前だって、商品の写真の小さな立て看板があって、普通は、休みの時は、こういう看板は、店内に仕舞っておくだろう。

ということは、今日は、開店するのかもしれないと思う。

店の前の戸から中を覗くと、電灯が付いているようにも見える。

あとで、この電灯と勘ちがいしたあかりは、店の向こう側の窓の外のあかりが漏れていたのだと気が付く。

開店を待つ間、ツイッターを見たりしているとき、日本橋三越でも買えることを教えてもらう。

よし、これから三越に行こう。

ということで、三越まで移動。

地下に降りて、小松屋さんの店を探すが、どこにも無い。

んでもって、やっと見つけたのは、各地の名産を売っているコーナーの1つの棚だ。

そこが商品置き場だった。

どれどれ、みゆきさんのイチ推しのこんぶ佃煮とは、一体、どれなのか。

ああ、これか。

その名も、こんぶ佃煮。

これのことだろう。

とはいうものの、糸切昆布なんてのもある。

これも、或いは、食べるのかもしれない。

いや、こんぶだけを買う訳ないか。

このお店に来たら、わざわざ来たんだからと、他の佃煮も買うだろう。

おや、江戸前一と口あなご、なんてのもあるんだね。

小さなパックが、2315円するんだ。

まあ、みゆきさんなら、値段を見て迷うことなど無く買うのかもしれないけれどさ、結構なお値段だね。

あれこれと、商品を見ていると、横に赤いヤマハのビニール袋を持った女性がいる。

ひょっとしてと思って、声を掛けたら、やっぱり、みゆきさんのコンサートに来られた方だった。

凡が、こんぶ佃煮のことを書いてましたねとかなんとか、そんなことをおっしゃられる。

いや、どうもね、こういうところで会うと、ちょっと嬉しいものですよね。

同じみゆきさんが大好きで、みゆきさんの好きなこんぶ佃煮の棚の前にいる。

理由は無いけれど、嬉しいような、まだ、今のこの時間も、歌会の続きなんだと言う気がした。

お名前をお伺いしたら良かったけんだけれど、頭が回転してなくて、そのまま、お別れしたが、ひょっとしたら、このブログを読んでくださってたら嬉しいな。

そして、まだ、凡は、棚の前に、突っ立ってる。

ずっと、突っ立って、商品を、あれこれと、迷っている。

店員に、変な人だなと思われているだろう。

でも、仕方ないじゃないの、みゆきさんが好きなこんぶ佃煮を買いたいんだもの、悩んじゃうじゃない。

ということで、こんぶ佃煮、糸切こんぶ、生のりの佃煮、生アミの佃煮、んでもって、ミニボンの好きな、しらす山椒。

それと、迷いに迷って、一と口あなごの小さなパックを買った。

お会計をして、腰を抜かしそうになる。

税込み、7038円なり。

とはいうものの、みゆきさんのイチ推しなのだから、しょうがない。

先の女性は、こんぶ佃煮を、1パックだけ買って帰られた。

みゆきさんの好きなものを、ちょっとだけ、食べてみようと言う事なのだろう。

育ちが良いとは、こういう買い方をする人なのだろうね。

することが、上品である。

この凡なんて、意地汚く、いろいろ買った挙句に、金額で、気持ちがヘロヘロになっている。

至って、下品である。

さて、このあたりで、何か食べてから、空港に向かいましょうか。

日本橋から東京駅に向かう途中にあるレストラン「東洋」さん。

名前がいいね。

まだ、お昼前なので、窓際の席に案内される。

眺めの良い、気持ち良い席だ。

ハンバーグとエビフライのセットを注文。

古くからのお店のようなので、ちょっと期待してたのだが、エビは、身も細く、熱々じゃない。ハンバーグも、これまた、熱々じゃない。

少しばかり、残念な感じがした。

他のテーブルを見ると、ハンバーグの人もいて、鉄板の上に乗っているのか、湯気が立っている。

いやまあ、凡の料理も、冷たくはないのだから、一応、これで良いかと、食べた。

さて、いよいよ、帰らなきゃ。

浜松町まで行って、モノレールに乗り替え、羽田空港まで移動。

帰路の飛行機は、B777-201。

3-4-3のシート配列で、満席だ。

んでもって、15時10分ごろ伊丹に着。

そして、門真市の凡の自宅に帰って来た。

それにしても、今回の旅は、みゆきさんのコンサートに2回参戦するためだったのですが、弟とも飲みに行けたし、まあ、二日酔いは、楽しかった分、仕方が無いけれども、兎に角ね、可愛いみゆきさんを見ることが出来て、幸せでありました。

