平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(549)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(199)

みゆきさんの月イチの放送は、何と言っても即ブログを書かなきゃね。
んでもって。
話は11月17日の中島みゆきさんのコンサート一会に行った時の、お昼頃に戻ります。
ホテルに荷物を預けたなら、お昼ご飯でも食べるお店を探しながらぶらぶらと御茶ノ水を歩いてみることにする。
まずは、御茶ノ水の駅に凡はこころ惹かれた。
学生時代や若い時にも来たことがあるのですが、御茶ノ水の駅っていいですよね。
両脇にある橋から見ると神田川のビックリするほどの高低差が何とも情緒ある雰囲気を醸し出している。
それに気が付いて街を歩いていると、普通の道にも結構な勾配があることに歩いているとを知らされる。
1度このあたりの地形図を見てみたい気がした。

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(別の時間帯に撮ったのですが、この風景が好き。)
駅前には丸善があり、手ごろな飲食店もある。
ぶらぶら歩いていると「キッチン・カロリー」というお店に目が留まった。
カロリーか。
素敵な響きのというか美味しそうな響きの店名じゃないか。
凡はヘルシーだとか身体にやさしいなんて謳い文句の料理は大嫌いだ。
何故そんなものを食さねばならないのかの理由が見つけることが出来ない。
聞いただけで食欲がなくなってしまう。
料理というのは食べたいものを美味しいなと思って食べるべきである。
美味しいなと思って食べるからこそ脳が喜んでくれるわけで、その方がよっぽど精神衛生上良い筈で、詰まるところ身体に良い筈なのである。
少なくともヘルシーと言われる料理をイマイチだなと思って食べるよりはよっぽど体にいい。
ちょっとぐらい身体に悪いものでも美味しいなと思って食べれば、あとは身体がなんとかうまい具合に処理してくれる。
と、これは凡の勝手な推測だけじゃなくて、先日テレビで名前は忘れたが偉い先生がおっしゃっていた。
なんてことを言っているから中性脂肪が1000を超えたり、痛風で足を引きずりながら病院にいって先生に叱られるのではある。
ということで、お昼は身体によいカロリーさんの大エビフライとカロリー焼き940円を食べる。

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肉は写真よりは薄い気がしたが凡は薄い肉が好きなので、これは丁度いい。
何よりもいいのは、鉄板がこれでもかというぐらいに熱せられていてジューというシズルがどうにも堪らなく食欲を刺激してくれる。
肉も焼肉のたれのような甘味は少なく、これなら毎日でも食べられる味付けだ。
量、味ともに満足で店を出る。
きっと身体にいいことをしたんだと思う。
チェックインの時間までまだあるので、ぶらぶら散歩でもしてみよう。
近くに神田明神があるということなので行ってみることにした。

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東京へ来て有名な神社を訪ねるということで、少しばかり観光気分で楽しい。
まずはお参りをして境内を散策。
社務所へ行くと、これはこれはお守りの数の多いこと。
昔からある勝守を始め縁結びやお願い事のお守り、それに現代的なのがIT情報安全お守りやペットお守りなど沢山の種類のお守りが売られていた。

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(萌えなお守りは、なかなか面白いですね)
ここでまた凡のお守り不要論が出てくる訳なのでありますが、これはもしお時間がありましたらアーカイブのブログを読んでくださいましね。
(お守りは捨てよう)
ただ、商売繁盛のお守りだけは効果がありそうではあります。
そんなことを考えながらぶらぶらしていると一角に神馬を発見。
一目見て凡はその神馬にこころを奪われた。
神馬と言っても小さくて可愛いポニーなのである。
近くに寄ってみると、さらに可愛いのでありますが、実におとなしいのです。
誰でもが可愛いと思うのだろう。
みんな集まってきて、じっと眺めている。
或いは写真を撮ったりしている。
そんな周りからの視線もあるのですが、じっとして動かないのです。
じっとおとなしく立っている。
その姿が、またいじらしくもあり、けな気なのであります。
しかも、その神馬の名前が「神幸号(みゆきごう)」(愛称は明(あかり)ちゃん)なのである。
「みゆき」という名前は、たとえ人であってもポニーであっても、凡のこころを捕まえて離さないようであります。
みゆきさんを見に来て、みゆきちゃんに会うとは、まさしく一会である。
なかなかうまく写真に撮れなかったが、なみふくの写メ係りにメールで送った。

