平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(1029)近鉄全線乗り放題きっぷの旅。(その2)

11月10日(火曜日)。
いよいよ、近鉄全線乗り放題きっぷを利用した2日間の旅であります。
6時過ぎに家を出て、大阪難波駅に移動。
ここで、近鉄アプリをアイフォンに入れた。
このアプリは、この旅行中、大いに使いました。
何しろ、列車を検索するのに、近鉄電車だけをピックアップしてくれるので、近鉄電車だけを乗るのには、極めて便利なアプリなのだ。
IMG_4586.JPG(1番上がきっぷ、下のは特典のチケット)
近鉄の大阪難波駅を0650に出発。快速奈良行きに乗り込んで、大和西大寺駅で下車。
そこから、0726発の京都行きの急行に乗る。
通勤時間帯なので、立ったまま移動。
0810京都駅着。
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ここで、京都駅のイノダに行って、朝食である。
野菜サンドとコーヒー(アラビアの真珠)。
少しばかり優雅な時間を過ごしたら、すぐに店を出て、また近鉄京都駅に戻る。
京都駅発、0906発の橿原神宮前行きの急行に乗り込む。
この路線は、空いていて、ゆっくりとシートに座って、風景を楽しんでいた。
ふと、目の前の座席を見ると、凡と同じぐらいの年齢だろうか、コピーした路線図をクリアファイルにしまってあって、時に取り出して見ている。
凡と同じきっぷで回っているのだろうか。
1020橿原神宮前着。
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駅の構内に、柿の葉寿司のお店があって、2、3個買って食べようかと思ったら、その隣にある「うめもり」さんというわさび葉寿しのお店の店先で、50歳ぐらいだろうか、ややふっくらとしたお姉さんが、ずっと声を出して呼び込みをしている。
こんなのに弱い。
「1個でごめんね。」と言って、新商品だという合鴨のお寿司を買った。
これは吉野線に乗ってすぐに食べる。
橿原神宮前1130発の吉野線急行に乗り込む。
吉野線は、空いていて、ゆっくりと車窓の風景も楽しめる。
この辺りまで来ると、風景も、田舎というか、遠くへ来たんだなという旅情のようなものを感じていた。
京都へ行って、これから吉野へ行こうとしている凡の目的地は、一体どこなのだということなのだけれど、今日は、伊勢あたりで泊まろうかと考えている。
素直に、大阪難波から伊勢に行けば、ゆっくりと観光できるというものだが、今回は、近鉄電車に乗り放題なので、たくさん乗ることを優先である。
目の前を見ると、70歳ぐらいの女性が座っていて、小さな冊子というか手帳と言うか、そんな小さな印刷物を熱心に見ている。
その冊子の柄から想像すると、仏教系のお経か、説教本なのだろうか。
こういうのを見ると、その内容を知りたくなるのは、ピーピング凡であるのだろう。
気になるなあと、前から冊子の文字を覗き見ようとしたけれども、見える距離と角度じゃない。
何の宗教家は知らないけれど、幸あれば良いなと願った。
吉野は、桜の名所で、有名なお寺もあるようだけれど、その1つ手前に吉野神宮駅があって、そこにある吉野神宮には行ったことが無い。
なので、そこで降りることにした。
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駅を降りると、同時に下りたのは、男1人と女2人の若いグループと、50才ぐらいの女性1人だった。
みんな、吉野神宮に向けて歩き出す。
これが結構な坂道で、15分ぐらい歩いただろうか、吉野神宮に到着。
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人が少ないので、ひっそりとしているが、それでいて、堂々とした雰囲気もある。
砂利道の参道と、ほんの少し色づきかけた木々が美しい。
先に行った女性は、御朱印を貰っている。
最近、こんなお寺や神社に行ったら、必ず、何人かの、女性が1人で来ている場面に遭遇する。
ちょっと、ドキドキするよね。
いやなに、別に何かを期待している訳じゃないけれど、少しばかり話しかけたい衝動が沸き起こる。