それにしても、メガネのみゆきさんは、ため息が出るほど、可愛かったな。

そうそう、お土産が、もう1つある。

池袋に弟と飲みに行った時だ。

「はい、これ。」と、カードを2枚くれた。

何かと見ると、ムビチケの使用済みのカードだった。

なんでも、弟の友達がみゆきさんの映画を見に行ったそうで、その時のムビチケのカードを貰って、凡に持って来てくれたのだ。

凡が、喜ぶと思って持って来てくれたんだよね。

使用済みだけれど、嬉しいプレゼントである。

みゆきさんの顔がプリントされてるしね、大切に仕舞っておこう。

んでもって、家に帰って、さっそく、みゆきさん、イチ推しのこんぶ佃煮を食べてみる。

味音痴のあたしには、至って普通のこんぶ佃煮だった。

でも、これを、みゆきさんは、美味しいなと思って食べてるんだよね。

みゆきさんが、このこんぶ佃煮を箸で摘まんでるとこ想像したら、何か、キュンとなってしまった。

大阪の佃煮は、もっと甘い味付けだからね、まあ、新しい味を教えて貰ったということで、御馳走様でした。

大阪や、京都の佃煮も、イチ推しだと書かれていたが、何しろ、大阪も、京都も、佃煮屋さん多いし、それらのお店は、一体、どこなんでしょうね。

んでもって、今回も、最後に、これを書いておかなくちゃ。

みゆきさんのコンサートに、3泊4日で、行かせてくれたミニボンに感謝であります。

そして、このブログを読んでくださった方に、ありがとう。

コメント

  1. ゆけむり より:

    佃煮ってけっこういいお値段しますよね
    量から言ったらそれほど多くないのに、そこそこのお値段
    う~ん・・・
    エビフライ&ハンバーグはなぜ熱々じゃなかったんでしょうね?
    これは解せないしガッカリですよね
    話は変わりますが、2~3日前のランチでパスタ屋に行ったんですが、ガサツな女店員で料理をガチャンって置くんですよ
    けっこうな音なのに失礼しましたも言わない、きっといつもこう言う置き方なんだろうなって思って何も言いませんでしたけどね
    店員さんの給仕の仕方も気になりますが、肝心の料理が熱々でないのは一番ダメですよね
    とある記念日ランチでフレンチを食べたのですが、どの料理もほとんど熱々じゃなかったんです
    もう2度と行くつもりはありませんが、非常にガッカリした事を思い出しました
    それはそうと、凡蔵さんは東京に詳しいですね
    恐らく自分の20倍ぐらい以上詳しいと思いますよ、羨ましいです

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    佃煮は、量も、ほんのちょっとでしたよ。
    佃煮でも、高い方のお店だと思います。
    でも、みゆきさんが好きだと言うので、いろいろ種類を購入しましたよ。
    んでもって、飲食店は、ゆけむりさんのパスタ屋もそうですが、スタッフによって、
    随分と、印象が変わるんですよね。
    接客とかに向いてない人っていると思うんですが、そのことを、本人が気が付いてない時があって、
    そう言う時は、困るんですよね。
    料理が熱々じゃない件については、怒るというよりも、理解が出来ないという感覚なんですよ。
    調理している人は、ちゃんと、調理されていると思うんですね。
    ちゃんと、油でエビフライを揚げている。
    んでもって、お皿に盛って、持ってくる。
    そしたら、冷めている。
    不思議だなと思うって感じです。
    同じようなお店で、トンカツを頼んだら、同じように作って、持って来て、
    それで、あつあつだったりするし。
    どう違うのかなと、考えても、解らないんですよね。
    今回の東京は、ゆけむりさんの紹介されていた玉子丼の朝食を食べられて良かったですよ。
    ただ、残念なのが、日高屋ですよ。
    出発する前は、1度は行こうと決めてたのですが、コンサートが終わって行ったら、2回とも閉まってました。
    夜遅くまでやっているイメージがあったんですけどね。
    それと、横浜のゆけむりさんが紹介されていたドイツ料理だったかな、ハンバーグを食べに行こうかなとか、考えていたのですが、
    二日酔いで、諦めましたよ。
    でも、東京は、また行きますしね。
    次回また行ってみたいです。