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でも、参拝者の誰もが、みゆきちゃんに心奪われたと思う。
凡もまた、その神馬のポニーをじっとみたり、写真を撮ったりして、気が付いたら30分ぐらいその場でみゆき号ちゃんに見とれていたのである。
みゆきちゃんにこころを残しながらも神田明神を出て、湯島の聖堂を抜けて歩いていると昌平橋というところまで来た。
ここから神田の神保町へ行ってみることにする。
神保町へ着いたら古本屋をぶらぶらと見て回ろうと思っていたのですが、ちょっと喫茶店で休憩。
何しろあんまり歩き疲れては夜のコンサートで全力を出せない。
「神田ぶらじる」さんへ入る。
この辺りには、このぶらじるさんのような雰囲気の良い喫茶店が、他の喫茶店には入ってないのですが、街の雰囲気を見ると多いように見受けられる。
そんなところも神田の魅力のひとつだろう。
学生の匂いというか、学生時代の匂いを思い出して、コーヒーを頂いた。

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さて、古本屋を散策してみたいので張るけれども、そろそろホテルに戻った方がいい。
なので、散策は諦めてホテルに向かって歩き出す。
戻り道にカレー屋があった。
コンサート前に少し何か食べておきたい。
でも、直前に食べるのは避けたい。
とはいうものの、今はあまりお腹が減ってはいない。
でも、カレーなら食べられそうだし、コンサートの時間には丁度いいお腹具合になっている筈だ。
ということでカレーを食べることにした。
「エチオピア」さん。
店名はエチオピアなのだけれど、売っているカレーはみんなインド風と書かれている。
疑問はあったのだけれど、店員はアルバイトのようだから、それは追求せずにエビカレーを注文する。

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なるほどインド風の味付けである。
それを普通のカレーライスのようにご飯にかけてある。
カレーの刺激が、むしろ胃腸を動かしてくれたようで、ホテルに戻った時はちょうどいいお腹のぐあいではあった。
16時にホテルにチェックイン。
今夜お世話になるのはホテル・ジュラクさん。
御茶ノ水の駅から歩いてすぐの距離にあるので何かと楽である。
部屋は普通のビジネスホテルという感じですが、ベッドメイキングなども綺麗にしてあるので、清潔感があって良い。
それよりも何よりも、部屋に着いて特筆すべきことは、ベッドとバストイレの間の壁がガラス張りだということだ。
ビジネスホテルのしかもシングルで、何でこんなガラス張りにしたのか、まったくもって不明である。
トイレをしながらベッドを見るためか、ベッドにいながらバスタブを見るためか。
いずれにしてもシングルなんだから、それがどうしたんだろう。
そんな疑問もまた旅においては楽しいものではありますが。

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さて、ホテルで荷をほどいたら、手持ちのバッグからカメラなど要らない物を出して、身軽にして出発しましょう。
ホテルを出て、会場の東京国際フォーラムへ向かう。
会場へ着いたら既に長蛇の列が出来ていた。
時刻は17時15分。
あと少しで会場だ。
大人しく列に並んでいる時に、凡は心の中で叫んだ。
「しもたー。」
またしても今日もまた「しもたー。」と言ってしまったのである。
何がシマッタのか。
双眼鏡を忘れたのである。
今回の席は1階席だ。
とはいうものの、国際フォーラムのAは5000席とホールの中では最大級に広い。
なので1階といっても遠い。
きっと遠い。
なので、みゆきさんの可愛い顔を見ることが出来ないかもしれないのだ。
凡は何を目的でコンサートに来ているかというと、もちろんみゆきさんの近くに行きたいということなんだけれども、それは歌を聴きに行くというよりも、みゆきさんの姿形を見たいのである。
然るに双眼鏡を忘れるとは、いくらコンサート会場に入ったといっても、その目的を達成したとはいえないのであります。
ただ、開演は18時30分だ。
今からホテルに引き返して双眼鏡を取ってくるということも考えらえれた。
とはいうものの、ここは東京だ、時間前に戻れる自信が無い。
凡は泣く泣く諦めて、裸眼でみゆきさんを見ることにした。
まあいい、たとえ見えなくても、みゆきさんと今この瞬間、同じ場に凡が存在しているんだということに意識を集中させよう。
そう言い聞かせていたら、「ウエーン。」と大きな声で泣き出しそうになった。
すると並んでいた列が動き出した。
いよいよ入場であります。

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