平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(1075)信州松本、ただ行って帰っての旅。(3)

8月29日(日曜日)。
青春18きっぷで、松本市に来た翌日。
ホテル飯田屋さんの朝食を頂きに、7時ちょうどに食堂に行くと、1番乗りだった。
チェックインの時に、和食を頼んでいた。
焼き魚の定食は、安心の朝食である。
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生玉子が付いていて、ホテルのオススメの食べ方は、醤油と特製の出汁を入れて、玉子かけご飯にするというものなので、それで試してみる。
成る程、玉子の風味が柔らかくなったような気がする。
この朝食が500円設定なので、もし泊まるなら、朝食付きの一択だろう。
部屋に戻って、今日の予定を考える。
とはいうものの、コロナと月曜日とあって、休みばかりだ。
帰路の中央線もまた、代替バスでの運行なので、そこでの時間ロスもある。
ということで、予定は立てずに、観光は全部諦めるという予定にした。
ただ、四柱神社だけは、やっているようなので、そこは訪問しよう。
9時頃、ホテルをチェックアウト、荷物を預かってもらって、まずは、近くの道を歩いてみるも、まだ時間が早いので閉まっている。
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とりあえず、お城の方に向かって歩いて行くと、パワースポットだと教えてくれた四柱神社(よはしらじんじゃ)があった。
天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の4柱の神様を祭神としているので、この名前が付いたそうだ。
きっちりとした神社という印象で、神主さんが、竹ぼうきで落ち葉を掃除していたが、その砂ぼこりが舞って、むせそうになった。
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願い事結びの神様として、すべての願い事を叶えてくれるご利益がある。
ということで、本殿でお参りをした後、「願串」なるものを書いた。
家内安全と、縁結びと、心願成就である。
縁結びは、勿論、みゆきさんとの縁をね。
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神社の前には、縄手通りというお土産物屋などの並ぶ通りがあるが、まだ閉まっている。
なので、お城の方に向かって歩く。
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松本城は、国宝で、名前は知らないが、信州の山々を遠く背景に、美しい姿で建っていた。
とはいうものの、凡は、城は観光しない。
そこまで、城に興味も無いし、何より、城を観光するとなったら、城の中に入らなきゃいけないじゃない。
城の中には、階段があって、その階段を上らなきゃいけないじゃない。
正気の沙汰じゃないよ。
だって、階段を上ると高いところに出る訳だ。
高いところは、怖いじゃない。
何故、高い入場料を払って、そんな怖い思いをしなきゃいけないのか、意味不明である。
なので、城には入らず、城の周りを3分の1ぐらい歩いて、市役所の井戸とか、地蔵湧水とかで、美味しい水を飲んで、また縄手通りまで戻る。
その頃になると、地蔵通りのお店も開店しだして、ふと面白そうなグッズが並ぶお店が、開店するところだった。
店主が、店の前に、ガチャガチャの機械を出したりしている。
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面白そうなので、店内に入ってみた。
店の3分の1ぐらいに、カードゲームが置いてある。
しかも、見たことのないようなものばかりだ。
中には、尖閣諸島の防衛をテーマにしたカードゲームがあったりする。
壁のガラスケースには、モデルガン。
ベレッタも飾られていて、ちょっと欲しくなる。
ベレッタは、凡は、香港映画が好きなのだけれど、ジョン・ウー監督作品のチョウユンファが使ってたりして、憧れのガンなんですよね。
そして、左端には、可愛いカエルの置物などが置かれている。
ふと、見ると、ヤマハのピアノが置いてあって、ネコの縫いぐるみが座って弾いているように、自動演奏で曲が演奏されている。
思わず、店主に言って写真を撮らせてもらった。
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そんなことをしていると、店主が、店の説明を凡にしだした。
