平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(782)うさぎさんの島で、うさぎさんにメロメロの旅。(3 )

2月15日(水曜日)。
大久野島のフェリー乗り場。
「ボー。」船の汽笛が港に響く。
「ジャスミン。もう行かなくちゃ。」
「いやん。凡ちゃんがいないと、ジャスミン寂しい。」
「君の気持ちは解るよ。でも、行かなくちゃいけないんだ。さようなら、、、、ジャスミン。」
「行かないで。凡ちゃん、、、、、。」
涙をこらえながら、甲板からジャスミンを見ると、もう港に姿はない。
「あー。お腹減った。あ、あっちに新しいパトロンいるじゃん。エサ貰いに行こーっと。」
どこまでも、エサが中心のうさぎちゃんなのでありました。
そんな名残惜しさを感じながら、フェリーで忠海まで移動する。
大久野島には、毒ガスの資料館などもあって、これは見てみたかったが、今日の1日を考えると、次回に回すことにした。

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さて、その今日の予定なのですが、昨夜、眠れないので、いろいろと考えていた。
そして、5つのパターンを考えた。
その1。
呉線で呉駅まで移動。そこで軍艦クルーズをやって、広島までさらに移動して、そこから新幹線で自宅に帰る。
このプランだと、ミニボンの知らない呉の軍艦クルーズを楽しめる。
ミニボンは船が好きだ。
ただ、凡は、去年2度来ているし、呉での時間が短いので、大和ミュージアムや、鉄のくじら館は見れるかどうか不明だ。
やや時間がタイトである。
それに、ミニボンは、潜水艦には興味がない。
その2。
呉線で海の風景を楽しみながら、広島まで移動する。
そして、広島で観光したり、お好み焼きを食べたりして、そのまま自宅へ帰る。
ただ、広島は、凡もミニボンも何度も来たことがある。
今から広島で、どこに行くか考えなきゃいけないのだけれど、考えている間に、1日が終わりそうである。
その3。
三原まで移動して、在来線で尾道へ移動。尾道を楽しむ。
そこから、福山へ移動して、新幹線で大阪へ。
このプランだと、尾道で、凡は、どうしても尾道ラーメンを食べたくなる。
しかも、2軒ハシゴをしたくなる。
すると、ミニボンが、怒る。
なので、やや実行するには難がある。
その4。
このまま、昼過ぎまで大久野島でハイキングをしたりして過ごす。
このプランも良いと思った。
折角、大久野島に来たんだし、それを満喫するのは、正解だろう。
景色も空気も、素晴らしい島だ。
とはいうものの、もう朝の時点で、うさぎさんのご飯を全部あげてしまった。
うさぎさんのご飯を持たずに島をウロウロするのは、これはツライ。
うさぎさんが、「あ、ご飯ちょーだい。」なんて、愛くるしい表情で寄ってきても、無視して過ごさなきゃならないんですもん。
これは、ダメだ。
その5。
忠海から、三原まで移動して、そこから三原港へ移動。
船を利用して、生口島へ移動して、耕三寺と平山郁夫美術館を見学。
そして、また船で三原港へ戻って、そこから新幹線で大阪へ帰る。
このプランなら、ミニボンの好きな船も乗れるし、ミニボンの知らないところへも行くことが出来る。
凡は、耕三寺には行ったことがあるが、40年ぐらい前のことなので、また行っても良い。
1日の回る時間としても丁度良い。
それに、生口島なんて、こんな機会にでも行かなくちゃ、それだけを目的に行くという場所でもない。
ということで、5のプランにすることにした。
チェックアウトをして、休暇村の10時20分の送迎バスで港まで移動。
港にいたうさぎちゃんと、最後の別れを惜しむ。
10時30分のフェリーで、忠海まで戻って、呉線で、三原駅まで移動する。
駅から三原港までは、歩いてすぐだ。
船のチケットを買おうと思ったら、船内で買うんだと受付の人が教えてくれた。
12時10分、三原(港)発。
12時46分、生口島の瀬戸田着。
やってきた船は、小型の船で、シートなど、かなり年季が入っていたが、それがまた趣があっていい。

