平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1402)凡蔵。の 我愛 TAIWAN(5)

旅(海外)

6月20日(火曜日)。

今日は、朝市に始まって、淡水に出かけ、そして、迪化街(ディーホワジェ)に行って、12年前に行った、凡の気に入っているお茶のお店で、烏龍茶を買った。

そんでもって、ホテルにいったん戻って、汗を流して、夕食に出かけようかと言うところだ。

今日の予定はミニボンに任せてある。

なので、どうすると聞いたら、もう、あたしの行きたいところは行ったので、後は、凡に任せると言う。

そんな急に言われてもね。

台北でしたいことの中で、凡とミニボンの意見が同じことが、もう1つある。

胡椒餅を食べたいということだ。

インド料理のナンを焼くような細長い壺型の釜の中で焼く胡椒餅は、外側はサクッとして、中に胡椒の効いたミンチの餡が入っている。

美味しいんだよね。

そんでもって、折角、台北に来たんだから、夜市に行ってみたい気もするじゃない。

昨日の夜に行った熱炒という居酒屋も、もう1度行きたいけれど、夜市も1回ぐらいは覗いてみたい。

胡椒餅は、夜市などで売られているから、丁度、良いじゃない。

夜市に行こう。

ただ、台北には、沢山の夜市があるけれども、本当は、まだ行ったことのない夜市に行きたいのだけれど、そこへ行って、胡椒餅が売ってなかったら、ミニボンもガッカリするだろう。

ということで、胡椒餅を売っている夜市をネットで検索をしたら、饒河街観光夜市と出る。

饒河街観光夜市は、初めて台湾に来て、初めて行った夜市だ。

懐かしくもあるので、行ってみることにしよう。

ホテルから夜市までは、タクシーで行くことにした。

タクシーに乗り込むと、運転手が、どこの国の人かと問う。

日本人だと言うと、急に、何かを喋りだした。

それが、英語なんだ。

英語なんだけれど、英語の解からない凡でさえ、これ英語なのかと感じる英語だ。

単語を何度も言い直したり、詰まったり、まったくもって、聞き取れないのだ。

そんな時に、ごめんなさい、英語が出来ないんですと言えば良いと言うものだろうけれど、あまりにも途切れることなく、弾丸トークなので、それが言いだせない状況になってしまった。

会話と言うより、言いたいことを一方的に喋っている感じ。

なので、曖昧に、聞いてるよ、みたいな感じでいたら、英語解らないんだなと気づいてくれるかなと思って、返事も、曖昧に、ただ聞いていたのですが、まったくもって、その弾丸状態は、おさまる気配もなく、喋り続けている。

そんな解らない英語の中で、唯一、聞き取れたのが、「オキュパイド」という単語だ。

ということは、占領時代の話をしているのだろう。

だとしても、何を言っているのか分からないことには変わらない。

ミニボンも、早く着いてくれと思っていたそうだ。

ということで、饒河街観光夜市の入口の門が見えたので、ミニボンが、「あー、着いた。」と嬉しそうな声を出したが、タクシーは停まらず、もう少し走って、夜市の反対側の松山慈祐宮という道教か何かの寺院の前で停まった。

