平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(1020)熱海の海岸散歩する~旅。(1)

ゴーツーキャンペーンを、これほどまでに利用するとは思わなかった。
凡の休みが増えたせいもあって、ミニボンと休みが多くなるケースも増えたので、どうしようかとなるのだ。
今回も、また連休が同じ日がある。
折角だから、今のゴーツーキャンペーンを利用して、また出かけよう。
10月12日(月曜日)と13日(火曜日)である。
ゴーツーキャンペーンを利用するなら、ツアーの方が良い。
交通費も、割引の対象となるからだ。
どこか良いところが無いか探しといてとミニボンに頼んだ。
すると、ネットのじゃらんのHPで、熱海のホテルを見つけたらしい。
それは、どうだという。
見ると、ホテル大野屋というホテルで、「あつあつステーキ&選べる季節の釜めしフェア」1泊2食付きバイキングプランと書かれている。
このプランには、飲み放題が付いている。
なので、ミニボンが、これが良いのじゃないかと思ったようだ。
うん、良いかもねと返事をしたが、内容をみると、凡にとっては、問題点があった。
夕食のバイキングの制限時間が、70分なのである。
70分ってさ、着席して、料理などを取りに行くのに10分ぐらいかかるとして、実質60分ぐらいだろう。
ランチじゃないんだ。
旅行でやって来て、その旅の楽しみでもある夕食を食べるのに、ただ食べればオッケーというものでもないのである。
温泉に入って、その後の食事だから、折角だから、のんびりしたい。
凡なら、他のホテルを選んでいただろう。
とはいうものの、凡は、今年、何度も一人旅をさせてもらっている。
その時は、ホテルも旅程も、凡の好きなようにやっている。
折角のミニボンとの旅だ。
それに、ミニボンに探しておいて頼んだのだ。
なので、ミニボンが選んだホテルにしようと思った。
ミニボンも、さすがに70分は気になったようだったが、「70分というバイキングが、どんなものか、それを体験する旅にしよう。」と、2人で決めた。
そう決めて、じゃらんのホームページにアクセスするのだけれど、なかなか先に進めない。
ちょうど、9日の金曜日だったからか、みんな旅行に行こうとアクセスが集中しているのだろう。
途中まで来ると、そこから予約出来ないのだ。
それでも、何度もトライして、やっと、JRとホテルのセットになったツアーを申込することが出来た。
じゃらんで申し込んだが、実際の旅行の手配は、日本旅行の赤い風船が手配してくれる形のようである。
さて、今回のツアー、旅行代金は、2人で75400円。
これは、熱海までのJRの往復と、ホテル代がセットの値段の2人分だ。
これに、ゴーツーキャンペーンの適用で、24500円引き。
結果、支払いは、50900円となる。
1人当たり、25400円。
この時点で、地域共通クーポンの金額は、解らない。
ホームページを探しても、それについて、書かれているところを見つけることが出来ないのである。
でも、ずっと探していて、やっぱり、ホームページに書かれていた記事を見たら、地域共通クーポンについては、後日、赤い風船から連絡が入るという。
でも、出発間近だし、連絡は、メールなのか、電話なのか、それも書いてない。
なので、翌日の土曜日に、朝、営業が始まる時間を狙って、電話をした。
繋がらない。
それから、何度も何度も、電話をするのだけれど、繋がらないのだ。
こんな場合、電話を待っていれば繋がるシステムもある。
何十分も待たされるが、最後は繋がるシステムだ。
でも、赤い風船は、有無を言わさず、混んでいるから掛け直せというメッセージが流れたら、プツリと強制的に回線を切られるのだ。
なので、繋がらないとなったら、もう繋がらない。
その日、1日かけたけれども繋がらなかった。
もう仕方がないからメールでもしようかとか、赤い風船のお店に電話しようかとか、そんなことを考えていた。
