平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(766)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(271)桑田さんというライバル。

12月24日(土曜日)。
中島みゆきさんのオールナイトニッポン月イチを明日に控えた土曜日の夜。
凡は、いつものように、11時頃から、CS放送の「超ムーの世界R」を見ていた。
今回の放送は、40回目の分で、この放送の前に1回見ているのですが、晩御飯を頂いた後に、ゴロンとしながら見るには、楽しい番組なので、この土曜日も再放送を見ていた。
すると、放送時間を確認しないで見たものだから、今回は、30分早く始まったようで、11時30分に番組が終了してしまった。
すると、ミニボンが凡に言った。
「ラジオ聞く?今日は、みゆきさんとユーミンのことやるよ。」
このラジオというのは、桑田佳祐さんが、毎週土曜日にやっている「桑田佳祐のやさしい夜遊び」という番組だ。
ミニボンは、桑田さんが大好きで、毎週この放送は聞いているのであります。
とはいうものの、たまに、イヤホンを耳にしたまま、「グー」とか「スー」とか音を立てているときもありますけれどね。
そういわれて、それほど聞きたいと思わなかったのですが、ミニボンが聴いていたアイフォンのイヤホンを抜いた。
すると、アイフォンから、桑田さんの、みゆきさんは、国宝だとかなんとか言っているのが聞こえてくる。
へえ、と思う。
桑田さんも、みゆきさんを褒めることがあるんだと思ったからだ。
自分の好きな女性の事を、他の男性が褒めるのを聞くというのは、これは、どうも、「うん、そうだろう、それは、そうだ。」と納得ができる部分もあるのだけれど、同時に、その何百倍も、居心地が悪いというか、気持ち悪いというか、嫌なんだ。
聞きたくない。
その理由は、詰まるところ嫉妬だ。
嫉妬なんてものは、詰まりは、凡自身に自信がないということのこころの動きが表面化したものだ。
即ち、凡は、凡自身に自信がない。
あれは、4年前だったかな、凡が初めて、みゆきさんを好きになった頃、あの頃は、自信があったね、まだ。
自信と言うか、たとえ妄想にでも力があった。
その時の、ブログを読み返しても、みゆきさんと付き合うぞ、ぐらいの勢いがあった。
でも、今の凡と来たら、自信なんて、これっぽっちもない。
凡の身体の脳みその、その細胞の1つの、そのまたDNAの、そのまた原子の、そのまた電子を、半分に割って、また半分に割って、またまた半分に割ったぐらいしかないようになってしまった。
電子と言うのは、中学生の時には、丸い玉のようなもので、原子核の周りをグルグル飛び回っていると教えられたように覚えている。
でも、今の科学じゃ、電子って、物質として、存在するか、存在していないか、というような、あやふやな存在らしいんですってね。
ということは、凡の電子を割った自信なんて、詰まりは、ゼロと同じだ。
ないね。
存在しない。
ちょっと、話は、それちゃったけれど、桑田さんが、みゆきさんを褒めていたという話だ。
そんでもって、他の男性が、みゆきさんのことを褒めるのを聞くのは、嫌だという展開だった。
でも、その褒めているのが桑田さんなら、どんな風に言っているのか、聞いてみたい気もした。
なので、凡も、アイパッドのバージョンアップなどをしながら、何気なく聴いていた。
その細かいところについては、割愛。
でも、その中で、「そうだ。そうだ。」と思ったことある。
それは、凡も以前から感じていて、そんでもって、今までのブログにも書いた記憶がある。
それは、「糸」という、みゆきさんの曲についてだ。
桑田さんは、みゆきさんの曲は、素晴らしいけれど、あの「糸」という曲は、どうなんだろうと言ったのだ。
何気なく聴いていたので、正確なニュアンスではないかもしれないが、糸という曲は、世間一般にモテハヤサレテいるような素晴らしい曲だろうかというニュアンスである。
そこまで良い曲だろうかという意味合いが含まれた言葉だったと思う。
そこで、凡は「うん。そうだ。」と頷いた。
凡も、かねてより、ずっと同じように感じていたからだ。
あの「糸」という曲は、凡が聴いても、普通の曲だ。
特別に悪いということもないけれど、特別に良いということもない。
凡は、音楽的素養を持ち合わせてはいない。
でも、その凡でも、そう思う。
それに、凡は、みゆきさんが好きな訳で、だから、みゆきさんの曲も好きという順番な訳で、なので、ブログでも、どこでも、みゆきさんの曲について、語りたいとは思わない。
みゆきさんの可愛さについては、大いに叫びたいんだけれどね。
なわけで、曲については言いたくないのですが、この「糸」については、少しばかり言いたいのであります。
ラジオの中で、桑田さんは、あの「糸」という曲が、いろんなアーティストにカバーされていることを、みゆきさん自身は、「んん?どうなんだかな?」という気持ちでいるんじゃないかって、これもニュアンスが正確じゃないかもしれないが、そんな事を言ってられた。