帰りかけに鳥居をバックに写メを撮ろうとしているので、立ち止まって待っていた。
すると、女性がそれに気が付いて、「あ、どうそ。」みたいな仕草をした。
「いやいや、どうぞ、写真を撮ってください。」なんてジェスチャーを凡は返す。
「いえいえ、そちらこそ。」
「いえ、私は急ぎませんから。」
みたいな感じのやり取りを、声に出すか出さないかの感じで交わした。
こんな時に、勇気があったら、「ひとり旅ですか。」なんて話しかけられるのだろうな。
もし声を掛けることが出来たなら、「ええ、近鉄全線乗り放題きっぷで回ってるんです。」なんて返ってくるかもね。
「あ、僕も、同じだ。」なんてさ。
「あ、じゃ、一緒に回りませんこと。」なんて、展開になるかもだ。
「いいですね。じゃ、今日は、このまま伊勢に移動して、そこで泊まりませんか。」なんてことになる可能性もある。
「はい。じゃ、同じホテルにしましょう。」いやはや、ねっ、ねっ、ねーっ。
「そうしましょう。じゃ、シングル取るのも勿体ないから、ツインにして、一緒に泊まりましょうか。」なんて、大胆なことを言っちゃうね。
「ええ、あたし、おばあちゃんから、勿体ないことをしたらダメって、いつも言われてるので、そうしましょう。」
「そうだよ。勿体ないことは、罪悪だよ。」
「そうよね、勿体ないは罪悪ですよね。」
「ああ、怖い怖い、危なくシングルを取ってしまって、罪を犯すところでしたね。」
2人手を取り合って、罪を犯す前に気が付いたことを神様に感謝した。
、、、、バカヤロー!
いつもながら、なんて、凡の発想は、陳腐なんだろう。
ため息をひとつ。
んでもって、吉野神宮を出て、また駅に向かう。
男女の3人組は、その後、どこかへ行ってしまった。
ハイキングなのだろうか。
何でも良いが、女性2人とは、羨ましい限りである。
どうやったら、そんな素敵な展開になるのか、教えて欲しいよ。
さて、駅まで戻ったら、少しだけ時間があるので、ここでランチでもしようかと思ったけれど、駅前にはお店は喫茶店ぐらいしかない。
その喫茶店に入ろかと思案していたら、サラリーマンの3人組が、すっと先に入って行った。
こんな時、凡は、入るのをためらってしまう。
それに、個人でやっているお店だから、3人が食事を注文したなら、凡の注文を作るまでに結構な時間がかかるかもしれない。
となると、次の電車に間に合わないだろう。
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どうしたものだろうと思っていると、少し戻ったところに中華料理屋があることを思い出した。
「来来飯店」さん。
迷っている時間は無い。
入って、早く出来そうな焼きそばを注文。
焼きそばは、味もしっかりしていて、ボリュームもあり、美味しかったです。
ただ、サーブされた時間は、1230で、電車が1239発なので、急いで食べなきゃいけなかったのが残念。
食べ終わって、小走りに駅に行ったら、1分前だった。
1239吉野神宮発、阿部野橋行きに乗り込む。
1330橿原神宮前駅に着。
構内にコロッケのお店があって、急にコロッケが食べたくなり、1個買う。
ただ、包み紙を見ると神戸水野家とある。
橿原神宮前なのに、神戸コロッケ。
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1340 橿原神宮前発、京都行き。
1345 大和八木着。
1408 大和八木発、五十鈴川行き。
1551 伊勢市到着。
一応の、今日の目的地である。
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まずは、ホテルにチェックインしよう。
今日のホテルは、電車の中で予約を入れた「伊勢シティホテル」さんだ。
1泊2日、素泊まりで、税込み5400円。
ゴーツートラベルで、1890円引きで、税込み3510円。
これに、クーポンが1000円付く。
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部屋は、普通だ。
ただ、廊下などでの声が、ドアが無いのかと思うぐらいに丸聞こえだ。
それでも、このホテルで、ひょっとしたら1番良い部屋に振り分けてくれたのかもしれないと思った。