だって、明日出発なんだもの。
それで、念のため、赤い風船の今回専用のマイページを見たら、今まで無かった共通クーポンの記載があって、11000円と表示されていた。
これで安心だ。
それにしても、11000円は、使い勝手あるよね。
やっぱりツアーにして良かったと思った。
念のため、その画面を印刷した。
この印刷が、後々、大変に役に立つことになるのである。
ということで、実質支払い金額から、共通クーポンを値引きと捉えて差し引きすると、実質、39900円。
1人当たり、19950円。
旅行に行くときに、ホテルなどのホームページなどを見るのは、これも楽しみの1つだ。
なので、ホテル名で検索をしてみると、これが、旅行会社の口コミには、「よかったー。」とか「美味しかったー。」とか、そんな口コミもあるのだけれど、中には、口コミでも、そして、わざわざブログで酷評しているものもあって、それが結構多いのだ。
それに、大野屋と検索すると、何故か「ホテル大野屋 幽霊」と、検索履歴が出てくる。
幽霊って、それ怖いじゃない。
部屋に幽霊が出ると言う事なのだろうか。
とはいうものの、凡はまだ、幽霊を見たことが無い。
怖いけれども、幽霊に会ったときは、その時は、その時だ。
そう思っていたら、ミニボンが、「どうせ夜中は、飲み過ぎて酔っぱらって寝てるから、幽霊出ても関係ないやん。」と言った。
それも、そうだね。
さて、出発当日だ。
10月12日(月曜日)。
今回は、「熱海70分のバイキング体験と、幽霊に出会うかもの旅。」である。
JRの切符は、前日にみどりの窓口の自動販売機で、赤い風船の番号を打ち込んで入手済みだ。
その切符で、京橋駅から旅のスタートである。
ちょっと早めに出たので、新大阪に着いても、時間がたっぷりある。
駅弁とビールを買って、新幹線に乗り込んだ。
新大阪 0848発 ひかり500号。
駅弁は、汽車弁当という幕の内と、地ビール。
なかなか、美味しかったです。
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1104 熱海駅着。
500円のコインロッカーに、キャリーを入れて、100円玉を入れようとしたら、1枚しか入らない。
あれ、故障してるのかと思ったら、鍵を回したらガチャリと掛かった。
あれ?前の人が400円入れて、止めたのかな。
どっちにしても得をしたのだろうか。
さて、熱海に来たら、絶対にここに行きたいという場所はない。
なので、取り敢えず、商店街でも見てみようと歩き出した。
これぞ観光地の商店街なんだというようなお店が並んでいて、そこそこ観光客でにぎわっている。
とはいうものの、商店街は短く、すぐに終ってしまう。
すると、その商店街の終わった向かいに五月みどりさんのお店があった。
以前に、青春18きっぷで、東京かどこかに行った時に、熱海には30分ぐらい降りたことがあって、その時にも、お店があるのは知っていた。
でも、今回は、急ぐ必要もないので、ちょっとお店の中に入ってみる。
五月みどりさんのお店は、湯河原店、熱海中央店、ヴィーナス熱海店と、このあたりに3店舗あるようで、凡が入ったお店は、ヴィーナス熱海店だ。
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洋服や、アクセサリーを売っているブティックのようなお店である。
でも、洋服なんて、こんな店で買うと高すぎる。
でも、凡は、何か買ってみたかった。
だって、中島みゆきさんが主題歌を歌っているテレビドラマ「やすらぎの郷」に出演されていたんだもん。
中には、五月みどりさん本人が作ったものもある。
これは貴重だ。
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ということで、凡はボールペン。420円。
まあ、これはお土産を狙ったものだろう。
どこかの業者から引っ張ってきた既製品だが、五月みどりさんのカードが付いている。