その半分は、モデルガンやカードゲームなど、他には置いてない物を、或いは、もう廃盤になりそうなものを、かなりの量を確保しているという、自慢話のようなものだった。
今は、趣味が身を助けていると、好きなことをしてきたことを、これまた自慢しているような話が続く。
でも、ふと気が付くと、短歌のような言葉が店内に飾られたりしている。
それに興味を感じていたら、店主が短歌の説明をしてくれた。
その短歌は、読みに漢字を当てはめてあるのだけれど、その漢字一つひとつに、意味を持たせて、それを重ね合わせてつくられている。
よくもこれだけ掛け合わせたねという感じだ。
なので、この短歌の出典は何ですかと聞いたら、全部、自分が作ったものだと言う。
素晴らしい。
その短歌の内容が、どうのこうのというよりも、何かを創作しようとするところが素晴らしいと思う。
なので、その短歌の書かれたカエルの置物を1つだけ購入した。
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utyuudou.jpg(カエルの本に書かれている短歌の説明)
店主は、他のお店に入ったら、ずっと付きまとって説明する店員がいるが、あれは嫌いだと言う。
でも、店主は、もうかれこれ20分以上、あれやこれやと話をしているじゃない。
それを聞いて、ちょっと可笑しくなった。
でも、カエルの置物を買った時に、「大丈夫ですか。無理して買ってないですか。」と言ったのは、やっぱり、本当の店主の気持ちだったのかもしれない。
凡も、店主を見習って、何かを創作したい気分になっていた。
そして最後に、変なお店だなと思うだろうけれど、「面白いなと思うことが文化だと思う。」というようなことを言われた。
ああ、そうかもねと、頷いたのではある。
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店を出て、縄手通りの端まで歩いてみて、でも、半分も店は開いてなくて、そのまま駅に戻る方へ歩く。
途中、なまこ塀の蔵が続く通りがあったので、端まで往復してみる。
凸凹堂というパワーストーンのお店があったので入ってみると、琉球ガラスのネックレスがあったので、ミニボンのお土産にと買った。
2500円ぐらいかな。
それにしても、凸凹という文字を見ると、宇和島の凸凹丸さんを思い出すなあ。
また、行ってみたい資料館で或る。
さて、早い時間だけれど、ランチを食べようと思う。
ネットで調べると、スパゲティの美味しいお店があると言う。
「翁堂」さん。
駅に近い車道に面していて、1階はお菓子屋さん。
それで、2階が喫茶店になっている。
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ここのスパゲティは、兎に角、ボリュームがすごいそうで、普通のサイズでも大盛りぐらいで、大盛りを頼むと大変なことになるという。
そこで、やっぱり、大盛りを頼んでやろうかと思ったのだけれど、正気に戻って、普通サイズを注文した。
始めにサーブされたサラダも、フレンチドレッシングがたっぷりと掛けられていて、こういうのは大好きだ。
何が悲しいって、ドレッシングが少なくて、ただの野菜だけを最後に食べなきゃいけないほど、悲しいことは無いのである。
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そして、運ばれたミートスパゲティ。
ソースもたっぷりと掛けられていて、これもまた嬉しい。
麺は、硬くなく凡好みである。
おそらく、予め茹でて置いて、注文が入ったら、フライパンで温めているのだろう。
周りの客を見ると、全員が女性である。
すると、若い女の子と、ちょっと年上の男性が入ってきたのであるが、男性は、女の子に得意げに説明しだした。
「このお店のスパゲティは、普通を頼んでも大盛りがくるからね。小で丁度いいぐらいなんだよ。」
なるほど、まだ付き合い始めて間もないのだろうか、熱心に女の子に話しかけている。
んでもって、店員が来たら、男性は、スパゲティの小を2つ注文した。
それを見ていて、女の子は、果たして、小を食べたかったのだろうかと思った。
わざわざ、ボリュームの多いお店に連れて来て、その説明を自慢げに語って、それで、小を頼む。
なにか、拍子抜けした感じじゃない。
わざわざ、バイキングに誘っといて、あまり食べ過ぎない方が良いよなんて、言われたようで、女の子は、吉本新喜劇よろしくカクンとこけたりしていないのだろうか。
まだ付き合い始めて間もないデートなら、ここは、大盛りの一択でしょう。
