平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(557)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(207)

12月14日。
大阪のオリックス劇場で開催された中島みゆきさんのコンサート「一会」である。
開演のアナウンスあって、幕が開いた。
凡の席は1階の真ん中より少しだけ後方で左右の位置で言うとど真ん中である。
凡は映画もそうだけれど、自分で席を選択できる場合は、少し右寄りの位置を確保する。
何故なら凡は座高が高いので後ろの人が気になるからなのである。
ステージに向かって斜めなら後ろの人も前の人の隙間からステージを見ることができる。
なので凡としても気が楽なのである。
ミニボンと行く場合でも、これは理屈が反対なのですが、やっぱりステージに向かって斜めの席を選ぶ。
何故なら、ミニボンは他の人と比べてやや背が足りないので、真ん前に座高の高い人がきたなら見えないのである。
なので、斜めなら間から見えることがあるからだ。
でも、今回は凡の後ろの座席も地面に傾斜がついているので、真正面でも後ろの人に気を遣わなくてもいい。
それに、凡の前は通路だから、前の人の頭を気にする必要もない。
そんな状況でのど真ん中である。
幕が上がってみゆきさんがステージの登場する。
凡は、愕然としてみゆきさんを見つめた。
これほどまでに、ど真ん中という位置には、その場所のエネルギーが集中するものだったのか。
今までは斜めでも充分にみゆきさんの美しさを感じていた。
でも、ど真ん中は、そのレベルが違ったのである。
凡はソファに座っている。
そして、目の前にみゆきさんがいて、一所懸命に凡に今日1日にあったことを話してくれるんだ。
みゆきさんの大きな声で、「あのさあ、今日ねスーパーでお肉が半額だったからさあ、、、、。」
みたいなね。
或いは、それが歌だったりする。
そんな感じなんだ。
ただ、コンサートの場合は、そのソファの位置がみゆきさんから遠く離れているだけだ。
そして、凡とみゆきさんの間に、観客と言う他人が何人も座っている。
でも、それでも1対1なんだ。
凡とみゆきさんは、確実に相対している。
みゆきさんが手を前に差し伸べて歌う時も、それは凡に向かって手を差し伸べているんだ。
凡がいて、みゆきさんを見つめている。
そして、みゆきさんの視線の先には凡がいる。
どうにもこうにも、こころが高ぶるど真ん中なのであります。
とはいうものの、みゆきさんの見つめるど真ん中ではありますが、悲しいかな凡には焦点があってはいないのであります。
このあたりは正確に分析しない方が精神上よろしいだろう。
そして、凡の18列という席は、肉眼でも何とかみゆきさんの表情を捉えることができそうな距離ではあります。
なのではありますが、凡はおもむろに双眼鏡を目に当てた。
みゆきさんの表情がクリアに見える。
そして思った。
「あれ?みゆきさん痩せたのかな。」
凡はみゆきさんが、みゆきさんにとって、痩せた方がいいのか、ふっくらとしていた方がいいのか、それは分らない。
何故なら、凡はどっちのみゆきさんも大好きだからだ。
だから痩せていても一向に構わない。
なので、どちらがいいかというと、みゆきさんの身体の調子がいい方がいい。
痩せたみゆきさんも絶品に美しい。
とはいうものの、時間が経つにつれて、「あれ?みゆきさん、ひょっとして今日は調子が悪いのかな?」と思った。
トークの時に、鼻をすすっていて、それをトークのネタにもしていたんだけれど、1回じゃなかったし、今までステージで鼻をすすってたことなかったものね。
それに、凡は歌の事は詳しくないけれども、何度も歌詞が詰まるというところまではいってはいないんだけれども、そして上手く説明できないんだけれども、歌がほんの少し詰まるような場面が何回もあったような、そんな気がした。
何か風邪でもひいたのかな。
そんな心配を少しばかりしてしまいました。
でも、ステージのみゆきさんは、それでも美しくて、可愛くて、たくましくて、可憐で、いやどうにも褒め言葉しかでてこないよ。
そして、双眼鏡の凡の目に留まったのは、みゆきさんの鎖骨だ。
美しい。
身体には沢山の骨がある。
そんな骨の中でも、外から見てもその骨の形がはっきりと分るというのは、鎖骨ぐらいだろう。
胸の上にあって、少しの圧力でも折れてしまいそうな華奢な骨。
その華奢な力弱いイメージが、どうにも堪らない訳で、特にみゆきさんのような白く透き通るような肌に、静かに横たわっている鎖骨なら、どんな男性でも我を忘れて頬ずりをしたくなるのは仕方がないことなのかもしれない。
凡だってしたい。
みゆきさんの鎖骨にほっぺたすりすりとね。
凡はテレビでも街中でも綺麗な女性に見とれることがあるが、大概に於いて美人は鎖骨がキレイだ。
鎖骨の綺麗な女性は、ほぼまず間違いがなく上品で顔も綺麗だ。
そんな女性は、大概は胸の開いたワンピースを着ている。
趣味はお料理だとかで、家庭的なところもある場合も多い。
まあ、みゆきさんはどうだか知らないけれどもさ、みゆきさんの鎖骨は絶品である。
もうその存在が美の象徴なのだ。
ちなみに、凡の家庭にはミニボンという奥さんがいる。
でも、外見からは鎖骨を発見することが困難である。
そんな体系だ。
というか、丸い。
勿論、ミニボンも人間であるからして鎖骨はたぶんあるだろう。
目をつぶって指先に神経を集中させて触診をすれば、その鎖骨のありかを発見できる可能性もあるのかもしれない。
どうにも奇妙な生き物であるが、凡にとっては大切な奥さんである。
鎖骨がなくても仕方がないというものなのである。
さて、そんな鎖骨に見とれてしまった凡なのでありますが、やっぱりみゆきさんは笑顔が絶品なのであります。
みゆきさんの笑顔を見ていると、数秒ごとに癒されていくのが解る。
こころの凝り固まった部分が、ゆるりゆるりとホグレテいくのである。
まさに「癒し」だ。
最近の若い女性が、子犬や猫を見て、「癒されるーっ。」なんて言っているけれども、見当はずれも甚だしい。
自分が見ている対象物と、それを見た時に起こる気持ちの動きと、その結果自分の考えや気持ちの状態がどういう風に変化したかを、冷静に振り返ってみてほしい。
若い女の子が言うところの「癒されるーっ。」という言葉は、正確に言うなら単に「可愛い」とか「ほのぼのとする」とか、そんな意味でしかない。
それは癒しではない。
自分ではどうすることも出来ない心の痛みや、身体の不調和が、爽やかな風に吹かれて霧が晴れるように快癒してしまうこと。
これが癒しだ。
そして、そんな痛みやシコリが出来てしまった考え方や性格や行動などの原因が、自分でもクリアになって、そんな原因に捕らわれることなく解放されること、それが癒しだ。
みゆきさんにはそんな癒しがある。
それは、みゆきさんの笑顔によって癒されるのである。
何故なら、みゆきさんの笑顔は美しく、そして本当の笑顔だからである。
そして、みゆきさんの笑顔はみんなを幸せにする和顔施であるからである。

テレビでお笑い芸人が笑っている「笑い顔」ではないからなのであります。

そんなみゆきさんの笑顔に癒された凡なのでありまして、もうステージの前半が終わるころにはメロメロ状態なのでありました。
そうだ、前半と言えば、ライカM4は、やっぱりど真ん中で見ても、どうにもこうにも可愛いのでありました。
あの振り付けは最高です。
片手を耳に、片手を腰に当てるポーズも絶品だけれども、歌の歌詞で♪モデルは黙り込んで踵を返す♪というところで、右脚で地面をケンと蹴るんだけれど、あの仕草がこれまた可愛くて可愛くて、どうしましょう。
と、どうしましょうと悩んでいると1部の幕が下りたのであります。

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(開演前にスタンプをペタン。いちおうはね、ハンコ押しとかなきゃ。)

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