平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(761)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(267)12月12日~14日編。

中島みゆきさんの夜会vol.19「橋の下のアルカディア」の内容について、今までに書いたものも、もしお時間ありましたら、みゆきさんの好きな方は、覗いてみてくださいませ。
11月21日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201611_article_16_html
11月28日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201612_article_2_html
11月29日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201612_article_4_html
11月30日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201612_article_6_html
そして、12月12日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201612_article_12_html
そして、12月13日の夜会は、⇒⇒⇒
https://tairabonzou.jp/201612_article_14_html
========================
12月14日(水曜日)。
今日が、夜会を見る最後の日だと思うと、少しばかり寂しい。
さて、朝はゆっくりして、10時ごろ、ホテルを出る。
今日も、予定はないが、東京駅辺りまで行って、駅舎や、皇居辺りに、フリーメーソンの陰謀のマーキングでも探そうか。
まずは、東京の丸の内まで、移動する。
地下道から上に上がると、ちょうど20歳ぐらいだろうか、男女4名のグループがいた。
東京へは遊びに来ているようで、ちょうど凡が地下道から地上に上がったときに、彼らもまた、地上に上がった時で、「スゴッ、ビルばっか。」と、まずビルに驚いている。
あんたどこから来たのと言いたくなった。
とはいうものの、東京の丸の内のビルは、他の地方都市のビルよりは大きいかもしれないね。
それで、東京駅まで歩いて行ったら、駅の地図を見ている。
そこでも、兎に角、嬉しいようで、「有楽町」という地名を見つけては、女の子が、「ここ、どんなとこだろう。」と興奮気味に話したら、男の子が、「飲み屋のあるところだよ。」と答えた。
飲み屋のあるところ、、、どこかと間違えてはいないだろうか。
とはいうものの、有楽町にも、飲み屋は沢山あるのでありまして、それは正解ではあるのでありますが。
でも、解るなあ。
凡も、初めて東京へ来たのは、学生の時だったか。
兎に角、嬉しかったのを覚えているね。

画像

さて、東京駅の駅舎のデザインを見てみたが、陰謀のマーキングは、見つけることができなかった。
そしたら、どうしようかと思った時に、かつてのGHQのビルが、この丸の内に近い場所にあることを思い出した。
有楽町にあるということなので、皇居の濠まで出て、歩いて見る。
その前に、そのGHQのビルの、少し手前に、明治安田生命保険相互会社と書かれた大きなビルがあった。
ここも、かなり立派なビルである。
ふと壁を見ると、中華そばの縁にあるデザインのようなレリーフを見つけた。
よく見かけるデザインである。
でも、よく見ると、その1部分が、ハーケンクロイツになっている。
何かの、陰謀か。
まさか、ナチスが関係していないよね。

画像
画像

と、そんなことにも興味をそそられながら、歩くとすぐに、かつての第一生命館があった。
ここがGHQのあったビルである。
ただ、今は、DNタワー21に改装されて、昔のビルが残っているのは、皇居に面した部分だけである。
しかも、外壁だけ残しているだけで、内部には、昔の面影はない。
ただ、6階には、マッカーサー記念室なるものがあるそうなので、行ってみようと思う。

画像
画像

と、思ったのだけれど、閉鎖中だった。
警備の人に尋ねたら、ずっと閉鎖しているとのこと。
もし、保険会社に知り合いがいたら、一緒に入っても良いとのことだったけれど、そんな知り合い、いないものね。
諦めて、ビルを出る。

画像

と、ここで、また、あるものに気が付いた。
ニッポン放送のビルだ。

画像

「みゆきさーん。ここだったのね。ニッポン放送。」
オールナイトニッポン月イチの放送を収録というかライブしているのは、ここだったんですね。
中に入ってみたけれど、すぐに職員じゃないと入れないエリアだったので、そこは退散。
裏に回ってみると、駐車場がある。
ここから、みゆきさんは、いつもニッポン放送に入ってるんだね。
そう思うと、目の前の空間が、愛おしくなった。
駐車場の前で、大きく深呼吸をしてみたけれど、みゆきさんに触れた空気は、もうそこには無いんですよね。
どこに行っちゃったんだろうね。
追いかけてみたいな。
どのあたりに放送室があるのでしょうね。
上の方を見上げて、想像を膨らませる。
いつも、外が、暗いとか明るいとか、そんなことを言ってるので、窓があるところかな。
それとも、ビルの上のちょっとへこんだ、中庭風の場所なのかな。
そうだ、放送の日に、向かいにあるペニンシュラに泊まったら、放送室が見えるかもね。
なんて、そんなお金は、無い。
悲しいかな、無い。

画像

(手前がペニンシュラ、道路を隔てて、奥にあるのがニッポン放送の裏側)
ニッポン放送から、銀座の方に向かって歩く。
すると、不二家があった。
そうだ、昨日の夜に、考えていた、みゆきさんのプレゼントを買おう。
ミルキーだ。
「みるきー。」
「みゆきー。」
何となく、似てないでしょうか。
またもや、ちょっとクスリと笑ってもらえないかなということなのであります。
170円と、安かったけれど、このぐらいの感覚が良い気がする。
さて、銀座をブラブラ歩いていて、そうだと思った。
昨日は、江戸城の裏鬼門である芝の増上寺へ行った。
なので、今日は、これから鬼門の方角にある上野の寛永寺に行ってみよう。
ここにも、何か仕掛けがあるかもしれないものね。
不思議大好き中年の思い付きであります。
JRの有楽町から、鶯谷に移動。
寛永寺まで歩く。
辿り着いた寛永寺は、想像していたよりも、小さくて、ひっそりとあった。
かつては、相当な規模だったのだろうね。
天海僧正の仕掛けを探したけれど、やっぱり寛永寺でも発見できなかった。

