平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(651)城崎温泉・下駄をカランコロン、のんびり旅(1)

香港のブログが長引いたので、少し遅くなりましたが、5月26日に行ってきた城崎温泉のレポートであります。
26日、27日と、ミニボンも休みだったので、城崎温泉に行ってきました。
前日に、ネットから予約を入れる。
和室12畳、禁煙川側。
8600円/1人。(2人で、入湯税込みで、17940円)
大江戸温泉物語は、以前にもレオマワールドのホテルに行ったことがあるのですが、今回も同じ系列の「大江戸温泉きのさき」さんです。
目的はというと、温泉に入って、美味しいものを食べて、ゆっくりとするということでしょうか。
さて、当日のJR京橋駅で、特急「こうのとり5号」を押さえて、出発。
大阪駅で、特急に乗り換える。
10時12分、大阪発。
乗り換えるときに、お茶を買いたかったのですが、時間がなく、そのまま乗車。
喉が渇く。
喉が渇くのだけれど、車内販売も自動販売機も、昔の特急にはあったペタッとした紙コップで飲む水もなかった。
少し乗って、比較的停車時間の長い福知山で、急いでホームでお茶を買う。
駅弁は買わずに、ミニボンが作った昨日の残りのご飯のおにぎりだ。
12時50分に、城崎温泉駅に到着。

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さて、ホテルに先に荷物を預けようかと思っていたら、城崎温泉の旅館で共同運航しているバスを案内している女性の方が、ここで荷物を預けたらチェックインまでに、ホテルに届けてくれるという。
なので、それをお願いした。100円。
この方たちは、特急の時間に合わせて駅まで出て来て、送迎バスや、荷物の案内をされているそうです。

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(駅前の、荷物を預かってくれる場所)

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(平日だからだろうか、駅前の通りには、観光客は少なかった。)
荷物を預けたら、身軽になった。
観光案内所で、地図を貰って散策でもしてみよう。
ロープウェイに乗ってみようかと思ったら、ちょうどその日が付きに1回かなにかの定休日だった。
さすが、凡である。
ここでもまた、定休日。
それなら、まずは、城崎文芸館に行こうと思う。
城崎温泉は狭いので、このあたりは歩いて回っても十分楽しめる。
というよりも、狭いところに温泉しかないとも言えるのではある。

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(城崎の街には、昔の郵便ポストが似合う)
城崎文芸館は、城崎の出身というよりも、城崎に来て温泉に浸かった文人の資料を展示している。
志賀直哉や与謝野晶子などが有名だ。
資料の中には、写真に撮りたいなと思うものもあったが、写真撮影は禁止。
仕方なく、目に焼き付けるが、夜にお酒を頂いたら、すっかり忘れてしまった。
結構いろんな人が、城崎温泉に来ているのが解る。

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さて、まだ時間があるので、近くにある「城崎麦わら細工伝承館」に行ってみることにした。
靴を脱いで入ると、思ったより小さな資料館で、壁面には麦わら細工の製品が飾られている。
係りの人が、作っているところのビデオを見るかというので、拝見をする。
これが凄いんです。
まず麦わらを、赤や青などの色に染める。
そして、それを細く割いて、その細い麦わらを色んなパターンに組み合わせて作ったものを箱などに貼っていくのですが、今ここにそのやり方を書くのは、その工程全部が細かい作業であって、何工程もあるので、あまりにも長くなるので、少しでも興味のある方は、是非、調べてみてください。
すごい細かい作業なのであります。
そして、これが麦わらでデザインされているのかと思うほど繊細で素晴らしいものです。
凡も欲しくなったが、かなり高くて手が出ません。

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(表面に貼ってあるのが、麦わらです)

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(麦わらを染めるところから作業が始まる)
ただ、この資料館は、入場料300円なのですが、それは少し高いような気がします。
作品の数も少ないし、ビデオを見るだけなので。
普通の感覚なら100円ぐらいかな。
でも、それにしても、この麦わら細工を見るだけでも、知るだけでも、300円を出しても良いかとは、見た後は思いました。
それだけ、作品というか、それを作っている人は、素晴らしと感じました。
温泉街を少し散策。
木屋町小路という新しい商業スペースに、立ち寄る。
「げんぶ堂」さんという、おかきのお店を覗く。
「ロミーナ」というおかきを購入。
袋に「欧風」と書かれているのが気に入ったからなのだけれど、味は、サラダおかき。
サラダ味が、欧風ということか。

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(おかきだけれど、欧風)
さて、そろそろホテルに向かうことにします。
駅まで戻って、城崎温泉の旅館の共同のバスに乗って、ホテルに向かうのですが、凡の乗ったバスは、他に3組ほど乗客がいたのですが、全員大江戸温泉のお客でした。
やっぱり、手ごろな値段だし、人気があるんですね。

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(共同で運行している無料のバス)
チェックインをして、浴衣を選んで部屋に入ると、その広さに驚いた。
12畳の和室を予約していたのですが、19畳にアップグレードしてくれたのでしょう。
部屋のカーテンを開けると、広い窓から、丸山川が180度のパノラマで見える。
この広々とした部屋に、広々とした風景。
これだけで、最高だ。

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(ホテル外観)

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(多少の古さはあるけれども、部屋は広いので快適です。)