それは、窓からの眺めだ。
凡の部屋は、建物の角にあって、そこから近鉄電車の線路が、目の前に見えるのだ。
しかも、ちょっとカーブしているので、そこはゆっくり目に通過するので、鉄道好きにはたまらない部屋だろう。
何度か写メを撮ろうと試みたが、上手い写真は撮れなかった。
IMG_4678.JPG(これは翌朝撮った写真)
さて、街をブラブラしながら、夜ご飯のお店を探そう。
フロントで居酒屋を聞いたけれども、地図のある場所を指さしただけだ。
なので、観光案内所に行ってみる。
それで、居酒屋などを聞いたみたら、手作りのマップを見せてくれて、「ここに、魚民とか、こっちは、さかなや道場とか、、、」と、真面目に、そして親切に教えてくれるのだけれど、一応は、聞いて「ありがとう。」と言った。
いや、気持ちは、本当にありがたいと思う。
でも、仕方がない、自分で歩き回ろう。
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IMG_4634.JPG(JR側の参道入口)
と歩き出したら、外宮の前に赤福があったので、赤福餅を食べてしまう。
んでもって、目の前の伊勢神宮外宮があるので行ってみると、17時までと出ていた。
なので、もうほぼ17時だから無理かと思ったら、守衛さんが、どうぞと手ぶりで言ってくれたので入る。
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日が暮れかけた参道を歩いて、正宮まで行って、参拝。
家内安全、夫婦円満、そして、億万長者をお願いしたら、白い幕がふわりと向こう側になびいた。
凡のお願いが、神様まで届いたのだろうか。
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お参りをして、その近くにある池の横にある「三ツ石」と言われる石が置かれている場所がある。
ここは、ネットなどでパワースポットだと言われいている場所だ。
凡も、石に手をかざしてみる。
霊感はないが、何となく掌が温かくなる気がした。
すると、どこからか、誰かが叫んでいる。
しかし、何を言っているのか、誰に言っているのか分からないので、そのまま石の前で立っていた。
すると、どうも声が近くになってきたので、振り返ったら、これまた、どうも凡に言っているようなのだ。
すると、また大声で、「結界の中に手を入れないで。」と叫んだ。
そして、凡のところに来て、ここはパワースポットでも何でもないから、パワーなんてないと言うのだ。
そして、結界が張られているというのは、入ってはいけないということだという。
それは、解っているけれど、別に踏み越えて入った訳じゃない。
手をかざしているだけだ。
それにしても、パワースポットでないところに手をかざして、なんだか掌が温かくなった凡の立場はどうなるのだ。
気のせいだったということなのだったら、間抜けじゃないか。
その守衛さんの説明によると、「御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われる場所」(HPよりコピー)だから、パワースポットではないと、また言うのだ。
その人が調べたところによると、最初1人が、パワースポットじゃないだろうかとネットに書いたことが、周り回って、パワースポットだと言う事になったということだそうだ。
あくまでも「ひとりの人の、じゃないだろうか。」だというのだ。
どうしても、そこをパワースポットじゃないことにしたいようなのだ。
でも、そこまで熱心に、パワーがないと断言しなくてもよいじゃないのと思うのだ。
誰かが、パワーを感じて、それで他の人もまた、パワーを感じたのなら、それがパワースポットだと言っても良いじゃないかと思うのだ。
どのみち、パワーなんて、誰でも確実に感じるというものでもないし、たとえ感じたとしても、それを証明することなんて出来ないものなのだからね。
そう思いながらも、外宮の参道を入口に向かって歩いたが、まだ掌が温かいような気がした。
どうも、間抜けな凡の掌なのだろうか。
普段は、パワーなんて感じないのに、パワーポイントでないところで、パワーを感じたんだもん。
そうだ、月夜見宮にも参拝しよう。