んっでもって、山盛りになったスパゲティを見て、「きゃー、スゴイ。」なんてね、女の子が驚いてくれるのって楽しいじゃない。
それで、女の子が大食いでさ、それを、パクパクと勢いよく平らげたら、可愛いじゃない。
凡は、そんな女の子が好きだ。
でもって、食べられなくて、半分ぐらいのところで、「ごめんなさい。あたし、もう限界。」なんて、女の子が言ったら、「じゃ、それ貸して。」って言って、食べ残したスパゲティを、旨そうに食べてあげればいいじゃい。
きっと、女の子も優しい目で、男性を見るに違いないね。
何故、こんな男性が、こんな可愛い女の子とデートできるのかっていう、ちょっと嫉妬心で、カップルのデートを否定してしまったが、、、あ、いや、それでも、やっぱり、このカップルは、別れるね。
なんて、悪い笑みを浮かべながら、カップルを見ていた。
折角だから、アイスティーも頂いて、店を出る。
店を出るには出たのではありますが、どこにも行くところが無い。
松本での予定は終了してしまっている。
仕方なく、街中を散策というか、ただただ、ブラブラと歩き回る。
そんな時に、横断歩道で信号待ちをしていた。
左隣を見ると、すぐ横に20才ぐらいかという女の子が立っていた。
たぶん、学生さんだろう。
ジーンズにスニーカー、確か、黄色系のブラウスに、ショルダーバッグを掛けていた。
ちらりと横を向いて顔を確認すると、なかなか、可愛い女の子である。
そう思って、彼女を見ていたら、「ぶーっ。」と音がした。
しかも、彼女の方を見ていたので、彼女の尻からでた音であることは間違いないのである。
可愛い女の子が屁をしたのである。
しかも、交差点で隣に凡がいるのにである。
この場合、考えられるのは、2つだ。
屁をしようとは思ってなかったが、何かの拍子に、意図せず出てしまったという屁。
それと、もう1つは、屁をこいてやろうと思って、積極的に、下腹に力を入れてぷーっとやる屁である。
あの大きくて晴れやかな音と、凡の目視による彼女の様子で、後者であることは明らかだ。
凡は、「えーっ。」という声を出しそうになったが、彼女の為を思って押し殺した。
すると、屁の女は、何事も無かったかのように、そこに立っている。
普通なら、他の人の目が気になって、アタフタしてしまうだろう。
でも、屁の女は、ただ、身動ぎもせず、ただ、遠くを見て立っている。
しかし、考えようによっちゃ、若い女の子の屁の音を聞けるなんて、これはまた、一興ではある。
そして、信号が青に変わると、屁の女は、ただ、遠くを見ながら、真っすぐに歩き出す。
普通さ、横断歩道を歩くときは、左右を確認したり、きょろきょろしたりするよね。
でも、屁の女は、ただ、遠くの1点を見つめながら、真っすぐに歩き出した。
すると、凡の右隣にいた3人組の中年女性が、何やら、ヒソヒソ喋っている。
「なにーっ。いや、そうじゃない、そうじゃないよ。屁をしたのは隣の女の子だよ。」そう言いたかったが、止めた。
3人組には、凡が屁をこいたと思われていたのだ。
そう思うと、急に屁の女が憎たらしくなる。
気が付いたら、屁の女は、どこかのビルに入って行って、凡と3人組だけが残されていた。
「ああ、凡じゃない。」
その3人組も、やがて、凡から消えていた。
しかし、可愛い女の子がこく屁というものは、嫌なものなのか、嬉しいものなのか。
それは、この事案から思うに、屁そのものには、嫌も嬉しいも無いのではないだろうか。
問題は、その後の、女の子の反応によって変わってくるのである。
「きゃ、やだ、やだ、あたし、、、ゴメンナサイ。」なんて、顔を赤らめて、あたふたでもしてくれたら、可愛いと思ってしまうかもしれない。
そうなれば、こいた屁も報われるというものだろう。
値打ちのある屁だ。
それとか、ちょっと不敵な笑みを浮かべながら、凡の耳元で、「屁こいたけど、何か。」なんて、すごまれたり。
それはちょっと、好きになれないタイプだな。
勢いよく手を挙げて、「はーい。あたし今、屁をこきましたーっ。」なんてのは、どうだ。
潔いけど、明るすぎて、好感は持てるけれども、そんな明るさに、凡は付き合っていけるのだろうか。
恥ずかしそうにして、手をお尻に当てて、「もう、屁こきません。」なんて、肩をすぼめてくれたら、或いは、笑えるかもだ。
それは、ちょっと可愛いかもね。
というか、みゆきさんは、どうなんだろう。
屁はこくのだろうか。
凡の想像では、こかないと思う。
まあ、人間だからさ、今まで生きてきた中では、そりゃ、1回や2回はこいたかもしれない。
でも、それは、小学生とかそんな時代だろう。
そうだな、高校に入学したぐらいからは、おそらく、こいていないに違いない。