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瀬戸田に着いたら、徒歩で耕三寺へ向かう。
途中の街並みは、瀬戸内海の小さな島の道という雰囲気で、歩いていても楽しい。
途中、コロッケ屋があって、有名人が撮影などで立ち寄るお店のようだ。
2個買って、立ち食いをする。

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さて、耕三寺に来ると、派手な門が見える。
入場料は、1人1400円と少し高いが、この金額の捉え方は、個人差があるかもしれない。
このお寺は、昭和に初代の住職が母親のために建てた浄土真宗のお寺だそうです。
中に入ると、豪華絢爛な堂塔が目を楽しませてくれる。
見かたによっては、ケバケバシイ建物が並んでいて、観光客のウケ狙いかとも思えるが、建物を修理している人やスタッフは、挨拶なども礼儀正しく、浄土真宗の寺らしくお守りなども売ってなくて、たぶん、ちゃんとした教義を大切にするお寺なんだろうなと思った。

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山の上には、未来心の丘という大理石で造られた庭のようなものがあって、そこでは若い女の子が、一所懸命にインスタグラム用の写真を撮っていた。
そんな気持ちになるのも解らなくはない不思議な風景だ。
その白い大理石と眼下に広がる瀬戸内海を見ると、地中海を思い出すかもしれない。
凡は、地中海は行ったことがないのですけれどね。

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そんな耕三寺の見学をして、すぐ横にある平山郁夫美術館に行った。
館内は、ゆったりとしていて、平山郁夫さんの絵を鑑賞するには、最適な環境だ。

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子供の頃に描かれた絵も展示してあって、それを見ると、もう子供のころから才能があったということが解る。
なのだけれど、その横に展示してあった、文章の字が小学生なのが、おかしかった。
絵は天才でも、字は小学生。
一体、どういう風に脳を使っているんだろうね。
絵の部分と、字の部分は、違うのだろうか。
それにしても、これだけの作品を見れるということは、これは素晴らしい美術館だ。
ゆっくりと、見て回る。
なかでも、多々羅大橋の夜景を描いた作品は、素晴らしかった。
しばし、凡は、その前で見とれていたのであります。
これが、絵画の実力なんだと思った。
昨年、千葉県のホキ美術館に行った時のことを考える。
その時に、写実絵画のスゴサというものを感じた。
写実絵画には、写真では表せないリアルが、そこに描かれて存在する。
(その時のブログも、時間がありましたら⇒⇒⇒)
https://tairabonzou.jp/201612_article_5_html
平山郁夫さんの多々羅大橋の夜景も、これは写真では表現できないものだ。
実際に、凡が見たら、こういう風に見えるだろうなという風景が、その絵に表現されている。
暗く深い青。
その色は、多々羅大橋の前に凡がいたら、正に凡が見るだろう夜景の青なんだ。
仮に、この風景をカメラで撮って、それをプリントしても、こんな風に、多々羅大橋の夜景を表現することはできないだろう。
色が違うんだ。
色が違う。
もし、写真で撮ったなら、もっと暗く写るだろう。
青でなく、黒に近い色になるはずだ。
それは、間違いなく、多々羅大橋の夜景なのだけれど、でも、自分が実際に見ている色と違うと感じるはずだ。
でも、今目の前の平山郁夫さんが描いた絵は、夜の青を見事に描いている。
まさに、凡が感じるであろう色なのだ。
人間は、何かの対象物を見た時に、まず目という器官でその映像を捉える。
詰まりは、網膜にその映像を感じるのだ。
そこで、それが目に見えている物だと考えるのだけれど、そうじゃない。
この段階では、実は、人間は対象物を見てはいない。
光として感じているだけだ。
その映像が、脳に信号として送られて、脳が映像を自分勝手に解釈したものが、実は人間が見ている映像なのである。
それから言うと、写真は網膜であって、絵画は脳だといえるかもしれない。
だから、絵をみて、この色だと思うんだ。
美術館では、ゆっくりと絵を楽しんだ。
来てよかったです。
帰りにミュージアムショップを覗いたら、今治のタオルマフラーというものがあったので記念に買った。
凡は、ウールはだめなので、このコットンのマフラーなら、ちょうどこれからの季節にも使えそうだ。
美術館オリジナルのタグが、値打ちがあるね。