そこは、きっちり距離を稼ぐのね、運転手さん。

ただ目の前にあるライトアップされた寺院は、なかなか、雰囲気があっていい。

さて、夜市を散策してみましょうか。

先ずは、端から端まで歩いてみる。

なかなか、賑わっていますね。

端っこまで歩いたら、とうもろこしを焼いている屋台があった。

ひょっとしたら、まえに西門で食べて気に入ったとうもろこしかもしれないと、1本、ミニボンが買った。

とうもろこしに、スパイシーな調味料を刷毛で塗って、独自の円筒型の焼き機に入れる。

5分ほど待ったら、出来上がり。

食べてみると、美味しいが、昔食べた味とは違うようである。

でも、これは日本では食べれないので、買って良かった。

途中、丸いカステラのようなお菓子も買ったりしながら、また来た道を引き返す。

胡椒餅は、寺院に近いところに2軒あっただけか。

その内、1軒が人気のお店のようで、長い行列ができている。

胡椒餅の列。先に小さく胡椒餅の文字が見える。

行列には並ばない凡とミニボンではありますが、ここは台北なので、そうそう来ることが出来ない訳で、それに胡椒餅を求めてやってきた訳で、並んででも頂きましょう。

と、並び始めたら、意外と、早く進んでいく。

人気の店だから、屋台の規模も大きくて、目の前でミンチを、生地で包んで焼くところまでやっているのが見える。

スタッフも多い。

これは、美味しそうである。

ということで、順番が回って来まして、凡とミニボン、1個ずつ購入。

熱々の胡椒餅を夜市の空いているところで食べる。

美味しかったです。

さて、ほぼ、夜市の目的も達成されたので、最後は、ちょっとビールでも飲みたい。

夜市の脇にも、ステーキなどを食べさせるお店がある。

昔、初めて来た時は、鉄板焼きのようなお店に入った。

或いは、今からホテルに戻って、ラウンジのハッピーアワーという手もあるが、料理があるのかどうかも解らないし、残り時間は、たぶん30分ぐらいだろう。

因みに、ホテルのハッピーアワーは、ビールを1本注文したら、次のビールは、1本無料と言うサービスがあるらしい。

ということで、選んだのは、目の前に松山のMRTの駅があるので、そこから中山駅まで移動して、そこならお店も多そうなので、どこかに入るというプランだ。

なので、中山駅まで移動。

ただ、この時点で、もうミニボンは、ホテルに帰りたがっている。

わたしだけなら、もうホテルに戻るとか、そんなことを言うのである。

なので、ウロウロお店を探している余裕はありません。

目の前にあった焼肉っぽいお店に、焼き肉という文字の前に、居酒屋という文字が見えたので、何も考えずに入った。

居酒屋と書いてはあるが、やっぱり、焼肉屋。

店内は、賑わっていて、兎に角、ここも大音量で音楽が流れている。

何を注文しようかと思うが、ミニボンは、あたしは食べないから、凡の好きなものを注文してという。

メニューを見ると、安くはない。

上カルビと、学生カルビという薄い肉、それに、四川風の鶏の軟骨の唐揚げというのを注文。

セットものなどを注文したら、ボリュームもあって、お得なメニューがありそうだ。

オシボリを見ると、結構、大きな外食チェーンみたいである。

お店の名前は、Kanpaiと書かれているが、ひょっとしたら、日本のチェーン店なのかもしれない。

なかなかのイケメンなので、そのまま写真をアップさせて頂きました。

生ビールや、ハイボールを飲みながら、肉を焼いて食べていると、店内にいたイケメンのスタッフが、凡が、焼き肉の焼き方を知らないと思ったのだろうか、それとも、焼き過ぎだよという意味だったのだろうか、凡のテーブルに来て、お肉を焼きだした。

韓国では、こんな風景は、よくあることだろう。

スタッフが、焼いてくれる。

でも、台北では、どうなんだろう。

他のテーブルを見ても、焼いてもらっている人はいない。

でも、折角、焼いてくれてるんだから、大人しく焼かれていた。

焼いた肉は、お皿に乗せてくれる。

見ていると、軽く焼いた感じで、たぶん、凡の焼き方が、焼き過ぎってことを、見かねて焼いてくれたのだろうと推測。

こんなシチュエーションなら、ミニボンも喜ぶところだが、やっぱり、帰りたかったのか、あまり反応はなかった。

さて、ビールも頂いたので、帰りましょうか。

お会計をしたら、1859NT$だった。8600円ぐらいか。

肉を2種類と、鶏の軟骨の唐揚げ、それに、ビールやハイボールしか注文していないので、やっぱり、ちょっと高めだろうか。

MRTで、ホテルまで戻って、隣にあるコンビニで、アイスクリームや、水を購入。

んでもって、軍資金を念のためATMで、1000NT$引き出した。

ホテルで、朝市で買ったズボンをはいてみたら、ピッタリサイズ。

お姉さんの凡のお腹をポンポンは、近いサイズを教えてくれてたんだね。

パジャマにも使えるし、近所なら、これで出かけられそうだ。

買ったお茶などの写真を撮って、台北の街で寝た。

コメント

  1. yukemuri より:

    夜市良いですよね、とにかく楽しいですもんね
    何を食べようか迷いますよね
    胡椒餅はやはり美味しいんですね、ネギとミンチ肉が入っているようですね
    肉まんの焼いたバージョンっぽいのかな?
    焼きもろこしは変わった焼き方ですが、以前の味と少し違っていたようですね
    焼肉屋さんに入られたようですが、少しお高いようですね
    日本と比べ物価が少し安いと思うので、けっこうな高級店だったのかもしれませんね
    でももう少しリーズナブルだと嬉しいんですけどね

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    夜市は、行ったら1回は行ってみようかなと思いますよね。
    しかも、どこへ行っても賑わってるし、楽しいです。
    台湾のグルメも、他にも、小籠包や、もち米をロール状に巻いたものや、揚げパンのようなものや、
    お粥や、色々、食べたかったのですが、結局、台湾で食べたいと思って、食べたのは、胡椒餅ぐらいでした。
    (空港で、小籠包を食べましたが、ちょっと微妙だったので )
    焼肉屋は、失敗でしたね。
    というか、焼肉屋としては悪くはないのですが、兎に角、焦ってお店に入ったので、
    もっと、違うお店に入れば良かったと思っています。
    台湾は、何度行っても、楽しいですね。

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