平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(1083)桑田さんのツアーに参戦の松山旅。(2)

9月26日(日曜日)。
桑田佳祐さんのツアー「BIG MOUTH,NO GUTS!!」の愛媛武道館の会場のスタンド席で開演を待っている。
C列なので、スタンドの前から3列目だ。
成る程、真正面にステージがあって、そこまで遮るものがないので、見やすいのは嬉しい。ただ、前の席の人が立ちあがった時に、どうなるかは、今の時点では分からないので、見えるかどうかは、何とも言えない。
コロナ対策として、座席をすべて埋めずに、間隔を取ってあるという話だが、上からアリーナを見ると、3、4席座って、1席空間という感じだっただろうか。
でも、凡とミニボンの両端は、空席だったので、そこは楽チン。
さて、会場に来ている可愛い子はいないかな。
と、凡は、双眼鏡を取り出して、会場の可愛い子を探す。
やや、年齢層は、高そうである。
「可愛い子いないかな。」と凡が言ったら、「みんな、前むいてるから、顔見えないね。」とミニボンが、冷静に呟いた。
なるほど、そういえば、可愛い子の顔が見えない。
見えるのは、年齢の高い女性の後頭部だけだ。
凡は、双眼鏡を、静かに、カバンに入れた。
このツアーには、お土産というものが付いていて、待っている時間、それらを確認。
コンサートの間、手首に巻くリストバンド。
これは、曲に合わせて光る仕組みになっている。
IMG_8590 (1).jpg
桑田さんマスク.jpg
それから、エアリズムのマスクと、黄色いマスクカバー。
紙のチケット。
そんなのを確認しながら、桑田さんの登場を待つ。
んでもって、17時。
いよいよ、コンサートのスタートだ。
ネタバレ的な事は、たぶん、書いてないと思うのですが、もし、そういうのが苦手な方がいらっしゃったら、ここから先は、コンサートの内容になりますので、それに、1部のセットリストも書いてしまってますので、もどってくださいね。
凡は、桑田佳祐さんや、サザンオールスターズさんの特別なファンという訳じゃない。
でも、みゆきさんを好きになる前は、ミニボンに連れられて、コンサートにも、かなりの回数行ったので、普通の人に比べて、曲も知っている方ではあるのです。
なので、桑田佳祐さんは、好きなんですよね。
凡が、尊敬するのは、日本語の歌詞を英語の様に発声するというのは、たぶんだけど、桑田佳祐さんが、初めてしたのじゃないだろうか。
それまでは、ちゃんと、日本語として発声していたはずだ。
凡は、初めて何かをした人は、無条件に、尊敬する。
それに、今回のツアーだ。
今の時期、ツアーをするなんてことは、ちょっと勇気がいるものだ。
実際、ツアーを発表した時に、まだ、コロナが終息していないのにと、批判されているし。
でも、桑田さんぐらいの大物がやってくれたなら、後輩は、後に続きやすいというものである。
それに、ツアーは、今だけど、企画を考えたのは、もっと早い時期だものね。
その時に、やると決めたのは、まさしく、英断というものである。
これに感化されて、みゆきさんも、来年早々ぐらいに、一昨年のフェスティバルで中断した、ラストコンサートを再開してはくれないものだろうかと、切に願うものであります。
みゆきさん、お願いっ。
ニャン。
なんて、子猫のマネをして手を合わせてみたが、まったく、無意味であったかもしれない。
ということで、スタートしたライブ。
内容は、これは、素晴らしい曲ばかりで、楽しいのは、間違いない。
兎に角だ、隣にいるミニボンが、喜んでいる事が嬉しいのである。
とはいうものの、桑田佳祐さんは、男である。
ずっと、桑田さんを見ているのではあるけれども、どうしてか、凡の視線は、別の方向に向いてしまう。
バックコーラスだ。
今回の、バックコーラスは、タイガーさん(ハルさんとも言うらしい)と、田中雪子さんだ。
どちらも美人なのである。
特に、凡は、タイガーさんが好きだ。
家で見たDVDの映像では、ミニスカートを履かれていて、セクシーだったが、今回は、頭はお団子にして、うしろの髪は、編み込みにしてあって、ダラリと肩に落ちている。
遠くからなので、ハッキリとは見えないけれど、ジャガー柄なのか、ヘビ柄なのか、そんなベスト型のジャケットを着て、残念ながら、ミニスカートじゃなくて、黒のパンツだった。
しかしながら、その黒のパンツが、似合ってるんだよね。
「タイガーさん、脚細い。」なんて、叫びそうになった。
それに、振り付けも可愛くて、いつの間にか、桑田さんじゃなくて、タイガーさんを双眼鏡で見ていた。
この愛媛武道館のスタンドは、見やすいと書いたけれども、それは、前の席の人が立たない場合という条件が付く。
いくら見やすくても、前の人が立ったら、それは見えないのである。
でも、今回は、凡の前の席の人は、立たなかったので、ミニボンも、喜んでいた。
これが、アリーナで、前の人が立ったら、ミニボンなんて、身長144センチとか、そのぐらいだから、まったく見えないのである。
これは、背の低い人だけの問題でもなくて、凡なんか、座高も高いし、背も高い方なので、うしろに、背の低い女性なんかがいたら、もう、気になってステージなんかみてられないのである。
さて、コンサートは、だんだん、盛り上がっていく。
ここで、セットリストの1部を書いてしまうが、凡の気持ちが盛り上がったのは、「エロスで殺して」の時だ。
