平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(879)青春18きっぷ4枚目の福井旅。(1)

2月22日(木曜日)。
青春18きっぷの残りが2枚ある。
なので使わなくちゃいけない。
という理由を無理やり作っての日帰り旅なのであります。
今回も、どこへ行きたいということも無いのでありますが、福井に行ってみようと思う。
理由は、福井駅には、降りたことがないということだ。
さて、当日は、もっと早く起きて行くべきだったのですが、グズグズしていて、家を出るのが遅くなった。
家を出たのは、9時半ごろか。
まずは、京橋駅でスタンプを押してもらって入場。
大阪まで出て、湖西線経由敦賀行きの新快速に乗り込む。
10時15分発。
座る席が無かったので、先頭の運転席の後ろに立つ。
電車の運転手。
憧れるね。
運転手の後ろで、見よう見まねでブレーキ操作なんてしてみるが、理屈が解っていないので、ただのモノマネである。
でも、やってみたくなるんだよね。
それにしても、新快速は、新快速というだけあって、速いですね。
速度計を見ていると、平気で130キロとか出しているし、駅を通過するときも100キロ超え。
なかなかのスピードだ。
京都駅で人が降りたので、座る。
ここから先に行く人は少ないので、ゆったりと座ることができた。
湖西線は、進行方向に向かって、右側に琵琶湖、左側に比叡の山々を見ながら走るので、左右どちらの席に座っても楽しい線である。
凡は、左の山側に座った。
大阪駅で買ったコンビニの小さな弁当を食べる。

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何度か乗車したことのある風景を見ながら、新快速の揺れを感じている。
心地良い時間だ。
近江塩津あたりで雨が強くなる。
そして、敦賀駅に、12時15分に到着。
乗り換えの時間、5分ぐらいだけ、駅の外に出る。
昨年に来て見たことのある風景がそこにある。
やっぱり駅というのは、降りてみないと解らないもんだなと思う。
1駅だけのきっぷで電車を楽しむ大阪周辺の大回り乗車も楽しいけれど、あれは駅から出られないからね。
敦賀駅で売っていた塩荘さんの小さなおにぎりのような鯖寿司を食べる。薄っぺらい鯖だなと思っていたが、しっかりとした旨味と、刻み生姜が美味しい。

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そんでもって、敦賀駅12時38分発の、福井駅行きに乗り換え。
始めは凡1人座っていたのだけれど、発車するころには、満席となった。
座った時は、通路を隔てて、反対側に若いリクルート姿の女の子が座っていたので、理由もなくニンマリと顔をほころばせていたのだけれど、出発するときに、兄ちゃんが凡の隣に座った。
まあ、それだけのことなのだけれど。
この路線が、満席になるとは思いもしなかった。
敦賀駅を出たら、まだ雪が残っている。
昨日、季節降った季節外れの雪だ。
んでもって、1時間半ぐらいで、福井駅に到着。
この時点で14時前だ。
まずもって、ランチを食べよう。
と、その前に観光案内所に寄る。
3時間ぐらいでおすすめの場所を聞いたら、福井城址と北の庄城址、柴田公園を教えてくれた。
んでもって、お昼のオススメのお店を聞いたら、カツ丼か、越前蕎麦かという話になり、駅の横のビルに、両方を食べることのできるお店があると教えて貰った。
とそこで、急に便意をもよおす。
とはいうものの、切羽詰まったものではない。
なので、その両方を食べることの出来るレストランを見に行くついでにトイレに行こう。
レストランのある2階へ行ってみる。
福福茶屋さん。
もう少し早く行ったら、お昼のバイキングもあったようだ。
残念。
でもって、今の時間は、普通のランチメニューで、ミニ海鮮丼とミニかつ丼と、ミニ越前蕎麦のセットになったものがあって、また、カレイの一夜干しの定食など美味しそうで、ちょっと惹かれたが、レストランに誰もいなかったので、先にトイレに行くことにした。
2階のトイレに行くと、ビッグの方は使用中だ。
見ると、混んでいる時は、1階のトイレもあると書かれていたので、1階のトイレに行ってみると、またもや使用中だ。
というか、駅前の大きな商業施設なのに、トイレの便器の数が少ない。
ビッグの方は、1部屋か2部屋。
仕方がないので、駅に戻って、駅の専門店街のトイレに行く。
ここでも、ビッグは使用中。
しかも、凡の前に、1人の男性が順番待ちをしている。
というか、この大きな駅の施設のトイレに個室が1個だけというのは、どうなのかと思う。
凡は、ビッグの場合、誰かが入っていて、その人が出てきた後に、すぐに入るのは、どうも嫌なんだ。
このクサイ匂いは、さっきの男性の匂いだな、なんて思うのが嫌なのだ。
それに、さっきの男性のお尻とお尻が、間接接触。
勿論、いつも便座除菌クリーナーを持っていて、それで便座は拭くのですが、それでも、少し気になるのだ。
たぶん、知らない男性というのが嫌なのだろう。
しかも、オッサンなら、尚更に嫌だ。
これが女性なら、少し感触は違ってくるに違いない。
凡の座る前に、男性が座ったのか、女性が座ったのかでは、まったく違うのだ。
とはいうものの、凡は女子トイレを使わないので、当然であるが、その感触の違いを確かめた訳じゃないけれど、想像では、たぶん、男性の後に座るのと、女性の後に座るのでは、気持ちが違うはずだ。
これが、誰かの後でも、数十秒後ぐらい経っていて、誰かが使っただろうけれど、誰か分からないという場合は、別に嫌じゃない。
普通にビッグの部屋に入る。
でも、順番を待っていて、すぐ誰かの後に入るのは、抵抗があるのだ。
すると、トレイの入口に、混雑している時は、別のトイレに行ってくれと地図入りで貼り紙がしてあった。
じゃ、そっちへ行こう。
と思って、そっちのトイレに向かって歩いていると、後ろから早足で歩いて来る人がいる。
さっき、凡の前でトイレを待っていた人だ。
凡の横を、かなりの急ぎ足で抜かしてゆく。
この人も又、次のトイレに向かっているのだろう。
しかも、かなり切羽詰まった様子。
凡を抜かして、小走りにトイレに向かって行った。
その後に、凡がトイレに入ると、果たして、全部使用中。
凡を抜かした男性が先に入ったのだ。
仕方がないので、またもや、さっきのトイレに行ったら、無事部屋が開いていた。
そんなトイレ探しをしていたら、30分以上経っていた。
まさか、福井の駅前で、トイレ探しの旅が始まるとは思ってもいなかったのであります。
さて、今度こそはランチだ。
案内所で教えて貰った福福茶屋さんも良かったけれど、どうせなら地面についた店が良いかなと思い、ネットで検索をしたら、「ふくしん」さんというカツ丼のお店があって、写真を見るとボリュームもあって、美味しそうだ。
とはいうものの、福井駅からは、何かの交通手段を使って行かなければいけない距離だ。
なので、仕方なく、以前に敦賀で行ったヨーロッパ軒の本店に行ってみようと思う。
ここなら駅から歩いて行くことが出来る。
地図を頼りに行くと、果たしてヨーロッパ軒さんがあって、中に入る。
2階もあるようだが、1階はそれほど広くはない。
家族連れが1組と、カップルが1組いた。
凡は、1階のカウンターに座る。