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んでもって、ミニボンは、クリップ。800円。
ブリキかなにかで出来た安物の(失礼しました)クリップに、シールのような紙が貼ってある。
この紙を貼ったのが、五月みどりさん本人だそうだ。
このクリップを前に、五月みどりさんが、1枚1枚シールを張っているんだ。
内職的な作業だから、たぶん、そんな気を入れて作っていない筈だ。
たぶん、自宅で時間の空いた時に作ってるね。
そうなると、お風呂上がりに、ネグリジェ姿で、貼っているのだろうと推測してもおかしくない。
そう思うと、なかなか嬉しいグッズだ。
と、勝手にネグリジェにしてしまったが、兎に角ね、本人が貼っていると店員のお姉さんが説明してくれた。
これは、貴重なグッズじゃないか。
お店を出て、静かな興奮状態の凡をみて、ミニボンが「五月みどり、好きなん?」と聞いた。
まあ、好きなのかなあ。
好きなんだろうね。
というか、女優さんなんだもん、それだけで、うれしいよね。
しかし、五月みどりさんで、こんなに興奮するんだから、これが、みゆきさんが作ったってなったら、もう、悶絶状態に違いないな。
みゆきさんが、お店を出すんだ。
そして、クリップを売るね。
そのクリップがさ、安物のブリキのクリップに、、、と、そこは真似をしなくても宜しいか。
みゆきさん本人が、シールを貼る。
内職的な仕事だから、自宅で時間の空いた時に貼るだろう。
と、ここまでは、五月みどりさんと同じだ。
んでもって、お風呂上がりにネグリジェで、、、と想像すると、はて、みゆきさんは、ネグリジェなのか、パジャマなのかと気になってくる。
或いは、Tシャツにジャージのズボンとかね。
どうも、みゆきさんのネグリジェ姿は、想像しにくい。
たぶん、パジャマだろうな。
ピンク色のパジャマ。
と、ここは夜会のピンクのパジャマ姿とダブらせて想像しちゃう。
♪♪ もしもしカメよ、カメさんよー、世界の内でお前ほど、、ふにゃふにゃ、ふにゃにゃー ♪♪
と、鼻歌でも歌いながらシールを貼るのかもしれない。
可愛いなあ。
想像しただけで、ウットリしちゃうよ。
1度で良いから、みゆきさんの鼻歌を聞いたみたいものだ。
今度、CDか何かの特典で、みゆきさんの鼻歌をオマケで付けてくれないかなあ。
歌詞なんて、どうでもいいんだ。
ただ、♪♪ ふにゃ、ふにゃ、ふにゃにゃー ♪♪なんてのを、楽しそうに歌っている。
ああ、これが究極の癒しというものだろう。
それにしても、みゆきさんは、どんな曲の鼻歌を歌うんだろうなあ。
♪♪ 徐州徐州と人馬はすすむ、徐州居よいか住みよいかー ♪♪
って、みゆきさんは、もっと若いもんね。
というか、凡の時代だって、子どものころ、オジサンたちが、宴会で軍歌を歌っていた。
そんな時代なんだ。
先の大戦が、今よりももっと、身近にあった。
戦争を体験した人が、周りに沢山いたんだ。
でも、みゆきさんは、戦争は嫌いだろうから、間違っても軍歌は歌わないか。
それなら、童謡かな。
それもいいなあ。
それか、昔の歌謡曲。
♪♪ おひまなら来てよね、あたし淋しいのー ♪♪
なんてね、さっきの五月みどりさんを、まだ引きずっているね。
とはいうものの、これ良いなあ。
みゆきさんが、歌う「おひまなら来てね」は、これは絶品だろうな。
これもCD化希望だな。
しかし、みゆきさんは、きっと商売の才能もあると思うんだよね。
1つの店舗じゃ、気が済まないよ、きっと。
チェーン店化するね。
扱う商品も増えくる。
先ずは、やっぱり衣装だろう。
みゆきさんの舞台衣装を売り出すね。
歌旅の赤いドレスとか、いつも最後に着るようなオスカル風の衣装とか。
これは売れるね。
出待ちで見る帽子も売れそうだ。
そうなると、下着も作るに違いない。
みゆきさんと言ったら、「赤」だ。
赤いパンツとかね。
ワンポイントで、みゆきさんの顔のプリントが、大事な部分に印刷されている。