  3. ゆけむり より:

    ハンバーグの話が出たので、ついでにちょこっとアドバイスです
    だいぶ前にブログで紹介しましたが、王府井の正宗生煎包、いわゆる焼き小籠包がお奨めです
    https://www.wangfujing.co.jp/
    もし横浜のホフボロウにハンブルグステーキを食べに来られたら、そのお店からそれほど遠くありません
    中華街東門から中華街大通りに入って少し行った左側にあります
    見た目熱くなさそうですが、メチャクチャ熱いので火傷に注意して下さいネ(笑)

  4. ゆけむり より:

    書き忘れました
    最近は王府井のレストランもあるようですが、手軽に食べ歩きできるスタイルのお店の店頭に、簡単なカウンター的なテーブルがあるので気軽に食べられます(王府井です)
    この店の人気に乗じて同じような焼き小籠包を扱うお店もありますが、その辺は凡蔵さんの勘で狙いを定めて下さいネ

  5. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    今回の東京は、3泊だったので、そのうちの1日ぐらいは、横浜でランチでもと思ってたんですよね。
    そのランチの候補が、ゆけむりさんがブログに書いておられたハンバーグだったんですよね。
    実に美味しそうでしたよ。
    でも、なんだかんだで、行けませんでした。
    んでもって、王府井さんは、これまた、写真で見ると、如何にも美味しそう。
    今度、横浜に行ったら、セットで行ってみたいです。
    中華街も大好きだし。

  6. にぶちん より:

    こんばんは。にぶちんです♪ 凡蔵。さん・・・わかっていたら午後の便にしていました・・・・めちゃめちゃ悔やまれます・・・・

    2月23日は3連休初日、ということもあり 羽田空港は超凄い混雑でした・・・・特に午前中は人、人、ひとーーでいっぱいだったので、タフな人でも疲れます、という状態でした・・・

    ニアミス、というのが非常に悔やまれます・・・・

  7. カミサカイトモコ より:

    お久しぶりです
    カミサカイです
    4年ぶりのみゆきさんのコンサートなので、凡蔵さんのブログも久しぶりに見てみました
    東京コンサートの旅行日記楽しく読ませていただきました
    みゆきさんへの愛は変わっていないようで安心しました(笑)
    大阪のコンサートはチケット取れましたか?
    私は今日23日のフェスティバルホールに来ています
    なんと6列目の一番端っこです
    みゆきさんがすぐそこに見える位置のようです
    ルンルンです
    では今からしっかりみゆきさんの世界に浸ります

  8. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、にぶちんさん。
    ニアミスですね。

    でも、羽田は、兎に角、広いですからね、解っていても、私は、迷子になっていたかもですよ。
    羽田は、国際線も飛ぶようになって、更に、利用価値が上がりましたよね。

  9. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、カミサカイさん。
    お久しぶりです。
    昨日、フェスティバルに行かれてたんですね。
    えーっ、前もって解ってたら、会いたかったのにー。
    っていうか、昨日は、フェスティバルホールにいたんですよ。
    勿論、チケットは、持って無かったですけどね。
    ということは、赤い絨毯の階段あたりで、すれ違ってたかもですね。
    それにしても、良い席でしたね。
    双眼鏡なしでも、見えそう。
    いいですねー。
    ということで、これを書いている時点で、次の日なんですが、どうでした?
    みゆきさん、可愛かったでしょうねー。
    私は、もうチケット無いので、あとは、当日券を狙うだけなんですが、
    ずっと、ダメで、もう当たる気がしません。
    山口まで、気を付けて帰ってくださいね。

  10. カミサカイトモコ より:

    大阪チケットは当たってないと言っていたので、連絡はしませんでした
    まさか会場にいたとは😱
    ほんとにどこかですれ違ってたかもしれませんね
    みゆきさんはやっぱり最高です
    双眼鏡なしでもしっかりみゆきさんの美しさは確認できました
    また機会があって会えるといいですね
    お元気で

  11. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、カミサカイトモコさん。
    やっぱり、みゆきさんは、最高だったんですねー。
    やっぱり、そうでしょーねー。
    いいな、双眼鏡なしでも見える距離。
    私は、昨日も、当日券トライしましたが、ダメでした。
    まあ、仕方が無いですね。
    んでもって、また、どこかで、お会いできると良いですね。

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