桑田さん、鋭い!
その意見に、大いに賛成!
まあ、みゆきさんの気持ちは、凡も知らないけれどね、そう思ってるんじゃないかな。
と、これは妄想。
だってさ、縦の糸が、どーの、横の糸が、どーのってさ。
そんな歌詞、良いですか?
みゆきさんを知らない人が、色んなみゆきさんの曲を聴いたことのない人が、良いっていうなら、まだそれは、「そうだよね。」なんて、相槌をうって、愛想笑いでもするだろう。
でも、有名なアーティストが、「糸」をカバーするのは、どうなんだろう。
そのアーティストのレベルを疑ってしまう。
と、別に、凡は、みゆきさんの「糸」を貶している訳じゃない。
詰まりは、もっと素敵な曲が、沢山、沢山、そしてもっと沢山あるだろうと言いたいのであります。
そして、それを桑田さんが指摘してくれたことが、ある意味、嬉しかったのであります。
と、こんなことを書いていますが、凡は、あの「糸」という曲が好きだ。
エーッ。
エーッ。
そんでもって、もう1回、エーッ。
今までの話は、何だったんだということでありますが、凡は、みゆきさんが好きだ。
なので、みゆきさんの曲は、どこもこれも、全てが、無条件で好きなのであります。
あの「糸」を歌うみゆきさんの声と来たら、もうウットリするよね。
そんでもって、みゆきさんの「糸」を歌う姿も、DVDになっている。
あの笑顔は、凡の凝り固まったこころを、軽やかに開放してくれる。
素敵だね。
凡が、桑田さんのラジオに、興味を持ち始めたら、アイフォンから流れて来た「うらみ・ます」を聴いて、ミニボンが、大笑いしていた。
「うらみ・ます」のみゆきさんの声も、若くて可愛いんだよね。
と、こんなことを書いてきたのだけれど、最後に、「でも、違うのかな」と思い出してきた。
みゆきさんが、「糸」について、みゆきさん自身、自分の自信作ではない、或いは、他にもっと評価して欲しい曲がある、と思っているのではないかということについて、違うのかなと思い出してきたのです。
作家とか、何かを創作する人というのは、その人が本当に、伝えたいと思っていることは、その人の代表作とか傑作とされるものに書かれているとは限らないということだ。
詰まりは、みゆきさん自身が、代表作とか傑作とかね、歌の技術だとか独創性とか、その曲自体の力を評価するのであれば、他の曲を自薦したいのかもしれないけれど、みゆきさんが、自分自身の気持ちを表現したいということで言うなら、ひょっとしたらだけれども、この「糸」を挙げるのかもしれないなと、そう思い出したのであります。
何も、自分が言いたいことは、技巧を凝らした逸品にする必要はない。
自分自身が伝えたいことであるからこそ、シンプルに仕上げているかもしれないのです。
歌詞も、単純に、要らないところはそぎ落としてさ。
他の作家とか、創作をする人の事を、想像しても、そういう場合がある。
太宰治だって、1番言いたかったことは、「走れメロス」だと言う人もいるそうだ。
ということは、みゆきさんが、1番大切にしているのが、「糸」なのかもしれない。
そんでもって、みゆきさんが伝えたいのは、「縦の糸は、凡。横の糸は、みゆきさん。」っていうことなのかな。
と、また妄想が始まりそうではある。
ただ、仮にそうであっても、いや、無いとは思うのですが、仮に、縦の糸が凡で、横の糸がみゆきさんであっても、それは、「幸せ」じゃなくて、「仕合わせ」なんですよね。
それに、「人は」「呼びます」だもんね。
と、こんなことを書き出したら、みゆきさんの歌の歌詞について、解釈をしそうなので、アブナイ、アブナイ。
凡は、みゆきさんの作品については、その作品を解釈したり、内容について、意味を探ったりすることは、絶対に、したくない。
なので、敢えてCDの歌詞カードなんてものも、読むことはしない。
なので、なので、未だに、歌詞を間違って覚えていたり、まったく知らなかったりする。
みゆきさんの歌について、語った瞬間に、みゆきさんのファン、或いは、研究者になってしまう。
今回は、ちょっとばかし、「糸」について、書いちゃいましたが、これぐらいなら、書いたうちに入りませんよね。
凡は、ずっと、希望が無くても、みゆきさんに恋人志願する男性でありたいのであります。
なので、みゆきさんの歌は、何にも考えずに、ぼーっと「可愛い声だなあ。」なんて、聞き流すのが、凡にとっては正解なのであります。
ん?
桑田さんは、今回もみゆきさんを褒めていた。
それに、みゆきさんの歌の解釈も、凡と同じだ。
そんでもって、コンサートの「ひとり紅白歌合戦」でも、みゆきさんの歌を歌っている。
ということは、ひょっとして、みゆきさんファンだったりして、、、、。
ライバル出現である。
とてつもなく、ビッグなライバルでありますことか。
ハア。(ため息)

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(ACTシアターで配られていた新聞風広告)

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