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(窓の風景)
さて、ホテルにも大浴場はあるのですが、折角の城崎温泉だから、外湯巡りでもしよう。
17時から夕食だけれど、1軒ぐらいだったら外湯に行って帰ってこれるだろう。
ゆかたに着替えて、フロントで湯めぐりパスというチケットと、タオルを入れる籠を貰う。
外湯には、送迎のバスもあるのだけれど、行った後だったので徒歩で向かった。
カランコロンと下駄を鳴らして歩くのも一興だ。
そして、ホテルから1番近い「地蔵湯」に入る。

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(温泉街は情緒がありますね)

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(ホームページから拝借)
風呂は、普通の銭湯と言う感じ。
でも、城崎の外湯に浸かっていると思うと、これは格別なのであります。
シャンプーも置いてあって、便利だ。
風呂上がりにコーヒー牛乳を飲んで、これまた温泉気分であります。

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それにしても、今回の大江戸温泉物語きのさきは、宿泊代に城崎の外湯巡りの「湯巡りパス」というものが、セットで付いてくる。
この地蔵湯だって、普通に入ったら600円要る。
7つの外湯に自由に入れるお得な湯巡りパスでも、1200円だ。
それが、今回の大江戸温泉には、セットで付いている。
ただ、毎回フロントで借りては、帰ってきたら返すのが面倒なのと、チェックイン当日の15時から、翌日の11時ぐらいだったかな、時間制限があるで、早く城崎に着いても使えなかったり、翌日の1日を使って巡るというのも出来ないのが、すこし残念だけれど、そこまで沢山のお湯を巡るということも考えてなかったので、凡にはちょうど良かったです。
後で知ったことだけれど、城崎温泉は、もともと外湯だけで、どの旅館も内湯がなかったそうです。
なので、城崎温泉というと、外湯巡りなんですね。
今は、どの旅館も外湯巡りが無料でできるような制度が取り入れられて、また取り決めで、旅館の内湯は、外湯を利用するように、それほど大きくないように作ってあるそうです。
それと、今は源泉を一括管理していて、それを各外湯や旅館に配給しているので、どの外湯も旅館も、同じ泉質だとのこと。
ただ、外湯も、それぞれ特徴的な造りなので、それは巡ると楽しいものではあります。

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(外湯などには、源泉から配管されているそうですが、大江戸温泉物語には、こんな車で温泉が運ばれていました。)
城崎温泉に来て思ったのは、こんな都市部から離れた温泉地にも、外国の人が沢山来られているということだ。
浴衣を着て、温泉を巡る。
そんな風景に、日本を感じているのかもしれません。
外国の人は仕方ないけれど、最近の若い女の子は、どうも浴衣を着るのが、何か不自然。
前の合わせがおかしかったり、襟を抜きすぎていたり。
とはいうものの、それもまたいいんですよね。
凡もミニボンも、ホテルの無料のゆかたで、外湯巡りをするんだけれど、若い子や外国人は、プラス1000円の可愛い柄のゆかたで外湯巡りをする子が多い。
城崎の川のほとりの柳をバックに写メを撮る。
そんなのが楽しいんだろうね。
凡もそんな風景を、鼻の下を伸ばして見ていたら、突然吹いてくる素敵な風。
浴衣の裾がめくれて、ひざ上まで、あらわになった。
バンザーイ!
なんて、そんな素敵な瞬間もあったのだけれど、横には無料の少し色のハゲた地味な浴衣のミニボンがいるのではあります。
中年カップルには、ハゲた浴衣が似合うんですよね。
温泉に入り、情緒のある街を散策もし、若い女の子の浴衣チラリもあり、城崎温泉を楽しんだら、そろそろホテルに戻ろう。
凡にとっては、メインイベントの夕食なのであります。
さて、取り敢えずは、外湯も行ったので、また歩いてホテルへ戻ったのであります。
さて、いよいよ、おまちかねの夕食です。

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コメント

  1. ゆけむり より:

    お~、窓から見える懐かしい日本の風景、これはたまりませんね
    部屋が多少古くても、いや、むしろその方が情緒があって良いのではないでしょうか?
    キレイやホテルの洋室にこの風景は似合いませんからね(笑)
    いやいや香港の前に城崎温泉に行かれていたんですね
    凡蔵さんもかなり行ってますね~
    情緒がある温泉街のそぞろ歩きも楽しそうですね
    こちらからだと城崎温泉はなかなか行くチャンスが無く、ほとんど知識が無いのですがなんだか行ってみたくなってきましたよ・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    城崎温泉は、温泉しかないところですよ。
    街自体は狭いし。
    他の観光名所に行くのにも、2、3時間かかるので。
    でも、大阪に住んでいると、ちょっと、のんびり温泉に入りたいなというときには、良いところです。
    ただ、いくつも外湯があるのですが、今回初めて知りましたが、全部同じお湯だそうです。
    でも、そんなことも、あまりこだわらずに、ゆっくりするなら、オススメですが。
    関東から、わざわざというのも、交通費を考えると、オススメしにくい部分もありますが、冬ならカニが有名なので、その時期はオススメかもです。
    それから、城崎温泉は、香港から帰ってきてから、3日後に行ったんです。
    始めは、日帰りでも行ける、箕面の大江戸温泉物語に行こうかと思ったのですが、満室だったので、城崎になりました。
    チェーン店ですが、なかなか、スタッフも一所懸命にやってたので、良かったです。

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