桑田さんのコンサートで、何が楽しいかって、バックダンサーを見るのが、楽しいんだよね。
この時も、チャイナドレスや、ガータをしたセクシーな女性が、ステージで踊る。
普通のバックダンサーなら、セクシーなのは、それは普通だ。
でも、桑田さんのコンサートのバックダンサーは、エロいのである。
この辺が、やっぱり、桑田さんのこだわりなんだろうなと思う。
バックダンサーが、ダンスの途中で、服を脱いだりするんだよね。
思わず、「きゃー。」なんて、オッサンの凡が、黄色い歓声を上げてしまいそうになる。
しかも、可愛い子ばかりで、脚を放り出して、クネクネ踊るんだもん。
凡は、もう、ステージ上の可愛い子の脚を双眼鏡で、あっちこっち、追いかけていた。
後ろの座席の人が、凡の双眼鏡の動きを見たら、こいつ何見てるんや、と思うだろうね。
「はい。脚です。」と問われたら正直に答えますよ。
すると、ミニボンが、急に凡の方を見て、目配せをして、コクリと頷いた。
その意味は、凡はすぐに解ったね。
「ちゃんと、佐藤郁美ちゃんの脚見てる?」という意味だ。
凡は、コクリと頷いた。
佐藤郁美ちゃんとは、いつも、桑田佳祐さんのバックダンサーで踊っている可愛い子だ。
桑田さんの近くで踊ることが多いので、自然と、よく見かけることになる。
その郁美ちゃんも、脚が綺麗で、そして、エロチック。
みゆきさんの夜会のコンサートで練習を重ねて来た、双眼鏡で移動する標的を捕捉するというテクニックを駆使して、その郁美ちゃんのエロ満開の美脚を堪能したのであります。
ありがとう、みゆきさん。
いや、この場合、ありがとう、郁美ちゃんというべきか。
んでもって、そんなセクシーダンスシーンは、後半の「スキップビート」でも、今度は、超ミニスカートで、見せつけてくださいまして、これまた、鼻の下が、ビローンと伸びたのであります。
ということで、桑田佳祐さんのコンサートツアーは、無事終わったのであります。
愛媛武道館は、やっぱり見やすかったです。
ただ、やっぱり、ステージまで、遠いね。
双眼鏡なしでは、桑田さんの表情は、まったく見えなかった。
んでもって、ここで桑田さんに選曲について、これを入れて欲しかったなあということを書いておきたい。
ご当地ソングを入れて欲しかったな。
勿論、定番である「EHIME LADY BLUES」は、歌ったけれどもね。
この曲は、OSAKA LADY BLUESの替え歌で、歌詞を、愛媛バージョンにしたものだ。
愛媛の名所や、美味しいものも、歌詞に入っていて、楽しい曲である。
でも、愛媛といえば、松山、松山と言えば、夏目漱石ではないですか。
そして、夏目漱石と言えば、「吾輩は猫である」だろう。
その吾輩は猫であるの一部を歌詞にした曲がある。
「声に出して歌いたい日本文学〈Medley〉」だ。
これは、桑田さんの傑作だと思うのですが、太宰治や与謝野晶子など、超有名な作家の作品の1部に、節をつけたものだ。
その中に、吾輩は猫であるが登場する。
♪♪ 吾輩は、ネコである、名前は、まだ無あーい ♪♪
そこの一節だけでも、歌って欲しかったな。
でも、全体的に、楽しいコンサートでありました。
と、感想を書いてみたら、コーラスのタイガーさんの脚、細いとか、郁美ちゃんの脚、エロいとか、すこぶるエロおやじのコメントになってしまっているね。
すこぶる、悲しい。
ということで、無事、コンサートも終わり、JR市坪駅に戻る。
帰路は、JRさんが、臨時列車を用意されているので、みんなが乗り込むのを待って、松山駅まで帰って来た。
さて、ホテルにチェックインしよう。
今回は、ゆったり広めのツイン禁煙で、1泊2人で、税込み8400円だった。
安いですね。
フロントで、周辺にコンビニなどがあるか聞いたら、ちょっと歩くけれども、遅くまでやっているスーパーがあると言う。
これは有難い。
IMG_8522.JPG
部屋は、ネットの説明通り、かなり広くて、リラックスできそうである。
しかも、改装したばかりだろうか、バス、トイレ、エアコンなど、まだ新しい。
いや、これは正解だったと嬉しくなった。
あとで、ドアに貼られている非常口の地図を見たら、このフロアで1番広い部屋だった。
さて、晩御飯の買い出しに行きましょう。
ホテルから少し歩いて、大きな複合施設の1階にあるスーパーに行く。
そこで、ビールやおかずを購入。
さて、帰ろうかと思ったら、タコ焼き屋さんがあった。
ちょっと、食べてみたい気がしたので、ミニボンに1番小さいのを買おうかと言った。
んでもって、タコ焼き屋に行ったら、店員が残っていたたこ焼きを2舟包みだした。
「えっ、2つ頼んだの。」とミニボンに聞いたら、「だって、閉店前やし、残りの2つ買ったら、全部商品がハケルやん。」と返ってきた。
いやいや、おかずを目いっぱい買った後に、そんな食べれるはずはないのでありまして、ため息が出たのであります。
理解不能である。
んでもって、ホテルに帰って、シャワーを浴びて、夕食タイムとなったのであります。
ちょっと広めとあって、小さなテーブルとソファもあったので、ちょうど食べるのに便利だった。
IMG_8535.JPG
その夜は、そのまま、すぐに寝る。
部屋が広いと、寝るのにもリラックスできるものだと、あらためて、思ったのであります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました