平 凡蔵。の 創作劇場

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どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(410)別府の旅で、いい湯だな。(1)

さて、先日書き始めようとした別府の旅であります。
なみふくの凡の「中島みかん」掲載で、ふっとんでおりました。
一昨年の2012年の5月に、凡とミニボンで別府温泉に出かけたことがある。
その時に、杉乃井ホテルに泊まったのですが、思いのほか楽しかったのです。
棚湯という別府の市内を見渡す広い露天風呂は、あっちでチャプンと浸かったり、こっちでチャプンと浸かったりと、遊園地みたいで楽しい。
また、バイキングの食事も他のホテルに比べて種類も多く、会場の地図がテーブルに置いてあるなど、工夫もされていた。
なので、もう1度泊まってみたいなと思っていたのです。
そんな時に、杉乃井ホテルからのメールで、メール限定のプランがあるというので、1月23日と24日のお休みは、杉乃井ホテルにもう1度行こうと決めたのであります。
(2012年の杉乃井ホテルの旅もご覧くださいませ。バイキングの比較など、これから行かれる方の参考になればと。)

部屋は本館のツインの洋室で1人2食付で8000円、和洋室で10000円だったのですが、迷わず和洋室にした。
何しろ和洋室は広い。
洋室が26平米に対して、和洋室は53平米だ。
凡の住んでいる古い古いそして小さな小さなマンションが、50平米ぐらいなので、凡の家と同じぐらいの広さなんだもの。
リゾートしたいものね。
そんでもって、飛行機はANAのマイルを使った特典で行くことにした。
なので1番早い時間は満席で、10時45分発の11時50分着のANA1687便。
さて、23日の木曜日。
大阪伊丹空港から、大分空港へ向かう飛行機に乗り込む。
席は、2席2席のボンバルディアのプロペラ機。
綺麗なスチュワーデスさんにウットリしていると、早くも大分空港に着陸した。
空港からはバスでJR別府駅に向かうのだけれど、バスが中々来ない。
何便もバスが来るのですが、それには別府と書いてあるのだけれど、別府駅には行かないという。
後で時刻表を見ると、別府北浜というところで下車して歩いても良かったかもしれない。
それでも、ようやく別府駅まで辿り着いたら、荷物をコインロッカーの預けて、駅の観光案内所で「温泉本」を2冊購入。

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温泉本は、500円なのだけれど、本には12か所の旅館やホテルの無料入湯券が付いている。
前回は、無料公共浴場や街中の温泉や、別府保養ランドのどろ湯へ入った。
今回は、この温泉本を利用して、泊まらないと入れないホテルの温泉に立ち寄り湯を、タダでしようという算段であります。
さて、もう1時を回っているので、取りあえずはお昼ご飯といきましょう。
観光案内所で、おすすめの昼食できるお店を尋ねると、もうお昼のランチタイムは終わっているという。
まだ1時過ぎなんだけれど、早いのね。
それでも、ここだったら開いているという駅前のお店を教えて貰って行くと、お姉さんがお店の前のメニューの立て看板を仕舞い掛けていた。
尋ねると「もう、ご飯が無くなってしまったんです。」という。
なのでランチは終了らいしい。
仕方なく駅の中のフードコートのようなところを覗いてみると、とり天のお店があったのでここで食べることにした。
とり天に、日田焼きそばというのがあったので、それも注文。

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(味は美味しい。ただトレーが汚れているように見えるので、素材を変えた方がいいかも。)

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その日田焼きそばが、これは意外にも美味しかった。
そばが、すこしパリパリ感があって、今までにない食感だ。
お店のお姉さんに尋ねると、多めの油で麺を焼いているという。
これは、みんなが知ったら、多分流行るんじゃないだろうかと思った。
さて、杉乃井ホテルには、3時ぐらいの送迎バスに乗る予定だ。
それには、あと1時間ぐらいしか時間が無い。
早速、温泉本に掲載されているホテルの温泉に入りに行きましょう。
温泉本を広げてホテルや旅館のお風呂の利用時間を確認する。
駅前から海に向かって歩いていくと北浜と言う場所があって、ここはホテルが集まっている。
別府湾を眺めながら温泉を謳っているホテルも多い。
とはいうものの、温泉本の使える時間帯がホテルによって違っていて、3時からなんていうところも多く、それだと杉乃井ホテルの送迎バスに間に合わない。
それで、選んだホテルは、海の間際にある「花菱ホテル」さん。

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駅から真っ直ぐ海に向かってあるいて、海に突き当たったところがホテルだ。
フロントで温泉本を見せると、スタンプを押してくれる。

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この温泉本の素晴らしいところは、今1月に買ったのに、有効期限が9月30日まである。
今回に回りきれなくても、また来ればこの温泉本を使ってタダで温泉に入れるのです。
500円なのに。
それに別府を上げて観光客に楽しんで貰おうと言う気持ちが詰まっている。
素晴らしいですよね。
さて、花菱ホテルさんのフロントで温泉本を見せると、気持ちよく案内してくれた。
タダでも優しく接してくれるのは、本当にうれしいね。
大浴場に行くと、1人の男性が温泉に浸かっていた。
後は凡だけなので、何となく、ものすごく得をした気分である。
浴槽は2つあって、どちらからも別府湾が目の前に見ることができて、出来ることならゆっくりと入りたい温泉である。

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とはいうものの、ホテルの送迎バスの時間もあり、ミニボンと30分で待ち合わせをしているので、浸かるだけでお風呂を出た。
脱衣所の洗面台や、アメニティも宿泊者同様に使用することが出来て、これは中々1軒めにしては正解でありました。
さて、まだ駆け足なら1軒ぐらいの時間が取れそうだ。
折角の温泉本だから、もう1軒立ち寄りたい。
花菱ホテルさんのすぐ近くに「ホテル雄飛」さんがある。
急ぎ足で向かった。

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ホテル雄飛さんは、料理旅館のようで食事が評判のホテルのようです。
案内されたお風呂へ行くと、やや狭い脱衣所を挟んで両脇に室内風呂と露天風呂があった。
温泉本の説明には大浴場と露天風呂とあるけれども、実際はこじんまりしている。

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ここも室内風呂にはご老人が1人先に湯船に浸かっていた。
凡も先に室内風呂に浸かり、すぐに露天風呂にも浸かって、ホテル雄飛さんの御風呂を終了した。
出口で待ち合わせたミニボンと急ぎ足で別府駅に急ぐ。
駅に着いたら丁度杉乃井ホテルの送迎バスが到着したところだった。
さてさて、楽しみのホテルに向かうことにしよう。
それにしても、温泉本は500円なのですが、花菱ホテルさんの入浴料500円とホテル雄飛さんの入浴料500円を考えると、もう既に温泉本の元を取ったのであります。
(別府温泉には、2012年にも行ってきたのですが、もしお時間ありましたら、そちらも是非ご覧くださいね。地獄蒸しや保養ランド無料公衆温泉なんかも、書いていますので、これから行かれる方はご参考に。)

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