そう思って、行ってみると、既に日は暮れて、紐が張られていて入れなかった。
仕方が無いので、夕食の店を探そう。
IMG_4645.JPG
とはいうものの、これと言ったお店が無い。
駅のこっち側も、向こう側も探すが、決められなかったので、一旦、ホテルに戻って、バッグを置いて、手ぶらになって、また歩き出した。
ネットで調べると、近鉄側に、良さそうなお店を見つけた。
なので、行ってみると、なかなか混んでいる。
凡が入っても、誰も声も掛けないし、見もしない。
とはいうものの、美味しいものを食べさせるお店だという感じはうかがえるのである。
でも、お姉さんも料理を運ぶのにいっぱいいっぱいで、ようやく凡に気が付いたら、相席なら入れるという。
その相席のテーブルを見ると、座敷で卓を前に、60ぐらいの癖のありそうなサラリーマンが1人、難しそうな顔をして、日本酒を飲んでいる。
こんな人を前に飲むのも嫌だ。
そう思って、店を出る。
そのまま、近鉄側店を探していると、やっぱりネットで、大将も楽しい人で、、、なんてコメントが書かれている居酒屋があったので、店の前まで行ったら、閉まっていた。
それに、戸のところに、一見の客、県外の客は、お断りと書いているじゃない。
こんなことを書いているお店には入りたくない。
いや、まあ入れてくれないのだろうけれど、凡も入りたくないのである。
それに、閉まっているから、入れない訳である。
な訳で、またJR側に戻って、歩きまわっていると、焼き処「張り込み8」というお店を発見。
変わった感じなので入ってみる。
カウンターに座った。
IMG_4658.JPG
メインは、うなぎと焼き鳥だという。
なので、焼き鳥と、うざくを注文。
サーブされるまでは、やや時間が掛かる。
とはいうものの、急いではいないので、その分、ゆっくりと座っていられるので、それもまた良い。
焼き鳥は、しっかり焼いてあるので、なかなか美味い。
特に、皮を塩で貰ったのだけれど、店によっては、まだ柔らかい部分が残っているぐらいに焼く店もあるが、ここのは、カリカリになるまで焼いているので、これがまた美味しかった。
付けて食べる塩は、二見の海の塩だと説明してくれた。
あまりに気に入ったので、皮を追加。
それと、うざくは、また時間が掛かったが、食べてみると、ほんのり温かい。
焼いてすぐに、うざくにしたものだろう。
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男ばかり3人で店を回しているようだけれど、ピアスをしたお兄ちゃんが、これまた気くばりのできる人で、親切にしてくれる。
このお店のお酒は、「作」や「而今」など、人気のものも置いてあるが、「八兵衛」という地酒をメインで置いている。
なかでも、「うっかり八兵衛」というお酒の名前が面白かったので、それを熱燗で頼んだ。
ガラスの容器で出て来た熱燗は、なかなか美味しかったです。
凡は、やっぱり吟醸よりも、普通酒の方が好きだ。
IMG_4652.JPG(字が逆さまになっているが、これは、熱燗の機械にセットした時に、ちゃちゃんと読めるようにしてあるそうだ)
カウンターを見ると、ほぼ1人で来ている人ばかりだ。
たぶん、出張かなにかでホテルに泊まっている人なのだろう。
凡が入ってすぐに、カウンターはいっぱいになって、その後、電話予約も入って、後の2つあるテーブル席も埋まった。
さて、このお店は、鰻がメインだというので、それなら鰻を食べたいのだが、またどれにしようか迷う。
でも、名古屋も近いことだし、ひつまぶしにした。
2700円だったか、2800円だったか。
贅沢だけれど、鰻がメインだというし、他の客も、うな丼などを注文している。
IMG_4654.JPG
そんでもって、そのメインのひつまぶしは、美味しかったです。
鰻は、身が厚くないので、たぶん国産だろう。
そこは、聞かなかったので、想像だけれど。
表面は、パリっと焼いてあって、それがまた良い。
それに、タレが、もともと掛けてあるのだけれど、さらに別に添えてあって、その量がたっぷりなので、濃い味好きの凡には、有り難いバランスだった。
ということで、満足してお店を出る。
でも、まだ伊勢の夜を楽しみたいと歩き回る。
またもや、外宮まで歩いたら、そこは真っ暗で、上を向いたら星もなかった。
