2月14日、バレンタインデー。
いや、まあ、バレンタインデーは、どうだっていい。
凡は、帰路の電車の中で、X(ツイッター)を開いてみると、そこには、中島みゆきさんのコンサート歌会のフェスティバルホールの大阪公演で落選したと言う悲鳴のような落胆の声、声、声。
やっぱり、みんな当たらなかったんだね。
凡も、落選。
今回は、3口に分けて申し込んだんだけどね。
それが、悪かったのかな。
凡が落選したことは、お昼過ぎにスマホで確認したので、知ってはいたのだが、ガッカリというよりも、それを通り越して、どうでもいいやという、何か、人生を投げ出した世捨て人のような心境になっていた。
こんな状況の時に、誰かに優しくしてもらったら、一瞬にして、恋に落ちてしまうのかもしれない。
「なあ。凡ちゃん。どうしたの?」
20代の女の子が凡に甘えたような声で聞いた。
「いや。なんでもないよ。」
「ふうん。なあ、凡ちゃん。あたし、ビール飲みたい。なあ、仕事終わったら、ビールのみに連れてってよ。」
「、、、、有里ちゃん、お酒飲めなかったでしょ。」
「うん、飲めないよ。でも、飲みたいねん。だって、凡ちゃんフラれたんでしょ。」
「えっ?」
「顔に書いてあるよ。フ・ラ・レ・マ・シ・タってね。」
と言いながら、このフラレマシタを言う時に、一文字づつ、凡のおでこ、鼻、口、ほっぺたを、細い指で指さしながら、いたずらっぽい目つきで凡を見る。
「、、、そうなのかもね。」
「なあ、うちじゃ、あかん?」
「あかんってさ、凡と有里ちゃんじゃ、40才ぐらい違うよ。それに、凡は、結婚してるし。」
「うち、結婚して欲しいなんて、思てへんもん。ただ、凡ちゃんの傍にいたいだけやもん。傍にいて、凡ちゃんを見てたいだけやもん。凡ちゃんの声を聞いていたいだけやもん。」
「アホやなあ。」
「知ってるわ。うちでも、うちアホやって知ってるもん。そやけど、凡ちゃんがいーひんかったら、うち、なんや、嫌やねん。」
、、、、、こんな展開で、恋に落ちない男はいるだろうか。
凡は帰宅後、ブログを更新した。
そして、「散散歩歩。アイラブユー・ほたえてくれ・みゆきさーん!」というタイトルを、「有里ちゃんにポッポッ。ほたえてくれ・有里ちゃーん!」に書き換えていた。
と、これまた、アホな妄想に耽ってしまたのは、みゆきさんのフェスティバルホールが落選したせいに違いないのであります。
一応、説明しておきますと、妄想の中の、有里ちゃんという名前は、夢グループの保科有里さんの下の名前を拝借しました。
保科有里さんて、色気というか、男心をくすぐる何かを持ってらっしゃいますね。
(保科有里さんの写真は、インスタから勝手に拝借しました。っていうか、インスタ、フォローしてるのね、あたし。)
んでもって、みゆきさんのコンサートだ。
当たらないね。
今回は、なみふくで1枚、そして、デジナミには、直前に、5口ぐらいだったかな、急遽、入会して応募して、その結果、1枚をゲットした。
後は、一般では、全滅。
大阪に関しては、夢番地の有料会員枠で、当選するだろうと、そんなことを考えてたのが間違いだった。
だって、今まで、夢番地で、外れたことなかったものね。
後は、当日販売だけれど、当たる気がしないよ。
しかし、良い教訓を得た部分もある。
次回があるなら、デジナミで、10口、いや、20口ぐらい応募してみようかと思う。
それなら、2口か、3口ぐらい当たるかもしれない。
同一人物が、デジナミに複数口入った場合、その口数だけ申し込めると言う事は、ヤマハさんに確認済みだ。
というか、悪いことをしても手に入れたくなってきたよね。
その前に、悪いことって、どうしたらいいのだろう。
まあ、今までの事は、もう過ぎ去ったことなので、くよくよしても仕方がない。
取り敢えずは、東京で2枚当たってるので、それに集中しよう。
2月の20日と、22日の2日間。
まだまだ先だと思っていたら、あと、数日に迫って来た。
それに合わせて、準備するものがある。
まずは、眠気対策だ。
凡は、いままで、コンサートに行く前に、色んな手立てをしてきたのだが、治らない病がある。
コンサート会場に行って、席に座るよね。
そこまでは、大丈夫なんだ。
でも、ベルが鳴って、幕が上がった瞬間に、どうしようもない睡魔に襲われるんだ。
大好きなみゆきさんが、今から登場するのに、目が開けてられないのだ。
対策として、カフェインのドリンクとかを、数本飲んだりしても、まったく効き目がない。
何故なんだろうね。
凡の推測としては、一時的な低血糖になっているか、或いは、精神的な病。
何をやってもダメなんだよね。
なのだが、最近、ひとつの可能性に賭けてみようかと考えている。
ちょっと、試したところでは、何とかいけそうな気がするのだが、果たして、本番では、どうだろうか。
それは、何かと言うと、漢方薬のマオウ(麻黄)だ。
葛根湯とか、馴染みのある漢方薬に入っている成分だ。
何故、マオウかというと、マオウという成分は、風邪薬などに入っているエフェドリンという成分に似ているそうだ。
そして、そのエフェドリンは、覚せい剤と分子構造が似ているらしい。
ということで、マオウ自体も、覚醒作用があるのだ。
詰まり、飲むと、しゃっきりとする。
これに賭けようと思う。
試してみると、鼻や、喉に、違和感を感じるような気もするが、気持ちもハッキリするような気がする。
マオウをネットで買って、これが、粒状(粉に近い)なので、それを包む、昔、医者で貰った薬に使われていた紙(薬包紙)と、マオウの重さを量るポケットスケールを購入。
スケールは、0.01gを量れるものが必要なので、それを検索したら、700円弱で売られていたので、それを購入したが、送料込みで、その値段で、精度の方は大丈夫なのだろうかと思うが、何となく、大丈夫そうだった。
ということで、マオウを準備した。
それと、米粒のみゆきさんを見るために、双眼鏡。
凡は、「みゆきさん拝見号」と「みゆきさん拝見2号」を持っているが、拝見号は、経年劣化というか、胴体のところが加水分解してしまって、ウレタンのところがネチョネチョなので、ミニボンが持っている「桑田佳祐さん拝見号」を借りる。
20日は、2階席なので、絶対に必要だよね。
それと、今日、たまたま、天王寺の一心寺にお参りに行った帰りに買ったスーパー玉出のエコバッグ(198円)。
これは、みゆきさんグッズを購入した時に便利だろう。
さて、東京国際フォーラム、何年ぶりだろうか。
噂によると、今回のみゆきさん。
どえらい可愛いそうじゃないですか。
ああ、早く、顔を見たいなあ。
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