平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(649)香港・マカオ、適当にちょっとのロケ地旅。(9 )

5月19日。
お昼ごろ。
ぶらぶらと歩いていると、歩道に看板が立ててあって、おばさんがチラシを配っている。
何気なくそれを貰って見ると、お刺身が盛られた日本食のランチが48香港ドルと書かれている。
香港で日本食というのも面白そうだ。
そう思っていると、おばさんが付いて来いと凡を誘った。
そのお店は、チラシを配っている場所から、横断歩道を渡って、さらにビルの3階にあった。
お店に入った途端、前夜の焼き肉の匂いがお店に充満していた。
でも、客は1組しかいない。

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(こんなチラシ)
それで、チラシを見せて、これをくれというと、これは48香港ドルじゃなくて、128香港ドルだと言う。
でも、チラシを見せるが、これは違うというのだ。
話が噛みあわないし、128香港ドルなら2000円ぐらいするじゃない。
なので、店を出る。
後で思ったのだけれど、このチラシの48香港ドルの後に書かれている「起」という文字は、「から」という意味だったのだろうか。
ということで、またもや昼食の場所を探す。
香港ではよく見かけるファミレスのようなお店「美心MX」さんに入る。

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(工事中のビルの2階にあった)

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(ポスターが貼ってあるぐらいだから、オススメだろうと思った)

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その入口に大きなポスターが貼ってあって、それを注文。
チキンライスのような生地に豚肉のソテーが乗っているようなものだった。
味は、ファミレス的。44香港ドル。
さて、このコーズウェイ・ベイというのは、オシャレな場所だ。
ここでやってみようと思ったのは、散髪だ。
今年に入ってから、凡は2000円ぐらいの電動バリカンを買って来て、自分で散髪をしていた。
どうせ、散髪屋に行っても、同じような髪形にしかならないからだ。
でも、その凡がやる髪型がミニボンは気に入らないようで、散髪に行けと日々言っていたのです。
なら、折角だから、香港で散髪に行って、散髪してみようと思ったのです。
そう思って、コーズウェイ・ベイでお店を探すと、建物の2階に美容院が、何軒も続いている。
ざっと凡のいる周囲を見て回っただけでも15軒ぐらいはあったのじゃないだろうか。
でも、問題は、その内のどこに入るかだ。
道を挟んで、向かいから2階の美容院の内装やスタッフの様子を窺う。
そのスタッフの髪形をみると、だいたいそのお店のスタイルが解るのではと思ったのです。
パーマをかけてボリュームのある髪型のスタッフのいるお店もあったり、短い髪のスタッフのいるお店もあったり。
どのお店にしようかと迷った挙句に、お店の名前に、みゆきさんのMの字が入っているという理由で「MORE」(M♡RE)さんに決めた。
みゆきさんを好きになってから、どうもこのアルファベットのMという文字が、特別な文字になってしまった。

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(このビルの並びの2階は、ほとんど美容室だった。)

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(1階から、細い階段で2階にあがる)
2階に上がって行ってドアを開けると、6名ぐらいのスタッフがいただろうか。
凡が、カットとジェスチャーをすると、少し怪訝そうにみんなが凡を見た。
カット台に座って、説明を続ける。
何を言っても不審者扱いで通じないので、凡はこう言った。
「メイク・ミー・クール」
するとレジにいた若い子が「メイク・ミー・クール」とその言葉を繰り返した。
これで解ったようである。
まずは、そのカット台から降りて、シャンプー台に移動する。
腕に刺青の入った20歳ぐらいの野球帽をかぶった可愛い男の子が、シャンプーをしてくれる。
頭皮をマッサージするような洗い方で、これは香港ぽいのかな。
そして、またカット台に戻ると、こんどは30歳ぐらいの男の子が、カットにやってくる。
そして、凡のことを、「あーもう、解った、解った。」というような凡を無視した感じの態度で髪を切りだす。
まず頭の横と後ろを刈り上げる。
かなり上の方まで短く切った。
そして、上は1、9分けなのかというぐらいの位置で、左右に髪を分けようとする。
そして、9の方は流して、てっぺんのところはボリュームを手で持たせようとしている。
見ていると、どうもお兄ちゃんは、この1にこだわりがあるようである。
その間、横の受付では女の子が大きな声でピーチクパーチク話に興じている。
お客を前に、こんな風には日本では喋らないが、これもまた香港スタイルなのかと思い、また若い女の子の声なので、それを聞きながら、その場を楽しんでいた。
そして、割と早めにカット終了。
最後に後ろのカットの様子を鏡でお客に確認するのは、これは日本も同じだ。
そして、またシャンプー台へ移動して、カットした髪を簡単に洗い、またカット台で最後の仕上げをしてもらった。
終わってから、横にいた受付の女の子に、アフターの写真を撮ってくれと頼む。
すると、さっきのピーチクパーチクの女の子が、すごく気さくに、後ろも撮ろうかとか言って、横からや、後ろからと、アフター写真を撮ってくれた。
ちゃんと意味が解ったんだね。
さて、凡の髪形は、クールになったのでありましょうか。
138香港ドルだった。14時40分ごろ。