そんでもって、駅のあっちもこっちもと、また彷徨い続けて、この店良さそうだなと思って、入口に立つと、張り紙がしてある。
東京からのお客様はお断りしているという。
さらに、2週間以内に東京へ行った人もダメだという。
しかも、ご丁寧に赤線を引っ張ってある。
伊勢市に来て感じたのは、歓迎されていないということだ。
こんな張り紙がしてあるお店が多いのだ。
IMG_4662.JPG
そういえば、少し前に、テレビで伊勢神宮の前のお店のインタビューで、コロナが心配だから、来てほしくないという発言をしているシーンを見た記憶がある。
さらに、ネットで良さそうだなと思う店があったので、行ってみると、またもや貼り紙があった。
県外の客はお断りだという。
IMG_4663.JPG
とはいうものの、そういう貼り紙を出してくれるのは、有り難いのかもしれない。
入らなくて済むからだ。
貼り紙が無くて、入ったものの、歓迎されなかった日にゃ、それこそ居たたまれないじゃない。
「誰か、凡を受け入れてくれるお店はありませんかー。」
そんな気持ちで歩き回った。
それに、伊勢の街は、お店が閉まるのが早い。
8時頃には閉まるようだ。
それでも、ここにするかとお店を決めたら、やっぱり店員がいっぱいいっぱいで、カウンターにずらりと先客の料理の残飯を、7、8人分、そのままにして、対応していたり、一人で入りづらいお店だったり、難民寸前である。
ということで、歩き回って、でも、お店を決められないでいた時に、ホテルの近くにラーメン屋を発見。
暗い中に赤い暖簾と提灯が凡を誘う。
小さな小屋のようなお店だ。
入ると先客が2人いた。
まずは、チャーシューでビールを注文。
それで一杯やりながら、締めのラーメンを考えていた。
IMG_4664.JPG
先客が帰って、凡1人カウンターで飲んでいる。
ひとりでやっている店主は、カウンターの先客のティッシュなどもそのままに、まったく相手もしてもらえず、というか、店にも立たずに、奥でタバコを吸っている。
なので、ラーメンを注文するのを止めて、店を出た。
店を出た時に、地元のサラリーマンが2人、店の前にやってきたら、急に親切に対応しだした。
やっぱり、旅行者は、歓迎されていなかったんだね。
もう、歩き疲れたので、ファミマで、クリームパンを買って、ホテルの無料のコーヒーを淹れて、部屋に戻る。
「クリームが、甘くて美味しい。」
誰もいない部屋で、ひとり呟いて、伊勢の夜を締めた。
明日は、どうするかな。

コメント

  1. yukemuri より:

    凡蔵さん、地方にはこんな露骨に県外からの客を敬遠する店があるんですね
    東京からの客はお断り、東京に行った人と接触した人お断り
    いやいや現実に張り紙されると本当に来られては嫌だって事が分かりますね
    最後のラーメン屋のおやじもきっとそんな感じだから愛想が無かったんでしょうね
    これだとせっかくの旅行なのに、楽しさ半減する感じですね
    自分も早めに北海道をキャンセルして良かったと思います
    本当は行きたかったですが、割引は後出しじゃんけんのように取り消しとかね
    今の状況じゃきっと歓迎されなかっただろうしね
    でもどこでも良いから行きたいと思うんですが、なかなか行かれそうにありませんよ・・・

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    そうなんですよ。
    でもまあ、貼り紙をしてくれているお陰で、そんなお店に入らなくても済みました。
    というか、こういうお店は、常連のお客だけでやっていけるお店なんでしょうね。
    それと、歓迎している地域と、歓迎されてない地域が、やっぱり別れるようですね。
    前に行った北九州なんて、県の方針自体歓迎でしたし。
    そんな県は、やっぱり応援したくなります。
    私は、あと1回ゴーツートラベルで行きたいなと思っているのですが、休みとの相談です。
    北海道は、向こうも大変そうだから、歓迎してるかもしれませんよ。

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