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(コットンだから、年中使えるよね)
それにしても、またもや、絵はがきが目に入ってしまった。
さっき、本物を見たので、まったくもってニセモノ感が半端ない。
だって、本物は、青だったらラピスラズリを粉にしたものとか使っているので、色の深さが違うんですよね。
いつも、絵はがきを見るとガッカリさせられてしまう。
帰りの道で、タコ天丼というのと、タコ天玉子とじ丼というものを食べる。
ここも、有名芸能人の写真が貼ってあって、島では人気のお店なようだ。
どちらも、ボリュームはあるが、どうにもタコが硬い。
これは、タコが新鮮なのか、或いは、処理が不足しているのか。
原因は、どうなんでしょうか。
それよりも、気になったのが、コメが、ほとんど砕けている。
ご飯の見た目3分の2ぐらいのコメが砕けいてるんです。
或いは、コメの乾燥の仕方が悪かったのかな。
兎に角、黒っぽい丼なので、目立つし、食べにくい。
とはいうものの、コメが砕けているぐらいのことで、あーだ、こーだ、言うのは何とも贅沢な話ではあるのですが、でも、お店のオススメの商品なので、もう少し何とかとは思った次第でございます。
そこそこの値段だしね。

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さて、遅いお昼を頂いたら、フェリー乗り場に急ぐ。
16時20分、瀬戸田発。
16時48分、三原(港)着。
三原駅で、たこもみじというお菓子や、駅弁を買って、新幹線こだまで福山まで移動して、そこから新幹線のぞみで、新大阪まで戻った。
門真市の自宅で、三原駅で買った駅弁を食べた。
ということで、1泊2日のうさぎさんの島のレポートでありました。
それにしても、うさぎさん、可愛かったなあ。
帰って、既にもう、また、うさぎさんに会いたくなっています。
うさぎさん、ラブ!

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    はじめは入場料?と言うか入山料と言うか1400円は正直高いと思いましたが、なかなか見ごたえもありそうですね
    大理石で造られた庭越しの瀬戸内の景色が美しいですね
    また天気も良く、青い空と真っ白な大理石のコントラストが素晴らしいですね!
    そこそこのお値段のタコ天の卵とじ丼は、米がほとんど砕けていましたか
    う~ん、それはちょっと残念ですね
    味的にはどうだったのでしょうか?

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    1400円は、ちょっと高いですよね。しかも、歴史的には新しいし。
    ちょっと変わった建物が多いので、それを期待しないで見物気分で行くには、よいかもしれません。
    島には、あまり飲食店も多くないので、適当に入ったのですが、タコ天のタコが硬くて硬くて。タコ天が売りなのに、これでは何とも良かったという感想にはなりません。あのタコというのは、調理前に、棒で叩くとか、番茶で煮るとか、生のタコなら冷凍すると、繊維が壊れて柔らかくなるそうですね。でも、お店のオススメですから、そんなことは知ってらっしゃるとは思うのですが、何故か噛めないぐらい硬かったです。それと、コメが砕けてる。あんな砕けたコメは、お店では初めてです。丼が黒いので、目立つし。ひょっとして、新鮮なタコは硬いのかなとか思いましたが、どうなのでしょうね。でも、やっぱり柔らかい方が好きです。

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