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(本来なら、みゆき店に行くのが正解だろうけれど、場所が解っている本店にした。)
さて、普通なら、ここでカツ丼だ。
カツ丼を食べるために来たのだから、そうくるのが当然だろう。
でも、カツ丼は、敦賀にある支店で食べたことがある。
そんでもって、ここは洋食のお店だ。
敦賀店でも、地元の人は、普通にランチなどを食べていた。
なので、急遽、ランチに変更した。
Bランチ。
ソースカツ、ハンバーグ、目玉焼きのセットだ。
1080円。
洋食店の、普通の普通のメニュー。
これが良い。
待っている間に考えた。
今日の帰路は、3時間ぐらいかかる。
ということは、ひょっとしてだけれど、帰路の電車に乗る時は、軽く駅の立ち食いそばなんてことになることもあるかもしれない。
なので、折角のヨーロッパ軒さんなんで、今ビールを飲んでおこう。
夜には飲めない場合が予想されるからだ。
と、ビールなんて絶対に飲まなきゃいけない代物じゃないのに、ビールを飲まなきゃいけない思考で、ビールを飲むことに決定。
んでもって、メニューを見ると、普通のビールでも620円だ。
少し高くないだろうか。
居酒屋なら400円ぐらいじゃない。
でも、仕方がない。
これは普通のビールじゃないのでありますから。
福井市のヨーロッパ軒で、ランチを食べる時に飲むビールだから特別だ。
で、ふとメニューの隣を見ると、「ドイツビールの女王」と書かれたビールがある。
値段は、720円。
100円違いなら、当然にこちらを選択だ。
お姉さんに、注文をすると、ビールの名前をカミカミで、正確に商品名を言う事ができずに厨房に去っていく。
「ヴァルシュタイナー・プレミアム・ドゥンゲル」
なるほど、凡もカンでしまいそうだ。

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さて、肝心のランチでありますが、美味しく頂きました。
ソースカツは、ソースカツ丼に乗っけているものと同じで、ただ、敦賀店の時にも書いたのですが、パン粉が細かくて、油きりもしっかりしているので、凡の好みとしては、もう少し油感が欲しいところではありますが、これはこのお店でしか味わうことのできない味で、これが旅の醍醐味というところでしょうか。
さて、ランチも頂いたので、少しの時間、観光をしようと思う。
ただ、観光案内所で教えて頂いた福井城址ではなく、頂いた地図に載っている橘曙覧記念文学館と時間があれば愛宕坂茶道美術館に行ってみようと思う。

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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、今度は福井ですね
    福井と言うと鯖が美味しいイメージですが、実際はどうなんでしょうね
    ヨーロッパ軒良いですね~
    行きたい店の一つです
    でも簡単には行かれないしね・・・
    Bランチに乗っているソースカツは、別添えのソースとかがあるのでしょうかね?
    あればご飯に乗せてミニソースカツ丼とか言って楽しめそうですね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    福井は、鯖街道の出発点なので、市内でも鯖押しです。
    ただ、新鮮な鯖というよりも、鯖寿司とか、鯖のへしことか、加工したものが多いようです。
    ランチのソースカツは、ソースにくぐらせてあるので、既に味が付いています。
    ソースカツ丼の、カツ別みたいな感じです。
    ただ、私的には、少し油とソースがたっぷりあればなと思いました。

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