だって、若いころのみゆきさんの写真を見て欲しい。
あんな可愛い子が屁をこく理屈がない。
とはいうものの、もしも、凡がみゆきさんと一緒に暮らしたなら、ちょっと、みゆきさんの屁の音を聞いてみたい気はするね。
凡とみゆきさんが、テーブルで晩御飯を食べてるんだ。
すると、みゆきさんが、「ぷーっ。」なんて音をさせる。
「あ、今、みゆきさん、屁をこいたね。」
凡は、一緒に暮らしている設定だから、もう既に、仲が良いということだから、そんな事を、みゆきさんに言ってしまう。
「ううん。しててない。」と、みゆきさんは、しらを切るに違いない。
「いや、したよ。今、ぷーっって、音が聞こえたもん。」
「知らない、知らない。あたしじゃない。」
「だから、この部屋には、凡とみゆきさんしかいないよ。しかも、あれは確実に屁の音だったよ。」
すると、みゆきさんは、サイドボードに置いてあった子豚の縫いぐるみを持って来て、そのお腹を指で押した。
すると、子豚の縫いぐるみが「ぶーっ。」と鳴った。
「ねえ、これじゃない?聞き違いだよ。」と、みゆきさんが、とびっきりの笑顔で答える。
「あのねえ。それサイドボードの上にあったでしょ。だから、指で押さない限り音はでないの。それに、屁の音がしたのは、みゆきさんの座ってるところからだよ。」
と、意地悪に凡は言うかもね。
「あ、そうだ。これこれ。」と、みゆきさんは、座っている椅子の下から、ゴムでできたクッションを取り出して、「あ、これだね。」と、これまた笑顔で言う。
「それって、ブーブークッションじゃない。どうして、そんなもの椅子の下に敷いてるのよ。可笑しいでしょ。しかも、自分のお尻の下に敷いて。っていうか、そんなの、今売ってるの?」
「うん。八重洲の地下街の王様のアイディアで買ったの。」
「ふーん。って、王様のアイディアって、もう無いよ。」
そこで、凡は、みゆきさんは、屁をこいた場合に備えて、言い訳できるように、そこいらじゅうに、ブーブークッションみたいなものを仕掛けてあるのだと気が付く。
みゆきさんって、意外と、自分の屁の音を聞かれるのが、怖いんだね。
っていうか、そんなに頻繁に、屁をこくのか。
「そうだ。ビール、もう1本持ってくるね。」と、話題を変えるために、みゆきさんは、席を立つ。
冷蔵庫に向かう途中で、みゆきさんのお尻から「ぷーっ。」と音が聞こえた。
ちょっと顔を赤らめて、凡の方を振り返る。
でも、その時は、凡は言うだろう。
「あ、今の屁ね。あれ凡がこいたんだよ。」
みゆきさんが屁をこいたことにしたら、可哀想だ。
すると、みゆきさんは、キツイ目をさせて言った。
「もう。屁なんかこかないでよ。」
、、、、その時、みゆきさんは、スゴイなと、凡は悟るに違いない。
っていうか、みゆきさんが、勝手に屁をこくと決めつけてしまったが、実際は、どうなんだろうね。
やっぱり、1度、その可愛い屁の音を聞いたみたいものではある
さて、そろそろ帰路の旅にでましょうか。

コメント

  1. yukemuri より:

    やはりコロナで休業中のお店が多かったようですね
    しかし困りますよね
    せっかくの旅なのに閉まっているお店ばかりじゃね
    でも四柱神社や松本城を見学できたのは良かったですよね
    特に松本城は良いですよね
    自分も何度か行きましたが大好きなお城の一つです
    蔵造りの通りも閑散としていますね
    やはりこちらも休業中が多かったんですね
    大盛のスパゲティは良いですね~
    自分は現在減量中なので思いっきり食べられる凡蔵さんが羨ましいですよ
    おっ、最後に屁をこく女性ですか?
    内心あっ、出ちゃったって思っているんでしょうね(笑)

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    今は、どこに行っても、お店は閉まっているところが多いですよね。
    昼間も、博物館とか、観光施設も閉まってるし。
    なので、もう、精力的に回ろうとは思わなくなってきましたよ。
    ただ、その土地に行って、その土地の街並みを見ればいいみたいな。
    んでもって、大盛りのスパゲティは、美味しかったですよ。
    ツイッターをされている方も、この店を知ってたので、
    地元では有名なお店みたいです。
    それにしても、yukemuriさんのダイエットは、かなりハードですね。
    かなり痩せられたんですよね。

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