平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(471)そのソースは本当なの?

大井町に向かう京浜東北線の電車に乗って、車内にいる人を漠然と眺めていた。
東京はなんたって人が多いから好きだ。
イヤホンから流れる音楽に耳を傾けながら目を瞑っている人。
ピンクの付箋を何枚も付けたビジネス本を真剣に読む若いサラリーマン。
話に花が咲いている年配のお姉さん。
沢山の人がいるものだなと思う。
そして思うのである。
この社会の中で生活している人の99パーセントは、噂話で動いているのではないかと。
この99パーセントには、もちろん凡も含まれる。
人は何かの行動をしようと思った時、何も考えないで動くこともあるだろうけれど、大概は何かの判断をもって動くものだ。
そしてその判断には、それを判断するソースがある。
それは、月並みな言葉で言うと知識と経験ということになるのだけれど、具体的には、学校で習ったことや、誰かに聞いたこと、本で読んだこと、テレビで見たこと、或いはいままで自分が経験したことだろう。
ただ、凡にとっては、経験で得た役に立つソースというものは何もない。
あっても、どうやったら美味しいものが食べられるのかっていうようなアホなソースでしかない。
ほとんどが、他人からの情報だ。
他の人も案外そんなものじゃないかと思う。
そして、思うのであります。
そのソースって本当の事なのですかと。
凡自身に問いかけるのであります。
「凡!あなたの今考えていることのソースは本当の事なのか。」と。
本当の事でなければ、それは単なる噂話でしかない。
しかも、これは凡だけでなく他人もそうであるなら、日本中の人が信じている噂話ということであって、それは余計に厄介なことになる。
学校で習ったことも、噂話だ。
本で読んだことも、噂話だ。
誰かに聞いたこともね。
例えば、1プラス1って聞かれたら、日本中の子供たちは2って即答できるだろう。
それは間違いなく正解だ。
でも、その正解は、本当に正しいのだろうか。
ここにヒネクレタ天邪鬼な小学生がいて、それは10だって答えたらどうだろう。
それも正解に違いない。
2進法では、答えはそうなる。
でも、社会は10進法で動いているので、誰もが2という答えを疑わない。
何となく窮屈だと感じるのは凡の頭がヒネクレているからかもしれない。
世の中に11進法とかで生活するエリアが存在しても面白いと思うんだけれどなあ。
これが、算数だったら単純な話だけれど、歴史なんてことになると、もうほとんどが噂話である。
聖徳太子が十七条憲法を作ったと教科書には書かれている。
凡もそう習った。
でも、それは誰が確かめたのかと思う。
昔の学者が、昔の文献を開いて、或いは言い伝えを元にして、「聖徳太子が十七条憲法をお作りになった。」と結論付けた。
それを、日本中の人誰もが疑わずに信じている。
そして、それを誰もが自分では確認しないまま、ソースとして頭の中にしまいこんでいるのです。
日本中の人が信じれば、噂話も事実となる。
聖徳太子が憲法を作ったのではないとか、聖徳太子自体が存在しなかったなんて説もあるけれども、99パーセントの人はそれを知らない。
医学の世界でもよくある話で、10年前はこれが正解だったものが、今は不正解なんて理論がいくつもある。
今日本が、リーダーとしてやっている地球温暖化対策も、本当に二酸化炭素が原因なのだろうか。
その裏付けとなる理屈も、半分は想像からきているという説もある。
そうなったら、日本全体は噂話を御旗に掲げて突き進んでいることになって、無意味な行進に一所懸命になっているということになる。
街で宗教活動をしている人を見ると、こちらから質問をしてみたくなる時がある。
その信じている宗教の中心人物がキリストさんなのかブッダさんなのか誰なのか知らないけれど、その人の言っていることは、随分と昔の人だと思うんだけれども、それは正しいことをおっしゃった人ですかと。
そして、それを疑わずに信じ切ってしまっていいのですかと。
凡自身では、その人が何を信じようと構わないのですが、そんなに盲信してしまって大丈夫なのかなと心配になってくるだけなのであります。
でも、そういう人は案外と、幸せなのかもしれない。
凡のようにヒネクレまくって、それでいてモガキ苦しんでいる人よりもね。
ということで、いろいろ社会が動いているその元になっているのは噂話だと書いてきたのですが、それは噂話を否定してる訳ではないのであります。
ここで誤解のないように書いておきたいと思います。
今まで、凡はそんな社会の噂話で生きてくることが出来たのでありますし、それはそれで噂話に感謝なのであります。
ただ、今ある事象が噂話だって思って眺めることは、そしてそのソースは本当なのかなって思うことが、凡にとっては楽しいことだし、他の人にとっても楽しい暇つぶしになるんじゃないかなと思うのであります。
先日、職場でテレビドラマの話をしていたときに、ある女優さんの話になって、その女優さんは可愛くて、主役級の役柄をやっている人なのですが、「あの女優さん綺麗だね。」なて話をしていると、職場の年配のお姉さんが、「あの子、キッツイで。」と言ったのであります。
そのソースはどこから来たのかは知らないけれど、多分女性週刊誌だとかそういうところからだと想像するのでありますが、その断定ぶりに大笑いしたことがあります。
身近なちょっとしたところでも、まったく根拠のない噂話が、そのお姉さんのソースとなって、きっぱりとした断定となる。
そんな噂話は、これは身近なところの人間関係に笑いをもたらすものでありまして、噂話のオマケというものかもしれません。
1週間ぐらい前のことだろうか。
ミニボンが友人3人と食事に行った時の事です。
食事会と言っても、食事がメインというよりはお喋りがメインなのでしょうね。
その時に、ミニボンがいつも鼻が高くなる儀式をしているという話をみんなに披露したそうです。
その鼻が高くなる儀式と言うのは、鼻を高くしたいという理由で、毎晩寝る前に鼻を思いっきり親指と人差し指で摘まんで引っ張るという、単純と言うか、非常に物理的な方法なのでありますが、それを学生のころから今までずっと、やり続けていたのであります。

そして、それを結婚してもずっとやっていて、凡はそれを知らなかったのでありますが、それは以前にブログに書きましたので、もし時間を持て余している人がいたら、良ければそちらを読んでくださいね。

それでもって、その鼻の儀式の話を食事会で話したそうなんです。
想像では、大いに皆に笑われたと思うのであります。
そして、その夜。
ミニボンが嬉しそうに、凡に言ったのです。
「みんなが言ってたけど、人間の鼻は一生成長するんやって。」

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