温泉に行ったら、ちょっと恥ずかしいけれどね。
んでもって、パンツ1枚に、1枚みゆきさんのブロマイドが付いている。
そのブロマイドを10枚集めてヤマハに送ると、53枚のブロマイドが貰えるという仕掛けだ。
あの、永谷園のお茶漬けの素の東海道五十三次のカードの仕組みをパクったんだね。
もう、1人で、何枚もパンツを買ってしまうじゃない。
キャッチフレーズも用意するかもね。
「みゆきもはいてる赤いパンツ。これをはけばあなたも、、み・ゆ・き」なんてね。
テレビCMも作るかもだ。
みゆきさんが、赤いパンツをはいて、カメラの前で、身体をクネクネさせて、踊るよ。
上は、ちなみに赤いブラジャーがいいな。
んでもって、ブラジャーもパンツとお揃いで、大事な部分にみゆきさんの顔の写真がプリントされている。
♪♪ ウーララ、ウーララ、ウラウラヨー ♪♪
目はカメラ目線で、ちょっとイヤラシイ表情だ。
これには、男性諸氏は、イチコロだろうね。
と、ここで、山本リンダさんのような踊りをさせたいところだが、やっぱり自作の曲かもしれないね。
赤いパンツをはいてクネクネ踊りながら、しっとりと、愛を歌い上げるんだ。
最後には、CMを見ていた人は、涙を流す。
例えば、「誕生」のような曲だ。
CMを見て、生きる勇気が出ましたとかね、そんなメールが若い女の子からCM会社に届くかもだ。
♪♪ ひとりでも、あたしは、パンツをはけるー ♪♪(「誕生」の替え歌で)
、、、と、これ以上書いたら、みゆきさんのファンから、叱られるので、このあたりで、止めておかなくちゃね。
特に、凡にとっても、みんなにとっても、大切な曲「誕生」で、おちゃらけるなんてね。
あの「誕生」の2番は、いつ聞いても涙出ちゃうんだよね。
んでもって、妄想で、みゆきさんを赤いパンツでクネクネさせて、ゴメンナサイ。
どうしても、クネクネさせてみたかったのね。
いや、しかしね。
みゆきさんの商才は、こんなことで収まらないに違いない。
食料品も、作るだろうな。
家具も、車も、もちろん、楽器だって作るさ。
その内、デパート全体が、みゆきさんオリジナルの商品で埋め尽くされる。
家も売るだろう。
みゆきさんの家を再現した家だ。
まあ、これは金持ち向けだけどさ。
それから、土地にまで手を出すね。
その土地には、みゆきさんの名前が付く。
「みゆき1丁目」とかね。
んでもって、日本国中、もう、みゆきさん一色になっちゃう。
ああ、そんな世界は、楽しいだろうなあ。
ただ、熱海の五月みどりさんのお店だけは、残しておいて欲しいな。
だって、女優さんのお店だもん。
さて、これからどうしようと思っていると、五月みどりさんのお店の店員さんが、海岸あたりは、景色も良くて、オシャレなイタリアンのお店もあって良いですよと、そう話してくれたので、海岸あたりに行ってみることにした。

コメント

  1. yukemuri より:

    おっ、またまたGoToで旅行ですね!
    今度は熱海のようですが、そう、今行かなくっちゃって感じになりますよね
    自分もちょこっと予約しています
    それからGoToイートも(笑)
    今回は大野屋ですね、って事は伊藤園グループかな?
    伊豆の伊藤園グループはお値段以上にナイスなバイキングと聞きます
    どんなバイキングだったのか楽しみにしています

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    そうなんです、またまた、ゴーツーキャンペーンです。
    伊東園グループって、結構、大きいグループなんですね。
    今回、ホテルに泊まって、それを知りました。
    んでもって、大野屋は、、、トラブルもありましたが、
    熱海は、ゆっくりと出来ましたよ。

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