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 (これがビフォーです。)

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 (そして、これがアフター。果たして、クールなので、ありましょうか。)
さて、コーズウェイ・ベイには、そごうがある。
ちょっと寄ってみようと入ると、ものすごい人出だ。
アニバーサリーのセールをやっていて、みんながチラシを持って、買いに来ているのだ。

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(広げるとメチャでかいチラシ)
しかも、入口は化粧品売り場なので、特に人が多い。
エスカレーターで、面白いものがないかと上の階まで上がってみたら、家庭用品のコーナーも、10種類以上の宣伝販売をやっていて、そのパワーにビックリした。

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(そごうの入口)

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(1階の化粧品売り場)
何も買うものも無かったが、このシーンを見るだけでも、そごうに寄って良かったと思った。
さて、である。
ここまで凡は、凡の好きなように、香港を楽しんできた。
でも、明日は朝から空港へ向かう。
なので、ミニボンへのお土産は、今日中に買わなきゃいけないのである。
とはいうものの、何が良いかも解らない。
でも、女性は、兎に角、エコバッグが好きだ。
きっと、ミニボンも好きだろう。
聞くところによると、香港のスーパーでは、ビニール袋が有料で、ほとんどの人がエコバッグを持って買い物に行くという。
なので、可愛いエコバッグもあるらしい。
そこで、コーズウェイ・ベイの帰りに金鐘という駅で降りて、そこのフュージョンというスーパーのようなお店で、取り敢えず、エコバッグを3種類ぐらい購入。
兎に角は、エコバッグをゲットした。

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(上の2つは、後で行った奇華餅家さんのエコバッグ)
なので、ここで一旦、ホテルに戻る。
散髪をしたら、毛がチクチクする気がするので、ホテルでシャワーをしたくなったからだ。
そして、更にエコバッグを求めて、出発である。
ホテルで、エコバッグの情報を再度確認したので、あと3種類ぐらいは買えるだろう。
でも、そんなにエコバッグばかりいるだろうか。
まずは、ホテルからチムサーチュイまで移動した。
そして、これは香港へ来てから知った、ある土産を買うためである。
エコバッグも良いけれど、少しチープだ。
なので、少しそこにプラスして、ちょっと可愛いい香港らしさのあるものを買いたかったのである。
向かうのは、ペニンシュラだ。
地下のペニンシュラショップで、トートバッグを購入。
これは、ちょっと可愛いじゃない。
しかも、香港でしか売っていない。
ただ、ビニールの匂いが、少し強いか。
とはいうものの、ペニンシュラなんだもんね。
さて、これがメインのお土産だ。
300香港ドル。4500円ぐらいかな。結構するね。

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(ペニンシュラのショップは、可愛いですね)
後は、さらにエコバッグといきましょう。
そこで、調べてあった、ペニンシュラの近くにあるハーバーシティに移動した。
ここにシティ・スーパーがあって、そのエコバッグが可愛いという。
でも、行ったらお店は無かった。

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(ハーバーシティからの眺めは、綺麗だった。)
なので、次のお店に向かう。
これも、近くにある「奇華餅家」さん。
ここはエッグロールというお菓子が有名だ。

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まずは、店に入ってエッグロールを購入。
そして、エコバッグを2つ買った。
若い女の子が、これも美味しいと言うので、レジ前の袋を2つ追加で購入。
ここのエコバッグは、デザインが可愛いんですよね。

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さて、お土産はこれで済んだ。
ネイザンロードの向こうにマンゴーのスイーツのお店がある。
許留山である。
この系列は、以前にも旺角で行ったことがあるのですが、有名なスイーツのチェーン店だ。
マンゴープリンも人気がある。
ここで、マンゴーのスイーツを食べる。