画像

さて、そろそろ、赤坂へ戻ろう。
みゆきさんの入り待ちの時間がある。
赤坂へ戻ってきて、中途半端な時間が残った。
そのまま、通用口で待っていても良いのだけれど、まだ、朝から何も食べていないので、何か食べておこう。
と、すぐに料理が出るお店と考えたら、中華料理の「かおたん」さんを思いついた。
ホイコーローとライスを注文。
夜と、昼間は、スタッフが違うようである。
でも、パワー注入。

画像

急いで食べて、通用口に向かった。
10人ぐらい集まってたかな。
みゆきさんは、道路を走っている時は、タクシーの中で下を向いていたが、車から降りると、ゆっくりと振り返ってくれた。
黒いズボンと、黒い光沢のある厚底の靴が、いっそう脚を細く見せている。
素敵だな。
さて、一旦、ホテルに戻ろう。
みゆきさんのプレゼントを作らなきゃいけないしね。
帰る途中のコンビニで、リポビタンDを買う。
これにも、凡なりの算段がある。
ホテルに着いて、まずは、みゆきさんのプレゼントだ。
ミルキーに、手紙を添えて、不二家で貰ったビニール袋に入れて完成。

画像
画像

そして、リポビタンDである。
「お疲れ様の」付箋を貼って、ピンクの水玉の透明な袋に入れて、金色の針金で口を留める。
この透明な袋は、ホテルまでの100均で買った。
さて、このリポビタンDは、誰へのプレゼントなのか。
ウヒヒヒヒーッ。
と、ここでイヤラシイ笑いを1つ。
いや、そんな変な思惑ではありません。
夜会の歌や曲は、生演奏で行われる。
ステージの下にオーケストラボックスがあって、そこに演奏者がスタンバイして、演奏をしているのだ。
ドラムや、ギターなどの演奏者も、そのステージの下にいる。
そんな演奏者の中には、バイオリンの奏者もいるのである。
凡は、かねてより、女性のバイオリン奏者は、ほぼ全員が美人であるという持論をもっている。
朝、目が覚めて、新聞に目を通す。
すると、フェスティバルホールや、そんな会場で行われる演奏会の広告を目にすることがあるけれども、そこに載っている顔写真を見ると、バイオリン奏者は、ほぼ全員、美人だと断言できるのである。
まあ、断言は、やや乱暴であるが、ほぼ美人であると言っても、試験なら〇を貰える回答である。
それは、日本人も外人も、国を選ばない。
そんな持論を持っている凡なのでありますが、この夜会にもバイオリン奏者がいるのである。
牛山玲名さんだ。
彼女もまた、かなりの美人なのであります。
何というのだろう。
ただ、美人なだけじゃない。
身体全体から醸し出す雰囲気が、お嬢様なんだな。
それに、何というか、スマート。
このスマートという英語は、スタイルが良いという意味だけじゃない。
美人であり、且つ、知性的だという意味が含まれている。
牛山玲名さんの場合は、美人で、且つ、知性的で、そして、気品が漂っているのである。
まさしく、スマート。
そんな玲名さんなのですが、凡が出待ちをしていると、1人で、出待ちをしている人の間を通り抜けて帰っていくのです。
なので、昨夜も、凡の横を通り抜けて行った。
近くで見ても、やっぱり素敵な人なんですよね。
なので、折角、夜会で、みゆきさんと一緒にガンバッテいるんだから、何か言葉を掛けたいなと思ったのです。
「お疲れ様。」という意味でね。
これも、何かの縁だものね。
ということで、お疲れさまのリポビタンDという訳である。
でも、そのままじゃ、プレゼントらしくないので、ピンクの水玉の包装をした。

画像

とはいうものの、急に渡して、受け取ってくれるのかな。
それに、今日もまた、凡の横を通り抜けていくのかな。
リポビタンDも、食料品なので、知らない人から貰ったら、気持ち悪いかもしれないけれど、キャップもしてるしね。
それに、お疲れ様の気持ちが伝われば、それでいい。
別に、リポビタンDは、ゴミ箱に捨てても、いいんだよね。
ということで、プレゼントを作成して、少しホテルの部屋で休憩であります。

画像

=========================================
平 凡蔵。へのファンレターや
       お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
=========================================

コメント

  1. ゆけむり より:

    男女4名のグループが、ビルばっかりと驚いていましたか
    一体どこから上京してきたんでしょうね
    今の日本でビルを見て驚く若者が居た事自体が驚きですよね(笑)
    回鍋肉定食でパワーをつけ、プレゼントを持って待つ
    その待っている時間も楽しいひと時のようですね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    そうそう、どこから来たんでしょうね。
    きっと、地方でも県庁所在地じゃないんでしょうね。
    でも、彼らの言うことも、少しは解るんですよね。同じビルでも、、丸の内にあるビルは、大きいです。地方の駅前ビルに比べたら、1.5倍ぐらいの感じ。地方にもよりますけれどね。地方でも、名古屋や福岡は、ビル大きいです。関西なら、神戸とかは、ビルばっかりですが、ビルが小さい。
    ただ、一番大きいなと思ったのは、北京ですけれど。北京は、建物の大きさを見るためにだけ
    言っても、値打ちあるぐらい。
    でも、彼らも、ビルを見て喜ぶぐらいなので、きっと、東京は、楽しかったでしょうね。

タイトルとURLをコピーしました