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ただ、あまりにもレジにいた店員の態度が横柄で、ここまで人を馬鹿にした接客があるだろうかと、いや、接客というよりも、人としておかしい態度だったので、スイーツの味やお店については、これ以上触れないでおこうと思う。
さて、気を取り直して、もう最後の夜も、あと少しである。
香港と言えば、通りに長く飛び出したお店の看板が有名だ。
そこを、アクション映画でも2階建てのバスで走るシーンが、よく登場する。
それを、安く体験する方法が、ネットに書かれていた。
スターフェリーの乗り場から発車する路線バスに乗って、ネイザンロードを旺角のあたりまで乗るという方法だ。
この方法のポイントは、バスの2階の先頭に座るということだ。
まずスターフェリーのバス乗り場に移動。
すると、予定していた6番のバスが停まっていた。
慌てて乗り込む。
ただ、ネットには「美孚」(メイフー)行きに乗れと書いてあったのですが、乗ってから気が付いたら、別の場所に行くバスだった。
とはいうものの、同じ番号なら同じような路線を走るはずだと思って、乗っていると、果たしてネイザンロードを走り出した。
そして、夜のネイザンロードの夜景と、道路に飛び出した看板をバスの2階から楽しむ。
なのだけれども、凡が以前に香港に来たのは、どうだろう、15年ぐらい前の事じゃないだろうか。
その時は、もっと道路の看板が、ひしめく様に続いていた。
でも、今回来てみて、その数が激減しているように思う。
なので、バスの2階からの看板見物も、少しばかり期待外れだった。

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(15年前は、これぞ香港というぐらい看板が道路にはみ出していたんですが、激減していた)
旺角あたりで、降りる。
さて、これから香港最後の夕食でも食べに行きましょうか。

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(今晩が、香港最後の夜だと思うと、名残惜しい)

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(香港や台北に行ったら、必ず買うもの。ポケットティッシュ。1枚がしっかりしていて、丈夫です。西洋人は、1回では捨てずに、1枚で何回も使用するようです。ただ、いつもは普通サイズを買うのだけれど、間違ってプチサイズを買ってしまった。)

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    日本食のランチが48香港ドルと言う事で行ったのに、128香港ドルと言われたらなんだか嫌な気分ですよね・・・
    香港で散髪ですか?
    これはレベルが高過ぎますね
    もはや冒険に近いのでは???
    仕上がった髪型はやはり香港の若者っぽいですね
    なんだか少し若くなった感じだし、日本人離れしたようにも見えますよ~
    エッグロールにエコバッグ、なかなか渋い物をお土産にしましたね
    エッグロールは食べた事ないので、いつか真似して買ってみたいです!
    最後のマンゴーデザートのお店、店員がかなり嫌な感じだったのですね
    人としておかしな態度とは、相当気分を害された事でしょうね・・・
    旅先でこんなのと出会うと、楽しさ半減ですよね
    でも気分を変えて先に進まれたのは流石凡蔵さんですね
    腹を立てていたら、せっかくの楽しい旅が台無しですからね
    大人の対応立派です

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    日本食のランチは、たぶん48香港ドル「から」という意味でしょうね。
    香港の日本食は、どんなんかなと興味を持ったのですが、2000円弱を出してまで、写真のランチを食べたいとは思わなかったので、店を出ました。
    それほど流行ってなかったので、注文しなくて良かったかもです。
    それから、散髪屋は、この辺りには沢山お店があって、それでまた迷いました。
    それに、1階なら、外から中の様子を見やすいのですが、ほとんどが2階にお店があるので、入るまでは度ドキドキでした。
    でも、横と後ろが短くなったので、気分はスッキリしましたよ。
    1・9分けの1は、シャワーをしたら、自分ではどうしても、分け目を入れることが出来ないです。
    でも、写真で見ると、おかしな髪型ですよね。
    マンゴーのスイーツのお店は、15年ぐらい前に行ったときは、旺角の別のお店だったんですが、すごく良かったんです。
    今も、たぶん、この1人だけが、おかしな人で、他の人は、ちゃんとしていると思うのですが、その1人の為に、残念な気持ちになってしまいました。
    それに、その場で注意をできなかったので、その自分にも少し腹が立ったのではあるんですね。
    でも、せっかくの香港だから、いつまでも怒っていたら、勿体ないですもんね。
    あ、それから、エッグロールは、美味しいですよ。
    他にも有名なお店があるみたいですが、ここも美味しかったです。

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